レディース異世界満喫禄

日の丸

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めっちゃ迷惑かけてるじゃんあたし!!

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「んーーー!!!」



昨日夜遅くまで作業部屋で魔道具を作っていて、エルスさん達全員のぶんの魔道具を作くり終わりそのまま部屋に戻りベッドにダイブして今目を覚まして体を起こし両手上に伸ばすようにして伸びをする。



「よく寝た!さっさとおきて朝飯にするべ・・・・ってアリーヌ?」



伸びをした後ベッドの横を見てみたらベッドの横に椅子が置いてありそこにアリーヌが座っていてあたしを見ていた。



「ようやく起きたのね」



あたしを見ながらそう言って来たのであたしは首を傾げる。



「へ?」



アリーヌが真剣な顔で首を傾げるあたしを見た後にため息をついた後口を開く。



「貴女丸一日寝てたのよ」



・・・・・・・・・・・・・は?え?丸一日?え?と思って窓を見てみると外は真っ暗・・・・つまりは夜だった。



「こりゃびっくり」



あたしがそう言うと、またもアリーヌが溜息をつき疲れたように話し出す。



「私達・・・・エルス達の方がびっくりしていたわよ、医者を呼ぶか?とかも言ってたんだけど自分達が【回復魔法】を使えるようになったのを思い出したのかエルス達全員が貴女に向かって【回復魔法】を使ってたわ」



・・・・・・・・・・・なんかめっちゃ迷惑かけてるじゃんあたし!!と落ち込んでいるとアリーヌが真剣な顔で口を開く。



「多分これまでの疲れが一気に出たのでしょうね、今日はこのまま寝てなさい」



あたしが首を左右に振り口を開く。



「エルスさん達に謝って来る」



あたしがそう言うとアリーヌが立ち上がり真剣な顔で口を開く。



「寝てなさい、謝るのは明日でもできるわ」



そう言われてベッドに横になると、アリーヌが人差し指をあたしの額に押し付けて口を開く。



「貴女には休む事も必要なのよ、寝なさい」



何故かアリーヌの声を聞いて眠くなりあたしは再びで目を閉じて眠りについた。









「ん?」



腹が減って目を覚ますと見知った天井が見え、ふと横を見るとさっき目を覚ました時同様にアリーヌが座っていた。



「アリーヌ、腹減った」



体を起しながらそう言うとアリーヌが苦笑しながら口を開く。



「お腹が減るのはあたりまえだと思うわよ?貴女結局丸2日寝てたんだから」



・・・・・・・・・・・ん?あたしの聞き違いかな?『丸2日寝てた』って聞こえたんだけど?

首を傾げて考え込むあたしを見ながらアリーヌが口を開く。



「丸2日よ、心配してリステアに見てもらったら『ただの疲れ』って言っていたから皆安心していたわ」



え?



「ただの疲れってあたし疲れるような事してないんだけどな?」



その言葉を聞きアリーヌが驚いた顔になり口を開く。



「貴女ねぇ・・・・国相手と戦って『疲れるような事してない』って・・・・感覚がズレ過ぎよ」



その言葉にあたしは真剣な顔で口を開く。



「え?だって今回あたし殆ど戦ってないよ?王都を攻める時も【アースウォール】使っただけだし、王宮を落とした時も【転移魔法】で王宮内に忍び込んだだけであたしは他に何もしてないし・・・・ほら疲れるような事してないべ?」



アリーヌは深い溜息をついた後立ち上がり口を開く。



「お腹が減ったのでしょう?ご飯を食べに行きましょう」



何でそんなに深い溜息をつくのさ?あたしは別に変な事は言ってないよね?



「ほら行くわよ」



アリーヌの言葉にあたしは立ち上がりベッドから降りてアリーヌの後を追うように部屋を出た。
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