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1章 王子サマの日常
王子サマ達が実際の現場を知ろうキャンペーン ②
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叫んだことで振り切った樹魅は、こっちも視察だが向こうにもこいつらの素を見て貰おうと開き直ったようだ。(要望など交渉事は自分にのみもってくるように言うつもりだろう。それ以外は許可しない、と念を押すことにしたようだ)
ここで、地獄の構造について、少々説明しておく。
地獄は罪人が死後送られる場所である。
八大地獄と言われ、罪の重さによって送られる場所が違う。
罪が重い程、送られる場所がどんどん深くなっていき、責め苦の酷さも上がっていく。
RPGのダンジョンみたいなものだろうか。
深くなる程、険しく難しくなっていく。
八大地獄の第一階層、等活地獄。一番罪の軽い者がここに来る。
紀伊助による私物化が進んでいる不喜処もここにあるエリアである。
王子達の視察は1日1階層を巡り、7日かけて第七階層である大焦熱地獄まで回る予定である。
八大地獄なのに、最後の最重罪人のいる第八階層の阿鼻地獄へ行かないのか、と思うが
この地獄、少々特殊なのである。
なにせ、二千年かけてその地獄に落ちるのだ。
つまり有史以来2021年、弥生時代の重罪人がやっとこ、この地獄にたどりついたのだ。
二千年、ただなにも出来ず暗闇の中、落ち続ける。
んもう、自分がなんなのか、わかんないのではないだろうか。
その後、責め苦が6万4千年続く。
なんだかわからん。
もう、時間の概念が異なっていると割り切って、黄泉の国の神格イザナミ様に眷属にしていただいた獄卒達に任せている。
丸投げである。
もうムリ。
なので、そちらは除外した。
イザナミ様には「いつでも遊びにいらっしゃいな」とお言葉を頂いているが。
そして、今日は初日なので、第一階層、等活地獄である。
等活地獄は殺生すると落ちる地獄で、樹魅②に出た太助がいるのもこの地獄である。
死者同士、鉄の爪で相手を引き裂き、骨になるまで戦ったりする。
そんな責め苦が500年続く。
さて、王子達が視察に来るとあって、獄卒の班長達は緊張していた。
が、
現れたのが、園児の遠足スタイルの紀伊助を肩に乗せた、柔道着姿のイカツイ剛磨である。
緊張していた班長達の顔がおもいっきり緩んだ。
そして、その後ろから、超な野菜人のコスプレ少年、
袴姿の剣士。
そして、スーツ姿の樹魅である。
班長達は一瞬ポカンとしたが、いち早く我に返った1人の班長が樹魅に挨拶した。
どうやら話は樹魅だけとした方が早そうだ、と、とっさに判断したらしい。
危機管理能力が高い人物でなければ、危険が危ない地獄の現場の仕事では、自分も部下も守れない。
樹魅はこの班長を高く評価した。
と同時に、
人の見極めに、この4バカ兄弟が使える事に気がついた。
ここで、地獄の構造について、少々説明しておく。
地獄は罪人が死後送られる場所である。
八大地獄と言われ、罪の重さによって送られる場所が違う。
罪が重い程、送られる場所がどんどん深くなっていき、責め苦の酷さも上がっていく。
RPGのダンジョンみたいなものだろうか。
深くなる程、険しく難しくなっていく。
八大地獄の第一階層、等活地獄。一番罪の軽い者がここに来る。
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王子達の視察は1日1階層を巡り、7日かけて第七階層である大焦熱地獄まで回る予定である。
八大地獄なのに、最後の最重罪人のいる第八階層の阿鼻地獄へ行かないのか、と思うが
この地獄、少々特殊なのである。
なにせ、二千年かけてその地獄に落ちるのだ。
つまり有史以来2021年、弥生時代の重罪人がやっとこ、この地獄にたどりついたのだ。
二千年、ただなにも出来ず暗闇の中、落ち続ける。
んもう、自分がなんなのか、わかんないのではないだろうか。
その後、責め苦が6万4千年続く。
なんだかわからん。
もう、時間の概念が異なっていると割り切って、黄泉の国の神格イザナミ様に眷属にしていただいた獄卒達に任せている。
丸投げである。
もうムリ。
なので、そちらは除外した。
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そして、今日は初日なので、第一階層、等活地獄である。
等活地獄は殺生すると落ちる地獄で、樹魅②に出た太助がいるのもこの地獄である。
死者同士、鉄の爪で相手を引き裂き、骨になるまで戦ったりする。
そんな責め苦が500年続く。
さて、王子達が視察に来るとあって、獄卒の班長達は緊張していた。
が、
現れたのが、園児の遠足スタイルの紀伊助を肩に乗せた、柔道着姿のイカツイ剛磨である。
緊張していた班長達の顔がおもいっきり緩んだ。
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どうやら話は樹魅だけとした方が早そうだ、と、とっさに判断したらしい。
危機管理能力が高い人物でなければ、危険が危ない地獄の現場の仕事では、自分も部下も守れない。
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人の見極めに、この4バカ兄弟が使える事に気がついた。
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