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エルフの里
そして3年
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「カクさんもスケさんも、うまく行ってるかなぁ?」
朝ご飯のあと、いつもはカクさん達が来るまでにお片付けしたり、準備したりするけれど、今日はのんびり、ばぁちゃんとお茶を飲んでいる。
「当たり前だろう。この3年、遊びながら魔力制御を十分鍛えてきたんだ。魔力量も増えてる。多分、あと10年もすりゃ父親である王を越えるさ。
スケだってエルフの中じゃずば抜けてんだよ。のんびりしてるエルフの大人よりよっぽど出来る子になった。
そんな将来有望株の精霊契約、成功しない方がおかしいさね」
そう、カクさん達に会ってから3年。
カクさんスケさんは10歳になり、今日は精霊と契約するための儀式を里で行うらしい。
ちなみに、僕とオギンちゃんが8歳、ハチくんとヤシチくんが9歳だ。
ハチくんとヤシチくんは来年が今から待ち遠しいんだって。うん、僕も2年後が楽しみだ!
「大仰な儀式なんざ行わなくたって、精霊は気に入った子の周りをうろちょろしてんだ。
あんなもん、人間の見栄のためだよ。
ほれ、時たま光の玉がほわほわ見えてただろう?
まだ契約してないし魔力も渡してないから形をなしてないが、お前達が魔力制御で遊んでる時によく寄って来てた子達が居るじゃないか。
多分、あの子達と契約してるだろうよ。
どんな形で連れてくるかね。楽しみだ」
あ、うん、たしかに。皆で集まると光の玉が楽しそうに近くにいっぱいいたね?
「え?ばぁちゃん?儀式しなくても契約出来るの?」
「ああ、出来るさ。
要は、儀式ってのは精霊に呼び掛けてるんだよ。
魔力制御も出来るようになって魔力が暴れる事もなくなった。自分と契約してくれる精霊よ、来ておくれ~!
ってなもんだね。
なんだったら、ユズリハの魔力制御は完璧だ。今からでも契約出来るんじゃないかと思うがね?
あ?なんだい桜子?
もう少し魔力量を上げた方がいい?そうなのかい?
ってか、これ以上上げたら…もしかしたら、もしかするのかい?」
「わっふぅ♪」
なんか桜子が楽し気にうなずいてるけど、僕も、僕だけのもふもふ、欲しいなぁ。
『もふもふ、好き?ボク、好き?』『ずるいぞ!』『抜け駆けはナシだ!』『にゃー』
ん?んんんんんん??
「ばぁちゃん!なんか聞こえた!好き?って聞こえた!」
「うぉい?マジかい?もしや精霊の方から話しかけて来てるかい?
え?桜子?
アッハッハッハッハ!!!
そうかいそうかい!そうだよなぁ!そりゃうらやましいわな!!」
桜子と見つめあってたばぁちゃんが、お腹を抱えて笑いだした。
「ばぁちゃん!ばぁちゃん!なんなの?どうしたの?!!」
「今、言っただろ?
ユズリハ達が遊んでる時に沢山精霊が寄って来てたって。
その子達のうち、スケとカクだけが契約したんだ。
一緒に集まってた精霊たちがズルいって、自分もお気に入りと契約するって、その場で見てたハチ達と勝手に契約しちまったんだとよ!
あー、きっと今頃エルフの里じゃ大騒ぎになってるよ!
おっかしいね!頭の固い大人達が、きっとてんやわんやしているよ!
アッハッハッハッハ!いい気味だ!ってか、子供達の快挙を喜んであげりゃ良いものを。
ハイエルフであるカクの面子が潰されたってか?
くっだらねぇ!!」
え?皆、契約しちゃったの?!
「ユズリハ!よくお聞き!お前も、今日、契約しちまいな!!
誠心誠意、精霊に願うんだよ。
自分と生涯を共にしてくれるパートナーになってくれ、ってね!」
「いいの?!
僕だけのもふもふ!僕と一生一緒に居てくれるもふもふ!!僕を裏切らない、僕も裏切らないよ!!!」
「アッハッハッハッハ!ユズリハの魔力、もってけドロボー!いや、倒れるまではダメだよ!!」
『わんわん!』『うわっふぅ!』『メェ~!』『にゃん♪』
「ダメだって言っただろ!!!って、えええ?4精霊?!!」
ばぁちゃんの叫び声が聞こえたと思ったら、僕の目の前は真っ暗になった。
あああーー、これ、魔力切れだーー…
朝ご飯のあと、いつもはカクさん達が来るまでにお片付けしたり、準備したりするけれど、今日はのんびり、ばぁちゃんとお茶を飲んでいる。
「当たり前だろう。この3年、遊びながら魔力制御を十分鍛えてきたんだ。魔力量も増えてる。多分、あと10年もすりゃ父親である王を越えるさ。
スケだってエルフの中じゃずば抜けてんだよ。のんびりしてるエルフの大人よりよっぽど出来る子になった。
そんな将来有望株の精霊契約、成功しない方がおかしいさね」
そう、カクさん達に会ってから3年。
カクさんスケさんは10歳になり、今日は精霊と契約するための儀式を里で行うらしい。
ちなみに、僕とオギンちゃんが8歳、ハチくんとヤシチくんが9歳だ。
ハチくんとヤシチくんは来年が今から待ち遠しいんだって。うん、僕も2年後が楽しみだ!
「大仰な儀式なんざ行わなくたって、精霊は気に入った子の周りをうろちょろしてんだ。
あんなもん、人間の見栄のためだよ。
ほれ、時たま光の玉がほわほわ見えてただろう?
まだ契約してないし魔力も渡してないから形をなしてないが、お前達が魔力制御で遊んでる時によく寄って来てた子達が居るじゃないか。
多分、あの子達と契約してるだろうよ。
どんな形で連れてくるかね。楽しみだ」
あ、うん、たしかに。皆で集まると光の玉が楽しそうに近くにいっぱいいたね?
「え?ばぁちゃん?儀式しなくても契約出来るの?」
「ああ、出来るさ。
要は、儀式ってのは精霊に呼び掛けてるんだよ。
魔力制御も出来るようになって魔力が暴れる事もなくなった。自分と契約してくれる精霊よ、来ておくれ~!
ってなもんだね。
なんだったら、ユズリハの魔力制御は完璧だ。今からでも契約出来るんじゃないかと思うがね?
あ?なんだい桜子?
もう少し魔力量を上げた方がいい?そうなのかい?
ってか、これ以上上げたら…もしかしたら、もしかするのかい?」
「わっふぅ♪」
なんか桜子が楽し気にうなずいてるけど、僕も、僕だけのもふもふ、欲しいなぁ。
『もふもふ、好き?ボク、好き?』『ずるいぞ!』『抜け駆けはナシだ!』『にゃー』
ん?んんんんんん??
「ばぁちゃん!なんか聞こえた!好き?って聞こえた!」
「うぉい?マジかい?もしや精霊の方から話しかけて来てるかい?
え?桜子?
アッハッハッハッハ!!!
そうかいそうかい!そうだよなぁ!そりゃうらやましいわな!!」
桜子と見つめあってたばぁちゃんが、お腹を抱えて笑いだした。
「ばぁちゃん!ばぁちゃん!なんなの?どうしたの?!!」
「今、言っただろ?
ユズリハ達が遊んでる時に沢山精霊が寄って来てたって。
その子達のうち、スケとカクだけが契約したんだ。
一緒に集まってた精霊たちがズルいって、自分もお気に入りと契約するって、その場で見てたハチ達と勝手に契約しちまったんだとよ!
あー、きっと今頃エルフの里じゃ大騒ぎになってるよ!
おっかしいね!頭の固い大人達が、きっとてんやわんやしているよ!
アッハッハッハッハ!いい気味だ!ってか、子供達の快挙を喜んであげりゃ良いものを。
ハイエルフであるカクの面子が潰されたってか?
くっだらねぇ!!」
え?皆、契約しちゃったの?!
「ユズリハ!よくお聞き!お前も、今日、契約しちまいな!!
誠心誠意、精霊に願うんだよ。
自分と生涯を共にしてくれるパートナーになってくれ、ってね!」
「いいの?!
僕だけのもふもふ!僕と一生一緒に居てくれるもふもふ!!僕を裏切らない、僕も裏切らないよ!!!」
「アッハッハッハッハ!ユズリハの魔力、もってけドロボー!いや、倒れるまではダメだよ!!」
『わんわん!』『うわっふぅ!』『メェ~!』『にゃん♪』
「ダメだって言っただろ!!!って、えええ?4精霊?!!」
ばぁちゃんの叫び声が聞こえたと思ったら、僕の目の前は真っ暗になった。
あああーー、これ、魔力切れだーー…
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