41 / 62
041 その他は?
しおりを挟む
その日は第一王子とドラゴンの話をして終わった。
翌日。
残りを用意されてた他の部屋に置いていく。
それが終わると、また第一王子に拉致される。
今回は、第二王子・王妃・第一王女も伴って……。
王族ってヒマなの?
この拉致は結局、査定が全て終わるまで続いた。
あっ、一度だけ買った物を回収しには行ったけどね。
特に第一王女。
8歳らしいけど、興味津々。
冗談で第二王子が「実はこの人はドラゴンが化けているんだよ」と言ったものだから、さあ大変。
本気にしてしまったのだ!
いくら違うと言っても「バレないように隠しているんでしょ!」とか「誰にも言わないから!」と取り合ってくれない。
王妃に視線を移すと、面白そうに笑ってるだけで否定してくれない!
まぁ、最初に俺もノッて、第一王女をだっこして天井に付くほど跳んだのも悪かったけど……。
いい加減、誰か否定してください!!
さて、査定された金額だけど。
とてつもない金額、とだけ言っておこう。
「すみませんが、支払いは分割でよろしいでしょうか?
国家予算の何十倍なもので……」
「そんなに高いんですか?! というか、持ち主には返さないんですか?」
「持ち主が判明している物は、通達をしてあります。『買い戻しますか?』と」
「返還ではなく、買い戻しですか?」
「ええ。愚かにもドラゴンに挑んだのです。しかもドラゴンの温情で返還された。
これが人間同士だった場合、賠償金が必要ですよね?」
そう言われると納得だ。
高価な物を狙って襲いかかった。その者から「殺されそうになった」と訴えられた。賠償金発生。
そりゃそうだ。
「それにしても、こんなに高額になります?」
「伝説級の武具が多数含まれておりましたので」
「ちなみに、それらは国がお買い上げですか?」
「ええ。そしてこれらは他国に贈ったり売ったりして外交手段にします」
流石だなぁ。
高額で買い上げても、すぐに元を取りそうだ。
「ところで、2点だけ質問してもよろしいでしょうか?」
「はい。何でしょう?」
「薬やポーションの類はありませんでしたか?」
言われて気づいた。
確かに無かったなぁ。ドラゴンが飲んだ訳でも無いだろうし。
あっ、そうか。
「多分ですけど無いと思います。ドラゴンは大きく、人間の手のひらサイズの物は持てないので」
「……なるほど。納得しました。
しかし、もしあればお持ちください」
「ちなみにどんな物を期待してます?」
「ハイポーションという、失われた技術で作られている物ですね。
文献では切り落とした腕を繋げる事が出来たとか」
そりゃすげぇ!
戻ったら探してみよう!
「判りました。戻ったら聞いてみます」
「ありがとうございます。もう1点ですが……本当に危険な物は返還してもよろしいでしょうか?
こちらで処分も出来ないもので……」
「え~と、どういう物ですか?」
「主に呪われた品ですね。解呪出来れば良いのですが、無理でした」
「ど、どういう呪いか判りますか?」
「命を削って筋力を上げる、という物が数点、他人の命と魔力を奪う、という物も数点。
効果が不明の物も数点ありました」
聞いただけでヤバいのが分かるわ。
人の命を代償に魔力全回復とか、外道過ぎる!
もしかしたら、ゲームにあったような一定確率で即死効果がある武器とかもあるかも。
「判りました。それらは回収します。
収納魔法で異次元の遠くにでも置いておきますよ」
「助かります!」
あっちの世界のどこかに埋めておこう!
「ではこちらが初回の代金です」
あの~、大量の硬貨を渡されても困るんですけど?
運賃として少しだけ貰っておいて、後は全部ドラゴンに渡してしまおう!
ドラゴンと言えば宝好き! これが定番だ! きっと喜んでくれるだろう!
翌日。
残りを用意されてた他の部屋に置いていく。
それが終わると、また第一王子に拉致される。
今回は、第二王子・王妃・第一王女も伴って……。
王族ってヒマなの?
この拉致は結局、査定が全て終わるまで続いた。
あっ、一度だけ買った物を回収しには行ったけどね。
特に第一王女。
8歳らしいけど、興味津々。
冗談で第二王子が「実はこの人はドラゴンが化けているんだよ」と言ったものだから、さあ大変。
本気にしてしまったのだ!
いくら違うと言っても「バレないように隠しているんでしょ!」とか「誰にも言わないから!」と取り合ってくれない。
王妃に視線を移すと、面白そうに笑ってるだけで否定してくれない!
まぁ、最初に俺もノッて、第一王女をだっこして天井に付くほど跳んだのも悪かったけど……。
いい加減、誰か否定してください!!
さて、査定された金額だけど。
とてつもない金額、とだけ言っておこう。
「すみませんが、支払いは分割でよろしいでしょうか?
国家予算の何十倍なもので……」
「そんなに高いんですか?! というか、持ち主には返さないんですか?」
「持ち主が判明している物は、通達をしてあります。『買い戻しますか?』と」
「返還ではなく、買い戻しですか?」
「ええ。愚かにもドラゴンに挑んだのです。しかもドラゴンの温情で返還された。
これが人間同士だった場合、賠償金が必要ですよね?」
そう言われると納得だ。
高価な物を狙って襲いかかった。その者から「殺されそうになった」と訴えられた。賠償金発生。
そりゃそうだ。
「それにしても、こんなに高額になります?」
「伝説級の武具が多数含まれておりましたので」
「ちなみに、それらは国がお買い上げですか?」
「ええ。そしてこれらは他国に贈ったり売ったりして外交手段にします」
流石だなぁ。
高額で買い上げても、すぐに元を取りそうだ。
「ところで、2点だけ質問してもよろしいでしょうか?」
「はい。何でしょう?」
「薬やポーションの類はありませんでしたか?」
言われて気づいた。
確かに無かったなぁ。ドラゴンが飲んだ訳でも無いだろうし。
あっ、そうか。
「多分ですけど無いと思います。ドラゴンは大きく、人間の手のひらサイズの物は持てないので」
「……なるほど。納得しました。
しかし、もしあればお持ちください」
「ちなみにどんな物を期待してます?」
「ハイポーションという、失われた技術で作られている物ですね。
文献では切り落とした腕を繋げる事が出来たとか」
そりゃすげぇ!
戻ったら探してみよう!
「判りました。戻ったら聞いてみます」
「ありがとうございます。もう1点ですが……本当に危険な物は返還してもよろしいでしょうか?
こちらで処分も出来ないもので……」
「え~と、どういう物ですか?」
「主に呪われた品ですね。解呪出来れば良いのですが、無理でした」
「ど、どういう呪いか判りますか?」
「命を削って筋力を上げる、という物が数点、他人の命と魔力を奪う、という物も数点。
効果が不明の物も数点ありました」
聞いただけでヤバいのが分かるわ。
人の命を代償に魔力全回復とか、外道過ぎる!
もしかしたら、ゲームにあったような一定確率で即死効果がある武器とかもあるかも。
「判りました。それらは回収します。
収納魔法で異次元の遠くにでも置いておきますよ」
「助かります!」
あっちの世界のどこかに埋めておこう!
「ではこちらが初回の代金です」
あの~、大量の硬貨を渡されても困るんですけど?
運賃として少しだけ貰っておいて、後は全部ドラゴンに渡してしまおう!
ドラゴンと言えば宝好き! これが定番だ! きっと喜んでくれるだろう!
0
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
四季
恋愛
明日結婚式でした。しかし私は見てしまったのです――非常に残念な光景を。……ではさようなら、婚約は破棄です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる