《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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外伝 センバは続く

私の行く道 16

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ええ。
私達、帰る事にしましたの。

だって、センバ一族の大事な大事な勇者の再来であるチィおばさまの出産が控えてるんです。
一族総出のお祝いイベントに子供達の演舞を披露しないなんてあり得ませんもの。

不義理な宗教国の何時開催されるかわからないイベントのために、4ヶ月後に迫ったセンバの総力上げてのお祝い事を放棄しろなんて、センバに全面戦争を吹っ掛けてるのと同じことです。何時でも受けて立つ所存です、パパが。

それでもなんか、ぐだぐだ言ってるので、教皇様の快気を願って、って事で、帰る前に広場で子供達の演舞を披露していくからそれで満足しろよ、と、りおじさまは交渉をぶった切ったそうです。

センバの実力を理解しないなんてお馬鹿さんですね!

そして教皇様と会合してから5日後。

私達的には次の日でも良かったんですけどね、広場の使用の許可がー、とかまたウダウダ言い出したらしいので、じゃぁもういい、なんもしないでそのまま帰るよ、と、本当に出発したんです。なぁんだ、さっさと帰っちゃえば良かったねぇ、なんて言ってたら、首都を出た辺りで、慌てて追いかけてきたであろう使者さんに土下座されました。
遅すぎません?

そんなこんなで戻って来て、結局教皇様と会ってから5日も経って、広場で御披露目となりました。

ってか、ここで披露してください、ってだけ言って、そそくさと一番前を陣取る神官の皆さん。

はい?

準備の確認やら、会場をどこまで使うとか、演舞ですよ、危ないから警備的なものや進行係やら、なんの説明もなく?
なんっていうか、食事の手配とか、着替えの控え室的なものとか、本当にここに連れてきただけ?

勝手にやれと?

…。
……。

ええ、勝手にド派手にやってやりましょう!!!


まず、ヨーク様が、観客と舞台の仕切りだと太もも辺りまでの壁を土魔法で作ってくれます。
しかも、神官の皆さんが陣取った場所の外側に。
神官だけが優遇されてるように見えます。神官の顔が優越感に浸ってますね。
ですが、広場の地面が材料です。土壁を挟んだ両側の地面はがったがたです。ええ、神官の座っている場所もです。
笑顔で、わざとですね!

「興奮して寄って来ようとしても、地面がガタガタだと歩きづらいから、転びそうになったら冷静になるだろう?」
とのこと。
うんうん、パパが穴を開けて仕切るのでないだけマシと思って欲しいですね!

そして土壁に添って公爵様方を含めた護衛の皆さんが警備してくれています。
公爵様曰く、
「ここなら巻き込まれ被害に合わないですむだろう?」
ええ、何も起きませんよ?ここでは。

子供達も衣装に着替えました。
私もパパとお揃いです。ヨーク様とお揃いが良かったですが、ヨーク様とシチミとワサビが鳴り物隊で、3人がお揃いの衣装です。
アンとセリ、アルト司祭様が裏方です。

広場は大勢の人で溢れています。



ジャァァァーーーン!!!



ヨーク様が銅鑼を鳴らしました。



センバ神楽演舞団、開演です!!
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