もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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エルフの里

はじめてのおるすばん

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「松雪!桜子!楓達を捕まえとくれ!」
「わん!」「わっふぅ…」

ばぁちゃんのお願いで、すぐに、飛び出していってくれた松雪達。

桜子は、にゃーにゃー言ってる楓の首根っこを咥えて、松雪は侘助わびすけと並んで走って帰ってきた。
良かった、何か捕まえて来る前で。

「もっふるもこっちにおいで。
いいかい、これからお前達に重要な役目をお願いするよ。

アタシはこれから松雪達をつれて、ちょいと城まで行ってくるからね。警備が薄くなる。
ここは一応森の外れだ。クマとかも、いない訳じゃないんだよ。
だから、アタシ達が居ないその間、ユズリハとオギンをお前達だけで守らなくっちゃいけないよ。

役割分担をしようか。

ムクは土で、アタシ達以外の者が領域内に踏み込んだら知らせるんだよ。
侘助はムクの知らせを聞いたら、見に行って、危ないヤツなら追い払うんだ。
楓は風の動きで、大型の鳥とかトカゲとか、空や木の上から襲ってくるようなヤツを見つけたらネコパンチしてやりな。
もっふるは最終防衛線だよ。
もし侘助達が突破されたら2人を守ってやるためにそばに居るんだ。
いいね?お前達が頼りだよ!出来るね!」

「わん!」「メェ!」「にゃ!」「フプン!」『『『『任せて!!』』』』

おおお!みんな気合い十分だ!

「よしよし、良い子達だ。
ユズリハもオギンも、アタシ達が帰ってくるまで、大人しく文字の勉強してるんだ。
そうだね、自分の精霊達の良いところ、大好きなところを書くんだよ!
帰ってきたら、精霊自慢作文を披露してもらうからね!」

「うん!いっぱい書くよ!」
「あら!私のもっふるへの愛情は誰にも負けないわ!」
僕は3人分書かなくっちゃいけないからね、大急ぎで書かなくちゃ!!

「そうそう、その調子で頑張って書きな。
じゃぁ、ちょいと行ってくるからね!留守番を頼んだよ!!」

そう言って、ばぁちゃんは走って、おろ?飛んでる?行ってしまった。

「ブルーメさま、スゴいわ!木を飛び越えられるの?」「フ~ン!」
「え?桜子がアシストしてるの?まぁまぁ!もっふる!私達も頑張りましょうね!まずは、貴女の素晴らしさをユズリハに知らしめるわ!!」
「うん!僕もわびすけ達の良いところいっぱい教えるからね!」

あ!!
はじめてのおるすばんだ!!

「わん!」『初めての大役!』
「メェ!」『周りを囲って、ついでに草を美味しくしよう!』
「にゃ♪」『日当たり抜群、見晴らしの良いココはアタクシの陣地よ♪』

わびすけとムクはおうちの周りを仲良くトテトテと歩いている。
かえでは、屋根の上で丸くなって日向ぼっこしてる。うん、寝たね?

僕とオギンちゃんはおうちの中で作文をかく。

題して、〝僕のもふもふ〞

ああ、書きたい事がいっぱい。オギンちゃんも一心不乱に書いている。
もっふるも机の脇に大人しく座って居てくれている。

静かな時間が流れていたら

「わんわんわんわん!!」「ン"メ"ェ!」『『大変だーー!!』』
「ん"に"ゃーーーー!!んにゃ!!」『ざけんな!アタクシ、行ってくるわ!!アンタ達!ユズリハを任せたわ!』

急に、わびすけとムクが騒いだと思ったら、かえでがどっかに行くって言う。
「え?え?なに?どうしたの?!」

もっふるもオロオロしている。

「もっふる!どうしたの?何かあったの?」
「プン、フン、フプ~ン!」『ビルケス!ビルケス怖い!悲しい、悔しい!!』

「「は??」」


僕とオギンちゃんは、顔を見合わせるしかなかった。
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