レディース異世界満喫禄

日の丸

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皆が頑張ったんだよ!!

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「レン報酬はしっかりと受け取ってくれ、お前は命を賭けてこの街を守った、だから報酬は受け取るべきだ」



祭りに回して発言がきにいらなかったのか、アレックスがそう言うとエリアルさんもその言葉に頷く。



「お金はいくらあってもいいわ、受け取っておきなさい、それに今回の祭りはギルドが取り仕切るからお金に関しては心配することは無いわ、こういう時の為にギルドは稼いでいるのだから」



「へ?」



『こういう時の為にギルドが稼いでいる』の意味が分からず首を傾げる。



「ギルドが素材を買取して商人達に売って利益を出してそれをため込む理由は今回みたいな緊急事態の時に使う時の為なのよ、だから今回はため込んだのを使うからお金に関しては気にしなくていいわ」



なるほど・・・・・・ギルドの運営ってそんな感じなんだ?商会でもないのに利益を上げるのに躍起になってたギルドもあったしね。



「それに店や商人たちに補助金を出すことが決まってるからお金に関しては気にしなくていいのよ」



へえ補助金も出すんだ、それはびっくり。



「んじゃその補助金に少し上乗せすればいいじゃん、そうすれば予定より豪華な祭りになるよ?それに多分暫くアズエルに戻ってこれないから報酬を受け取れないんだよ」



多分【大災害】が収まり魔物と倒した数、貢献度等を調べた後に報酬を決めるんだろうけどあたしは【アラビータ】で喧嘩してて戻ってこれないからね、だったらみんなが喜ぶことに使いたいじゃん?



「てことでよろしく」



そう言って早々に執務室を出て家に帰る。









「ただいま」



「「お帰りなさいませ」」



ポーラとテレスが出迎えてくれた。



「あたしは【アラビータ】に戻るよ、悪いんだけど子供達を頼むね」



「もう帰るのですか?【大災害】でゆっくり出来なかったのではありませんか?少しお休みになられては?」



ポーラが心配そうにそう言って来たけど左右に首を振る。



「そうもいかないさ、さぼれば【ドラクーン】の皆に迷惑をかける、それはしたくない」



あたしがそう言うと二人共深いため息をついた。

え?どうしたのさ?



「判りました、ですがあまり無理はなさらぬよう」



「セイさんレン様をお願いします」



・・・・・・何であたしをお願いされるのかなテレスさん?



「子供達に会いたいけど今誰もいないみたいだから、諦めるよ、んじゃ後は任せるね」



「「畏まりました、行ってらっしゃいませ」」



2人の返事を聞いた後にケネスダスの【カグヤ商会】の倉庫へと転移した。







見慣れた倉庫内に転移した後にエルスさんとカロラが居るであろう仕事部屋に行くと、ミズキも部屋に居て3人して何かの資料を見ている所だった。



「ただいま」



あたしの声に振り向く3人は笑顔になり頭を下げる。



「お帰りなさいませレン様」



「お待ちしていましたレン様」



「お帰りなさいませレン様」



あたしも椅子に座り話に加わることにする。



「頼まれた物は全て揃えてあります後ほど【アイテムボックス】にしまってください」



「あいよ」



流石カロラキチンと4日で揃えてくれたようだ、出来る女だね!!



「4日子供達とのんびりできましたか?」



エルスさんがそう聞いてきたので苦笑しながら首を左右に振る。



「アズエルに戻って直ぐに【大災害】が起きたからそれに対応してた」



笑顔で聞いてきてあたしの返事に顔を引き締めるエルスさん。



「・・・・・レン様がここに居るという事はもう収まったのですね?」



「多分ね、今日と明日の様子見で決めるって」



「良かった・・・・・」



ホット一息しているエルスさんにカロラがあたしに視線を向ける。



「4日で【大災害】が終わったとは・・・・・レン様・・・・・・どれだけ暴れたんですか?」





ちょ!!!皆が頑張ったんだよ!!あたしは暴れてないよ!!



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