もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

本体、分体、お子ちゃまだい♪ 2

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「作戦変更ぉぉぉ!」
「むぎゃ!」

上から声がしたと思ったら、また、顔にもふもふが降ってきた。

またもや、べりっとばぁちゃんがリスさんを剥がしてくれた。

ばぁちゃんに首根っこ掴まれて、ぷらんぷらんしてるリスさんが言うことには

「エリクサーを使うと精霊王達はやっぱり木に取り込まれてしまうみたい。
だけど、名前を貰ってきちんと契約してる子達は、分体であって、個が成立してるから大丈夫だろうけど、繋がりが切れた訳じゃないからなんらかの影響があるかも、って。
この子供君の中に眠っててまだ契約してない子がいる?
その子はアウトらしいわ。

だから、まず、眠ってる子に名前を付けて契約し、個を成立させる。

そして、エリクサーをもう1回作って欲しいのよ。そんで1日寝て、魔力を全回復させる。

明日、精霊樹にエリクサーをかける瞬間、精霊王達は分体達との繋がりを通してその子供君から魔力を貰い精霊樹から離脱、今日作った方のエリクサーで自身を回復する。

そうすれば、精霊樹は今の巨木を捨てて、新芽を出すんじゃないか、再生するはずだ、っていうのよ」

ぷらんぷらんしながらも腕を組んでるリスさんに、ばぁちゃんが

「子供君だの、アンタだの、アタシ達にも名前があるんだよ。
この子はユズリハ、アタシはブルーメ。覚えときな。

そんで、新しいエリクサーはアタシが作ろう。
ユズリハが作った時、絶好調の状態で作ったのに魔力切れになったんだ。新しい子と契約したら魔力が足りなくてエリクサーは完成しないかもしれん。

ユズリハ!まず契約だ。名前は決まってるのかい?「うん!」
なら、さっさと契約しちまいな!」

「よし!僕の中にいる火の精霊!僕と一生一緒に居てくれる?契約して欲しい!
君の名前は〝もみじ〞だよ!」

「わん!わん!」『あたち、もみじね!一生ユズリハといっちょにいるわ!』

僕の胸の辺りが温かくなって、ぽんっ!と飛び出して来たのが身体が黒くて白いマロ眉のちっちゃいわんこ。

「かっっっっかわいいいいぃぃぃ!!!!」

「黒の豆柴の赤ちゃんだね」

ばぁちゃんの声が聞こえた瞬間、僕の視界が真っ黒になった。
え!?魔力切れ?



ん?
手を動かしたら、もふもふに触れた。
ああ、幸せ♪

あれ、なんで寝てる?と思って身体を起こしたら
わびすけ達だけでなく松雪達もそばに居て、お腹の上にはもみじが居て、
もう、すっごいもふもふに囲まれて、朝だった。

「ユズリハ、起きたかい?」

ばぁちゃんの声がしてそっちを向くと

「なんかね、紅葉の契約に合わせて精霊王達に魔力が流れたから、ユズリハが魔力切れを起こしたんだと。
こんな、手のひらサイズのちっちゃいのと契約しただけなのに倒れたから驚いてリスを問い詰めたら白状したよ。
いやもう、こんなに頻繁に魔力切れ起こして、ユズリハ、身体におかしいところはないかい?大丈夫かい?
皆、心配したんだよ」
ばぁちゃんがそばに来て頭を撫でてくれた。

「うん。変な感じがするところは…、ないよ!ただ、お腹すいた!!」
一応、魔力を全身に巡らせてみたけど、普段通りだった。

「そうだね、腹も減るだろう。ご飯にしよう。その後、紅葉の様子をみて、」
「起きた?!起きたのね!さぁ、早く精霊樹と精霊王の救出作戦に」
「まずはメシだよ!!!今日もユズリハから魔力を奪うんだろう!!子供にこれ以上無理させんじゃないよ!!」


パシコーーーーン!!


ばぁちゃん!!!

フライパンでリスさんを吹っ飛ばしちゃった!!!
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