《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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外伝 センバは続く

私の行く道 40

さぁ、今日は祭り当日。
三つ子の誕生と、なんと私の3歳も祝ってくれるということです!!

午前中から、お肉の焼ける香ばしい匂いが漂ってきています。
ええ、朝ごはんは少なめに、モシャモシャと容赦なく食べてるオムツ天使様の隣でおやつも我慢しましたとも!

お昼になり、いつも通りにじぃじが壇上に上がります。

「今日は素晴らしい報告が2つある!
1つ目、まずはシラヌイ一家の長女アンジュが無事に3歳を迎えた!!
さぁ、こっちにおいで!
大きな病気もなく、怪我もなく、すくすくと育っていること、それはセンバの皆が温かく見守ってくれてることにも繋がっている!ありがとう!」

ここでパパはお辞儀を、ママと一緒にカーテシーを披露して笑顔で手を振ります。
「「「「おめでとう!!!」」」」「アンジュさまぁ~」「ちっちゃいけど大きくなったな!」
拍手と声援を貰いました。
やっぱり皆からのおめでとうは嬉しいですね!

「だから今日は焼き菓子だけじゃなく、ケーキも沢山用意している!存分に食いまくれ!!」
じぃじが壇上から屋敷の真ん前を示すと、そこにはナターリエとフェンを筆頭に、我が家のパティシエ達が大きく手を振っています。
「「「うわーーーーーい!!!」」」「「「キャーー♪」」」
子供達と女性陣の大歓声が上がります。

「そして2つ目!
皆も知ってると思うが、イチイが三つ子を産んだ!!さぁ!!俺の新たな孫達、かもーーん!!」
「「「「うぉぉぉぉーーーー!!!!」」」」

大歓声と共に迎えられたりおじさま一家。

「イチイが抱いてるのが男の子達。長男オモト!次男チドリ!」
「「「「わぁぁぁぁーーー!!!!」」」」「絶対強くなるぞ!」「センバは安泰だな!」
チィおばさまが一歩前に出てお辞儀をします。

「そしてエミリオが抱いているのが長女サラサ!!」
「「キャーー!」」「おめでとう!!」「良かった!」「女の子!」
りおじさまが一歩前に出てお辞儀をします。

「皆可愛い俺の孫、センバの新しい仲間達だ!!皆、よろしく頼むぞ!!!!
さぁ、待たせたな、野郎共!!
祭りの開催だ!食って食って食いまくれ!!!!」
「「「「うおおおおおおぉぉぉーーーー!!」」」」
大歓声と共に祭りが開催されました。

壇上から下りると、りおじさまとチィおばさまが、もみくちゃにされそうだったので、アカシアおじさまとポプラおばさまが「まだ赤ちゃんだから優しくね!」「順番だ!まず肉とケーキを食ってこい!」と人混みから守っています。

私の所にも「お誕生日おめでとう!」「あっという間だね!」と沢山人が来てくれました。
パパに肩車をしてもらい「ありがとう!」を振り撒きまながらも
「でもね、お腹ぺっこぺこなの!祭りのために朝ごはんちょっとで、おやつも我慢したの!!」
と叫んだら、
「そりゃ大変だ!まずは肉だ!!」「おい!アンジュ様に肉持ってこい!」「何肉だ?!」「一通り持ってこい!」
と、一斉に伝言ゲームが始まって
「アンジュ様!ここ、ここ!!」
と、あっという間にテーブル一面にお肉が乗った場所が確保されました。

「りおじさまとチィおばさまもお腹ぺっこぺこよ!!」
「「「「なんだと?!!!」」」」
私が叫ぶと、皆が一斉に、りおじさま達を振り返ります。

「おい!イチイ様には人一倍食ってもらわにゃ!」「エミリオ様にも腹一杯食わせろ!」
「「「子育ては体力勝負だ!!」」」
瞬く間にりおじさま達のテーブルも出来上がっていき、三つ子を寝かせる籠も用意されます。

「さぁさぁエミリオ様一家もこちらに!!」
皆がテーブルを囲み、お肉を食べて、赤ちゃんの籠を大勢が囲みます。

ここには笑顔しかありません。

私も笑顔でお肉を頬張ります。

すると

「お誕生日ケーキはいかがです?」

この声は!!!

勢い良く後ろを振り返ると

「ヨーーーーーーーークさまぁぁぁぁぁ!!!!!!」

飛び出そうとしたところを、パパに捕獲されました。

「アンジュ、ヨークはケーキ持ってるのよ。それから、黒髪以外は?」
「タックル禁止です…」
ママに諭され、禁止事項も思い出しました。

「危なかった…」
ヨーク様もちょっとひきつってました。ごめんなさい。
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