《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
506 / 562
外伝 センバは続く

幕間 守ったのは… 3

しおりを挟む
フレア公爵視点


「その通達、残っているか?何と書いてあるのか、お前の記憶ではなく、ちゃんと確認したいのだが?」
氷のが尋ねると

「ない。読んだら処分しろと。まぁ、宗教国が誘拐の勧誘めいた通知書、残したがるわけがない」
ハンっと、鼻で嗤うように言い捨てた神父。
っていうか、考えたら、正式な孤児院の神父じゃなく、成り代わり神父か。

「大神官まで「大司教な」ああん?呼び名にこだわるって、いまだに権威が好きなんだな。
まぁいい。その嘗ての大司教様的には、黒髪に加護がある、って、黒髪全員に加護があると本気で思ってんのか?
有るか無いかなんて、教会で鑑定しなきゃわからんだろう?拐って、鑑定して、加護がなきゃ、どうする気だったんだよ?」
氷の質問で気づいた。確かにそうだわな?

「実際、加護が有ろうが無かろうが、黒髪の戦闘能力は凡人にしたら加護が有るようなもんだろう。
昔、第三王子が偽聖玉の剣事件を起こした時も、聖女モドキが王城で夜会事件を起こした時も、黒髪が1人か2人居ただけで魔物が殲滅されたと聞いてる。そりゃおかしい。戦闘能力自体がもう加護と同じじゃろう。
…ワシの見解じゃ。実際そうかわからんが、しゃべったら、罪を軽くしてくれるか?」

「「考えておこう」」
考えるな!

「よ、よし、言ったな!なら、もうこの際だ、いくらでもしゃべるわい」
3年、権威から離れると、嘗ての腹黒も見抜けなくなるもんなんだな。
疑いもなくしゃべりだしたわ。

「黒髪のを集めて、その思想を誘導、戦闘能力を活かして作る〝異端審問機関〞。
こりゃ最強じゃろう。
宗教国にかつてない力が集まると思わんか?」

「はぁあ?!」
「子供だろう?時間がかかりすぎやしないか?!」
ただ驚くワシと、冷静な氷。

「魔獣暴走も終わり、これから平和な時期が始まるんじゃろ?黒髪も気が緩むから子供を拐う程度、ごろつきで出来たじゃないか。
平和な時期こそ、時間がかかることでも出来るだろう?」
クックックと醜悪な顔で嗤い

「まぁ、あくまでもワシの想像じゃが、そう違っておらん気がする」
ふんぞり返る成り代わり神父。

マジかぁ…
って、教会で孤児院をやってる神父、全員、尋問必要じゃねぇか?!
この国だけでいいのか?
ああ、魔の森があるのはセンバだけだから、この国だけで良いのか。ん?センバ商会に注意事項として伝えるべきか?

よし!エミリオに丸投げだな!!

これでセンバからの八つ当たりは防げるだろう!

教会は知らんが、領地は大丈夫だな!!
しおりを挟む
感想 68

あなたにおすすめの小説

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!

えながゆうき
ファンタジー
 妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!  剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです

ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。 転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。 前世の記憶を頼りに善悪等を判断。 貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。 2人の兄と、私と、弟と母。 母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。 ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。 前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

異世界の貴族に転生できたのに、2歳で父親が殺されました。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリー:ファンタジー世界の仮想戦記です、試し読みとお気に入り登録お願いします。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~

翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……

【完結】私ですか?ただの令嬢です。

凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!? バッドエンドだらけの悪役令嬢。 しかし、 「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」 そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。 運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語! ※完結済です。 ※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///) ※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。 《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》

転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜

みおな
ファンタジー
 私の名前は、瀬尾あかり。 37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。  そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。  今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。  それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。  そして、目覚めた時ー

処理中です...