《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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外伝 センバは続く

幕間 売られた喧嘩は倍値で買う

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アレグロ視点


私の生涯の伴侶と決めたアルト司祭様。
第一回目の家族の肉祭りで告白してから、毎日孤児院に通い妻をしているわ!!うちの親も応援してくれている。
あれから4年!
私も14歳になって、大人の魅力も、魅力も…ック!
結婚出来るまで後4年、私という存在がアルト司祭様の日常に成るように日々努力をし続けるのみ!

武神様!オラに力を貸してくれ!

「アレグロ姉ちゃん。武神様は武の神様で、縁結びの神様じゃないよ?」
冷静にツッコむんじゃないわよ、孤児院イチの秀才が!
いいのよ、ここはセンバ、センバの守り神様に願うのが一番よ!

「っていうか、最近、司祭様、何か悩んでる感じしない?姉ちゃん、聞いてないの」
秀才くんも感じてた?そうなのよ、私は司祭様のお力になりたいのに!まだ子供だと隣に立たせてもらえないのがもどかしい。
あ"あ"あ"あ"!!早く大人にならないかしら!!

「じゃ、一緒に聞いてみようよ。僕も司祭様には感謝してるんだ。司祭様が来てから教えてくれる幅が広がって楽しいくなったもの!恩返ししなくっちゃ」
まぁそうね、今までの孤児院は、戦う術と、魔の森の生き方がメインだったわね。
まぁ、魔獣暴走が近いと言われていたのだからそれも仕方の無いことではあったけど。
魔獣暴走も無事に終わって、エミリオ様が子供の人生の選択肢を増やそうとしてくださってても、教える人間が今までいなかったものね。
そこに来たアルト司祭。
いやぁ、もう、私のアルト司祭の完璧なこと!
読み書き計算に始まり、歴史も面白く教えてくれて、それから商人の交渉術、嫌な人間のやり口、逆らえず流されたご自分の日々を赤裸々に、友人の話として誤魔化してはいたけれど、あれ、絶対自分の話よね。そんなことも子供達のこれからの教訓として伝えてくれる優しさ!
自分の黒歴史さえも、子供達の未来のためにと「姉ちゃん、妄想にふけってるとこ悪いんだけど、行かないなら置いてくよ?」

秀才くん、今行くわ!!

って、あら?

「ちょっと待って!誰か、馬で来てる!めっちゃ急いでる!」
「え、そうなの?よく分かったね?」
「私、耳が良いのよ!」

ほら来た!って、エミリオ様とシラヌイ様?イチイ様のご出産で、王都に行ったんじゃなかったの?

「ああ、アレグロとカツラ。アルト司祭は?」
「中に居るよ!呼んでくる?」
「いや、話がしたい。俺らが中に行くから馬を頼む」
「じゃ、僕、もう1人連れて来て馬のお世話するから、姉ちゃんは、先に行って司祭に伝えて来て、お茶の用意してて!」
「オッケー!」
お茶請け、なにかあったかなぁ?


コンコンコン
「お茶、お持ちしました」

司祭様の部屋に入ると、エミリオ様とシラヌイ様は難しい顔で、司祭様は頭を抱えていた。

「司祭様、どうしたんです?私、なにか出来ることないですか?」
お役に立ちたいのです!!

「ああ、アレグロありがとう。大丈夫だよ、エミリオ様も来てくださったからね。なんとかなる、なんとか…」
司祭様が弱々しい笑顔で答えてくれるけど、そうじゃないんだってば!

「司祭様!私はもちろんですけど、孤児院のみんなも司祭様が悩んでるの知ってるんですよ!
みぃんな、お役に立ちたいんです!司祭様の負担になってるのがイヤなんです!」
司祭様の隣に座って、司祭様の両手をギュット握る。

「そうですよぉ。みぃんな、不安なんです。なにか出来ることがあった方が嬉しいです」
ヒョイと扉から顔を出すカツラ。それに連れて年長の子達もヒョイヒョイと顔を出して、うんうんうなずく。

「注意喚起のため、物事が分かってる年長の子供達には話しておいた方が良いかもなぁ。
なぁ、お前達、自衛手段持ってるか?」
エミリオ様が入り口で固まっている子供達に声をかけると

「戦えるか、ってこと?
一応?それなりに?だって、アルト司祭様が来るまでは、魔獣暴走が近いからって、戦闘訓練が多かったし。自分達で野菜も作ってるから、鍬とかもあるよ!
シラヌイ様や、砦の人には負けるけど、多分、司祭様より強いよ!
何からチビ達を守ればいい?やってやるよ、なぁ!」

「「「おおぉぉ!!!」」」

みんな、扉の影から出てきて、拳を突き上げる。
うんうん、それでこそセンバ。

さぁさぁ司祭様、エミリオ様!
私達、何をやっつければいいのかしら!!
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