もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

目指せ!最短攻略!

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タチバナさんはすぐに戻って行った。
クマおじさんは、ギルドマスターとしてそこまでの例外を認められない、とか、ばぁちゃんの説得を試みてたんだけど

「そもそも特級でも一番下までたどり着いていないんだよ!」
「は?」
ばぁちゃんが初めてクマおじさんをちゃんと見た。

「3年前、俺のチームが36階層に降りた所で諦めて引き返して以来、そっから先はまだ誰も行ってないし、どうなってるかわからないんだよ」
ため息混じりにクマおじさんが言う。

「36階層は何があったんだい?」

「砂浜。その先に広がる広大な海だよ。泳いで渡れそうもない、かといって、36階層まで船を持っていけるわけもない。多分、海の魔獣もいるだろう、それに対応出来るほどの船を、それが入りそうな収納アクセサリーもないしな。
だからそもそも〝攻略〞は無理なんだよ。だから焦って潜る必要もな」「よっしゃ!」「は?」

「皆!ココはまだ誰も攻略出来てないよ!アタシらが正真正銘の1番のりを決めてやろう!」
「「おおぉぉぉ!!!」」
「いやいやいやいや、俺の話、聞いてた?!」
「もちろんさ!海を渡りゃいいんだろ!海ったって、本物の海ほどでかくないだろう?ならなんとかなるさ!」
アッハッハッハ、ってばぁちゃんが高笑いしていたら

「ブルーメ様ぁ!お待たせいたしました!」
荷馬車でやって来たタチバナさんとカヤさん。

「お注文の食料と鞍です。カヤのアドバイスでお菓子類や調味料、砂糖、バター、卵なども多めにお持ち致しました」
「さすがカヤ!気遣いが素晴らしい!」
「お褒めに預かり光栄です」
ニッコリ笑うカヤさん。お菓子!お菓子もあるの!

「タチバナが色々説明してる間、お子様達は腹ごしらえ致しましょう。今、食するものもお持ちしましたので」
「「「カヤさん、最高!!」」」
僕達はわらわらとカヤさんに群がる。
やった、お肉のサンドイッチだぁ!!!

僕達がもっしゃもっしゃ食べてる間、ばぁちゃんとタチバナさんとクマおじさんで話がついたみたい。

リーパーに鞍がついてるし、荷馬車の中身はリーが狩った大蛇と、あれ、知らないでっかい鳥がいる。

「ああ、この鳥かい?ユズリハが身体強化を試してた時、桜子が狩ってたんだよ。デカイから売れるかと思ってね。回収しといた」
「はい!喜んで買取りさせていただきますとも!
ですが、さすがでございますね、スレイプニルを見つけただけでなく、収納アクセサリーまで見つけていたとは。それならば1ヶ月籠って攻略する、と、おっしゃった事もうなずけます」
うんうんと深くうなずくタチバナさんと、パチパチと拍手するカヤさんに、若干引き気味のクマおじさん。

「幸運値がおかしい。大王の引きの強さと白狼が合わさるとこうなるのか?
実はコイツら〝混ぜるな危険〞、じゃねぇのか?」



クマおじさん!大丈夫、幸せ多めは、きっと良いことだよ!
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