《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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外伝 センバは続く

私の行く道 17

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ドン ドン ドン ドン

太鼓のリズムに合わせて子供達がバク転やら側転しながら舞台に出てきて、塔になって行きます。

ドドドドドドド ドン!

連打する太鼓に合わせて、最後の子が飛び出し、踏み台の子に向かってバク転し、踏み台の子は受け止めつつ、高ぁく放り投げ、人間の塔の最後に着地した時に、太鼓の大きな音が合わせ、ポーズを取ります。

拍手喝采です。

ジャーーーンという銅鑼の音に合わせて、最上階の子はまた高く飛び跳ねバク中、それと同時に下の子達は崩れ落ちると、キャーとちょっとした悲鳴が上がりましたが、子供達は冷静に、バク中のあと半ひねりを加えて、大の字になる子を受け止ると、勢いを殺して、ふわっと前に投げます。

着地した子に合わせて全員で「「「「「ハイ!!」」」」」とポーズを取れば、これまた拍手喝采。

私も一緒に盛大な拍手をします。

ちなみに私は、棒を持って、パパの肩の上に立ち、鳴り物側と反対の登場口にいます。
ママ曰く、コンダクターです。
鳴り物も、演技の子供達も、皆、集中してくると、早くなるんです。
そうすると勢いがつきすぎて受け止める子を通り越したり、タイミングがずれたりと、綺麗に決まらないのです。

そこで私です。

私はチビなので、パパの肩の上に立って、皆から見えるように身体全体で一定のリズムを取ります。
リズムだけでなく、そこは柔らかく!シュっと!もっと力強く!とかも指示してます。
皆、私を見て表現力を理解してくれましたよ!
そして、リズムが崩れると、笛を8回吹いて速さを元に戻します。

ええ。

幼女が大人の肩の上で踊ってるのを見たら冷静になる、とは、ワサビの談ですが、なにか?


全員が一列に整列し、お辞儀をしたところで、りおじさまが登場。
なんっていうか、りおじさまの美貌にポーッとなるご婦人もちらほら見えます。

「えー、本日はセンバ神楽演舞団の公演にご来場くださり、ありがとうございます。
本日は教皇様の体調不良の快癒を願って、我らセンバの守り神、武神様と知識神様に捧げる演舞を披露させて頂きます!」

風魔法で広く、広ぉく声を飛ばします。
ええ、宗教国の信仰してる主神様じゃなく、武神様と知識神様に捧げるって明言したうえに、教皇様が体調不良ってバラしてますね。
まずは軽い嫌がらせですね。

「では、続いて、題目は花火!
花火も元は供養や災いを払うとか儀式的意味があったそうです。教皇様の快癒を願って!
では皆様もご一緒に、銅鑼の音に合わせて〝災いよ、去れ!〞と掛け声で盛り上げをお願いしますね!」

りおじさま、観客を煽ります。

ふふふふふ。

さぁ、皆様もご一緒に、共犯者になりましょう!
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