好奇心は身を滅ぼす?

お子様

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045 ハリネズミ

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ハリネズミのような動物は、結局13日後に目を覚ました。
そしてオリの中でウロウロしたかと思うと、気絶してしまった。
ドラゴンを見たからだろうか?

「また気絶したけどさ、魔力量はどうなってる?」
『ふむ……お前程では無いが、増えているな』
「って事は実験は成功か?」
『そうだな』
「まぁ、何を食べたから増えたのか、何故増えたのか、とか、不明のままだけどね」
『それを調べるのがお前のやりたい事なのだろ?』

まぁ、そうだけど。
しかし前世で動物実験してた時よりも何故だか罪悪感が半端ないんだよ。
調べたいのは山々だけど、しばらくはやりたくない気分だ。

それよりも念話だよ。
精霊さん、お願いしますよ。

「念話は頼んでくれた?」
『うむ。今使えるようにしたそうだ』
「助かるわ~。ところで対価は何?」
『契約では無いので不必要だそうだ。
 ただ、言語を司る精霊に対する普段からのお礼で、どうしてもお供えしたいと言うなら、サク芋1つで良いらしい』

それはお供えしろって事ですよね、判ります。
しかし、言語を司る精霊ですか。
こりゃ契約する訳にはいかないよな。世の中から言語が使えなくなる可能性があるし。



石で簡易的に作ったお供え台にサク芋を置いておく。
どうぞ、食べてください。そして、今後もよろしくお願いします。

「これでこの動物と意思疎通出来たら良いけどなぁ」
『まぁ少なくとも感情くらいは伝わってくるだろう』
「そこに期待かなぁ~」

などとドラゴンと話していると、動物が目を覚ました。

『ハッ! 夢か~。変な夢だったぜ。オリに閉じ込められて目の前に巨人とドラゴンが居るなんてな。
 ラノベの読みすぎってか? はははは………………あれ?』
「おおっ! 声が聞こえる! ってか感情どころか知識があるっぽい!」
『え? は? あれ?! ま、マジ?!』
「こんちは。はい、マジです。貴方はハリネズミっぽい生き物ですよ。
 というか、その感じだと、もしかして前世の記憶があります?」
『巨人が喋った!! もう俺は死ぬのか?! 後ろにはドラゴンが居るーーーーーー!!』
「落ち着いて。殺さないし食べないから!」
『殺して食われるんだーーー!!!!』

こりゃダメだ。
落ち着くまで根気よく話しかけよう。



結局落ち着くまで3時間くらいかかった。
まぁ、これで会話が出来る。
「どうも。俺は新内純平。あっ、前世で日本に居た頃の名前ね。今はロキスル・パトリエルっていうんだ」
『そ、そうですか。俺は山崎統です。16歳の高校生です、いや、でした』
「その名前だと、もしかして日本人?」
『はい、そうです』

ふ~む。興味深い話だ。
1つ前の生きた世界が地球の日本だと、ドラゴンの試練?に耐えて生き残れるのか?
調べたいが、方法が無いんだよねぇ。

俺が深く考え込んでいる間に、山崎君はドラゴンと会話してる。
この世界の事とか聞いてて。俺は考察してるから。

考える事1時間ほど。
丁度ドラゴンとの会話も終わったようなので、会話に参加する。

『つまり俺は“転生したらハリネズミだった件”って事だ!』
「うん、まぁ、そうだけど、その題名?は著作権的に問題がありそうだから止めようね」
『で、俺のチートは?』
「え~と……対応力がすごいね」
『ラノベで勉強してたんで!』
「それって勉強って言うのかなぁ? まぁ俺も人の事言えないけどさ。
 チートは魔力が多いって事かな?」
『いやいや、魔力が多いのは転生者としては当たり前でしょ!
 後は、普通の魔法でも威力が段違いとか、ハーレムとか、人化するとか、マストですよ!』

ハーレムねぇ。ハリネズミのハーレムって嬉しいのかなぁ?
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