好奇心は身を滅ぼす?

お子様

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042 やっと帰る

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次にお金を渡されるのは1年後らしい。
ドラゴンが要ると言うなら取りに来るけど、そうじゃなければ忘れても問題無いな。

さて、これでやっと帰れる。

そうそう、来る時に一緒だった貴族さんは、まだ王都でやる事があるらしく、別行動になった。
基本的に俺やドラゴン関係らしいので、嫌味ったらしく言われたよ。ゴメンナサイ。

街中で跳ばないでくれと釘をさされたので、少し離れてから。
半分くらい進んでからトイレとか調べるのを忘れてた事に気づいたわ……。
まぁ、次回の楽しみとしよう。



夜になったが構わずに進んだお陰で、その日の内に帰る事が出来た。

「帰ったよ~」
『別に戻って来なくても良かったんだがな』
「そんなツンデレな事言うなよ」
『ツンデレ?』
「あっ、気にしないで。預かった武具は一部返品されたけど、全部渡してきたよ。
 で、金になったんだけど、どこに出す? 仕舞っておく?」
『金なんぞ要らぬ。お前が持っていろ』
「いやいやいやいや。めっちゃ大金だし!」
『使わぬ金なんぞ必要無い。それよりもお前が使った方が国の為にもなるだろう』

このドラゴン、経済まで判るのか?!

「ま、まぁ、そういう事なら預かっておくよ。
 何か欲しい物があれば言ってくれ。買ってくるから」
『欲しいのは静寂だがな』
「……それって俺に対する嫌味か?」
『嫌味に聞こえたのなら、お前がそう思っているのだろう』

くそっ、口で勝てる気がしない!
いや、戦っても勝てる気がしないけどね。

『そんな事よりもだな』
「……なんだよ?」
『我も考えたのだ。お前がどうしてそうなったのか、と』
「魔力の話か?」
『そうだ。何か条件があるのか、それとも偶然なのか必然なのか。気にならないか?』

それは俺も考えた。

『そこでだ。実験をしてみれば良いのではないかと思ってな』
「実験?」
『お前が食べた物を同量、他の者に食べさせてはどうかと』
「いや、さすがに人体実験はマズいだろ! 動物実験にすべきだ!」
『我からすれば同じなのだが』

ドラゴンから見れば、人間も動物か……。
そうかもしれないけど、さすがに俺は賛同出来ないわ。

「動物実験でお願いします!」
『それでは食べる量が判らなくないか?』
「体重を比較して量を減らせば良いと思う」
『ふむ……そこら辺は学者のお前に任せよう。
 我は草と木の皮を用意するから、お前は実験に使う動物を捕まえて来い』
「えっ?! 動物を捕まえるのも俺の仕事?!」
『我に捕まえられると思うか?』

そう言われると無理な気がする。
最初に捕まえてきたクマくらいなら可能だろうけど、小動物とかは無理だよなぁ。

「判ったよ。俺が捕まえてくる。でも大きいのは運搬してくれよ?」
『別に構わぬが、大きいのを捕まえて草とか食べさせられるのか?』

確かに! クマを生け捕りにして、どうやって草を食わすのだ?
肉に混ぜる? 絶対に警戒して食わないだろうな。
それ以前に麻酔とか無いから、取り押さえながら食わす? ……うん、無理だ。

「……小動物にするよ」
『賢明だな。では明日からそのように動こう』

明日からの予定が決まったよ。
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