もふもふ至上主義ですが、なにか?

犬丸大福

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道中、ばぁちゃん無双。いえ、孫もです

森を出る準備

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精霊王達と交流してから3ヶ月。

僕は、森に生えてる薬草と毒草の違いをちゃんと見極めたり、

薬草でポーションを作る練習をしたら、
ばぁちゃんに「うん、質が良すぎるのも面倒事を起こす。ほどほどのものも作れるように練習しな、ったって、質の悪い薬草で作れば良いのか?」
うん、ここには質の悪い薬草なんてないね?ということで、取ってからわざと1日置いてから作ってみたのに、ばぁちゃん曰く「上の下だね。もうちょい加減をおし」って、込める魔力の量を減らせ、って言われても、葉っぱが「オレはイケルぜ!」って言ってるのにあげないのダメくない?って言ったら「なんで煮込まれてる薬草の気持ちがわかるんだい…」って頭を抱えられたり、

リスさんが、僕のポーションをおやつ替わりにごっきゅごっきゅ飲んで「ッシャー!!」『アタクシだって沢山飲ませて貰えないのに!!』って、かえでに毎日めっちゃ追い回されたり、なんでわかってるのに毎日飲むかな?

わびすけ達の大きさはあんまり変わらないけど
もみじがちょっと大きくなって、赤ちゃん言葉じゃなくなったころ。

「そろそろ砂糖もミルクもベーコンもなくなる。里へ下りて食料を調達して、本格的に世界を見に行こうか」

ばぁちゃんがそう言い出した。

「ユズリハ!せっかくユズリハ専用の収納を貰ったんだ、自分のものは自分でしまいな。調理器具や家具なんかは、アタシがそのまま持つよ。
ああ、里に下りたら、ユズリハ用の鍋とか買おうか。そうだね、ユズリハが自分で作ったポーションで稼いで、自分で買ってみたら良い。
そうと決まれば後片付けするよ!」

そうだ!僕の収納あるんだった!

「わん!」『ユズリハ、この噛み心地抜群の木の枝持ってって!』
「メェ!」『ムクが美味しい葉っぱ教える!それも一杯持ってって!』
「んにゃ!」『アタクシの大事な羽、今度こそ捨てないでよ!』
「わ、わわん?」『もみじは、もみじは、この石?』

うん!皆の宝物もちゃんと持ってくからね!!

ばぁちゃんも、仕方ないね、と僕達を見守ってた所に

「ちょおっと待ったぁぁぁ!!!」

ぼすん、と、リスさんが頭の上に降ってきた。

「貴女達!森を出るって本当なの?ここに住めばいいじゃない!」
だから、頭の上で地団駄踏むの、止めて?

「ユズリハに世界を見せて心と技を成長させるんだよ!
そしてなにより!!
ユズリハの身体の成長のためのたんぱく質と糖分が足りない!!」
びしっとリスさんを指差して宣言するばぁちゃん。

「なるほど、人生に甘味は必要ね!!」
あっさり納得するリスさんが、ぎゅるんっとわびすけ達の方を向いて

「ってか、そこの犬と羊!!アンタ達、枯れた精霊樹の枝と葉っぱを持っていこうとするんじゃないわよ!
ネコ?!その羽どこで見つけたの?!悪いことは言わないわ、置いていきなさい!!
赤ちゃん犬!それ石じゃないわ!アンタの大きさでその卵どうやって持ってきたの?!グリフォンの卵よ!孵化させる気?それこそ食料問題勃発よ!止めときなさい!!」

「わふ~ん」「メェ~」「きゃん」『『『ダメなの~?』』』

「なんか、ものすごく問題しかないものを、持っていこうとしたんだね?無知って怖いな?!」
ばぁちゃんがわびすけ達が持っていこうとしたものを回収してる。

「んんんにゃ!!」『なんでこれがダメなのよ!!』
かえでが羽の上でお座りして回収断固拒否してる。そうね、かえでだけ理由が無かったね?

「それ、飛翼人の羽よ。目付けられたら、拐われるわよ?」

「楓!!!今すぐポイしな!ユズリハも触るんじゃないよ!!リス!!回収しとくれ!!」
ばぁちゃんがものすごく焦ってる。

「はいはい。そうね、回収してあげるから、ネコ、退きなさい?飛翼人の里に連れてかれたら、いくら風属性でも戻って来れないかもよ?」

「んんにゃ?!」『戻れない?!』
慌てて楓は羽から遠ざかり、リスさんが羽を拾う。

「ちゃんと精霊王達に挨拶してから行きなさいよ!!」
そう言ってリスさんは羽を持ってシュタタタタっと駆け出して行った。
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