761 / 1,656
皆が頑張ったんだよ!!
しおりを挟む
「レン報酬はしっかりと受け取ってくれ、お前は命を賭けてこの街を守った、だから報酬は受け取るべきだ」
祭りに回して発言がきにいらなかったのか、アレックスがそう言うとエリアルさんもその言葉に頷く。
「お金はいくらあってもいいわ、受け取っておきなさい、それに今回の祭りはギルドが取り仕切るからお金に関しては心配することは無いわ、こういう時の為にギルドは稼いでいるのだから」
「へ?」
『こういう時の為にギルドが稼いでいる』の意味が分からず首を傾げる。
「ギルドが素材を買取して商人達に売って利益を出してそれをため込む理由は今回みたいな緊急事態の時に使う時の為なのよ、だから今回はため込んだのを使うからお金に関しては気にしなくていいわ」
なるほど・・・・・・ギルドの運営ってそんな感じなんだ?商会でもないのに利益を上げるのに躍起になってたギルドもあったしね。
「それに店や商人たちに補助金を出すことが決まってるからお金に関しては気にしなくていいのよ」
へえ補助金も出すんだ、それはびっくり。
「んじゃその補助金に少し上乗せすればいいじゃん、そうすれば予定より豪華な祭りになるよ?それに多分暫くアズエルに戻ってこれないから報酬を受け取れないんだよ」
多分【大災害】が収まり魔物と倒した数、貢献度等を調べた後に報酬を決めるんだろうけどあたしは【アラビータ】で喧嘩してて戻ってこれないからね、だったらみんなが喜ぶことに使いたいじゃん?
「てことでよろしく」
そう言って早々に執務室を出て家に帰る。
「ただいま」
「「お帰りなさいませ」」
ポーラとテレスが出迎えてくれた。
「あたしは【アラビータ】に戻るよ、悪いんだけど子供達を頼むね」
「もう帰るのですか?【大災害】でゆっくり出来なかったのではありませんか?少しお休みになられては?」
ポーラが心配そうにそう言って来たけど左右に首を振る。
「そうもいかないさ、さぼれば【ドラクーン】の皆に迷惑をかける、それはしたくない」
あたしがそう言うと二人共深いため息をついた。
え?どうしたのさ?
「判りました、ですがあまり無理はなさらぬよう」
「セイさんレン様をお願いします」
・・・・・・何であたしをお願いされるのかなテレスさん?
「子供達に会いたいけど今誰もいないみたいだから、諦めるよ、んじゃ後は任せるね」
「「畏まりました、行ってらっしゃいませ」」
2人の返事を聞いた後にケネスダスの【カグヤ商会】の倉庫へと転移した。
見慣れた倉庫内に転移した後にエルスさんとカロラが居るであろう仕事部屋に行くと、ミズキも部屋に居て3人して何かの資料を見ている所だった。
「ただいま」
あたしの声に振り向く3人は笑顔になり頭を下げる。
「お帰りなさいませレン様」
「お待ちしていましたレン様」
「お帰りなさいませレン様」
あたしも椅子に座り話に加わることにする。
「頼まれた物は全て揃えてあります後ほど【アイテムボックス】にしまってください」
「あいよ」
流石カロラキチンと4日で揃えてくれたようだ、出来る女だね!!
「4日子供達とのんびりできましたか?」
エルスさんがそう聞いてきたので苦笑しながら首を左右に振る。
「アズエルに戻って直ぐに【大災害】が起きたからそれに対応してた」
笑顔で聞いてきてあたしの返事に顔を引き締めるエルスさん。
「・・・・・レン様がここに居るという事はもう収まったのですね?」
「多分ね、今日と明日の様子見で決めるって」
「良かった・・・・・」
ホット一息しているエルスさんにカロラがあたしに視線を向ける。
「4日で【大災害】が終わったとは・・・・・レン様・・・・・・どれだけ暴れたんですか?」
ちょ!!!皆が頑張ったんだよ!!あたしは暴れてないよ!!
祭りに回して発言がきにいらなかったのか、アレックスがそう言うとエリアルさんもその言葉に頷く。
「お金はいくらあってもいいわ、受け取っておきなさい、それに今回の祭りはギルドが取り仕切るからお金に関しては心配することは無いわ、こういう時の為にギルドは稼いでいるのだから」
「へ?」
『こういう時の為にギルドが稼いでいる』の意味が分からず首を傾げる。
「ギルドが素材を買取して商人達に売って利益を出してそれをため込む理由は今回みたいな緊急事態の時に使う時の為なのよ、だから今回はため込んだのを使うからお金に関しては気にしなくていいわ」
なるほど・・・・・・ギルドの運営ってそんな感じなんだ?商会でもないのに利益を上げるのに躍起になってたギルドもあったしね。
「それに店や商人たちに補助金を出すことが決まってるからお金に関しては気にしなくていいのよ」
へえ補助金も出すんだ、それはびっくり。
「んじゃその補助金に少し上乗せすればいいじゃん、そうすれば予定より豪華な祭りになるよ?それに多分暫くアズエルに戻ってこれないから報酬を受け取れないんだよ」
多分【大災害】が収まり魔物と倒した数、貢献度等を調べた後に報酬を決めるんだろうけどあたしは【アラビータ】で喧嘩してて戻ってこれないからね、だったらみんなが喜ぶことに使いたいじゃん?
「てことでよろしく」
そう言って早々に執務室を出て家に帰る。
「ただいま」
「「お帰りなさいませ」」
ポーラとテレスが出迎えてくれた。
「あたしは【アラビータ】に戻るよ、悪いんだけど子供達を頼むね」
「もう帰るのですか?【大災害】でゆっくり出来なかったのではありませんか?少しお休みになられては?」
ポーラが心配そうにそう言って来たけど左右に首を振る。
「そうもいかないさ、さぼれば【ドラクーン】の皆に迷惑をかける、それはしたくない」
あたしがそう言うと二人共深いため息をついた。
え?どうしたのさ?
「判りました、ですがあまり無理はなさらぬよう」
「セイさんレン様をお願いします」
・・・・・・何であたしをお願いされるのかなテレスさん?
「子供達に会いたいけど今誰もいないみたいだから、諦めるよ、んじゃ後は任せるね」
「「畏まりました、行ってらっしゃいませ」」
2人の返事を聞いた後にケネスダスの【カグヤ商会】の倉庫へと転移した。
見慣れた倉庫内に転移した後にエルスさんとカロラが居るであろう仕事部屋に行くと、ミズキも部屋に居て3人して何かの資料を見ている所だった。
「ただいま」
あたしの声に振り向く3人は笑顔になり頭を下げる。
「お帰りなさいませレン様」
「お待ちしていましたレン様」
「お帰りなさいませレン様」
あたしも椅子に座り話に加わることにする。
「頼まれた物は全て揃えてあります後ほど【アイテムボックス】にしまってください」
「あいよ」
流石カロラキチンと4日で揃えてくれたようだ、出来る女だね!!
「4日子供達とのんびりできましたか?」
エルスさんがそう聞いてきたので苦笑しながら首を左右に振る。
「アズエルに戻って直ぐに【大災害】が起きたからそれに対応してた」
笑顔で聞いてきてあたしの返事に顔を引き締めるエルスさん。
「・・・・・レン様がここに居るという事はもう収まったのですね?」
「多分ね、今日と明日の様子見で決めるって」
「良かった・・・・・」
ホット一息しているエルスさんにカロラがあたしに視線を向ける。
「4日で【大災害】が終わったとは・・・・・レン様・・・・・・どれだけ暴れたんですか?」
ちょ!!!皆が頑張ったんだよ!!あたしは暴れてないよ!!
112
あなたにおすすめの小説
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる