レディース異世界満喫禄

日の丸

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ああああ!!話が通じない!!

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「あ!使徒様だ!!」



・・・・・・・・・・・・街中を歩いて10分もしないうちにコーリアスさんの言いたかったことがわかった・・・・・確かにあたしがここに来た時のコーリアスさんのお出迎えの時に市民も見てたんだよね!!だからあたしが『使徒』って言う話が広まってた!!あたしは『使徒』じゃないのに!!

何とかしてよコーリアスさぁぁぁぁぁぁぁん!!

ってそこの人!!あたしを拝むんじゃないよ!!おじいさんお賽銭を渡さないで!!え?この街の名物のお菓子?うれしいけどそれってお供え物じゃないの?でもお菓子は欲しいかも!!



「使徒様・・・この街をお救い頂き感謝します」



市民の1人がそう言って跪くとそれに倣うようにそこにいた人達が次々に跪きはじめあたしは慌てた。



「跪くの止めて!!、それにこの街を救ったのはこの街の衛兵さんが頑張ったおかげだべ?お礼なら衛兵さんに言ってあげて!!」



と言うと跪いている一人の男性が涙を流し始めた。



「え?あたしなんか変な事を言っちゃった?」



え?泣かれるような事を言った覚えはないんだけど?と思って泣き出した男性にそう言うと男性は跪いたまま首を左右に振り口を開く。



「私はこの街の衛兵をしております、使徒様に『衛兵達が頑張ったからだ』と言われとても嬉しくて思わず涙が・・・・・止まりません」



ああああ!!なんかまた予想外の事が起きた!!お願いおだから泣かないで!1さらに周りの人達の視線が『使徒様』にむけられるから!!



「もう安全だからね!!それじゃあ!!」



あたしは視線に耐えられず逃げるように領主の館へと戻った。





「疲れた・・・・・」



1時間もしないうちに領主の館に戻り溜息をつく事になったよ・・・・流石にこれは予想してなかった!!



「市民達に悪気はないのでお許しください」



真剣な顔でコーリアスさんがいって来たのであたしは口を開く。



「これはコーリアスさんのせいだかね?コーリアスさんがあんな出迎えをしなければあんな事にはならなかったんだからね」



あたしがそう言うと不思議そうな顔で首を傾げる。



「でも貴女様は使徒様ですよね?」



ああああ!!話が通じない!!



「違うっていってるべ?『使徒』はあの時一緒にいたリステアだけなんだよ」



一緒にいただけで勘違いされるとはおもわなかったよ!!と思ってコーリアスさんを見たらコーリアスさんは『本当は使徒なんだけど話が広がるのは好ましくないので黙ってるのですね』って生暖かい視線Bんをあたしに向けて何度も頷いた。



「わかりました、そう言う事にしておきましょう」



その言葉にあたしは慌てて首を左右に振り口を開く。



「本当の事だからね?」



何で信じてくれないのかな?ねえ?聞いてるコーリアスさん?



「これでは使徒様は出かける事は出来ませんな?いかがなされますか?」



コーリアスさんがそう聞いてきたので少し考えた後口を開く。



「この屋敷でのんびりするよ」



家に帰ってもよかったんだけど帰ってる最中に敵襲があるかもしれなから残る事にして、こっちでのんびりする事にした。



「精一杯おもてなしをさせて頂きます」



コーリアスさんがそう言って来ためどあたしは首を左右に振り口を開く。



「あたしにかまうより出発準備の方に力を入れてね?何があるかわからないんだから」



あたし達がいるからある程度の事は防げるけど何が起こるかわからないから備えはしておかないといけないからね。

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