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学園へ
いよいよ
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あれからいろいろありましたわ。
冷害の対応で、領地内でのお兄様の評価が天元突破したり、
セイラー夫人に「助けて、セラえもん!」をしたら、
数ヵ月後、侯爵も騙された詐欺師集団が捕縛された!と話題になり、
どうやら結構な人数の貴族が騙されてたようで。
というのも、現侯爵も出資してるから大丈夫、と知らないうちに広告塔にされていたらしく、
騙されてた額が変わってて公金横領じゃなくなってたのはいいけど、判断力に問題アリの烙印を押され、
すわ現侯爵は隠居か?と思いきや、そのまま居座ったために、排泄物父が大暴れ。
しかし
お前はなんの仕事をした?これから領地へ行って、仕事を一から全部するのか?
という侯爵の言葉で、領地には行きたくない、王都で暮らす、と、結局、排泄物父は王都でそのまま暮らし。
現侯爵は王都から逃げるように領地へ戻るも、お兄様の高い評価に唖然、何もさせて貰えずに別荘に引きこもり。
あ。
私達とチィちゃんの姿絵が文字通り、飛ぶように売れまして、
お兄様にちょっと資産ができました。
そんな事をしていたら
私達、10歳になりましたの。
学園に入学するために王都へ行くんですけれど、
王都のお家は排泄物父が居座っているけど、学園に入学するまで、嫌でも滞在しないといけないじゃないですか。
まさか、領地から馬車で入学式当日に乗り付けるわけにもいかず。
制服の準備、入寮の準備、学園にいる間のお仕事のやり取りの打ち合わせ、
どうしたって、1週間は滞在しなきゃいけないわけです。
でも。
すごいです、我が家の使用人のみんな。
4年ぶりになるのに、私達の顔覚えていてくれて、
「「おかえりなさいませ」」「「ご立派になられて…」」
とアンとか泣き出すし、セバスも涙目だし。
そして、排泄物父は
朝遅く、というより昼近くに起きるので鉢合わせすることなく
仕事の打ち合わせなど、執務室に来ることなく
日中、訓練場にも来ることなく
愛しい後妻の娘の動向にも興味はなく
母たる後妻も娘にかまわず
夕食も部屋でお兄様と義妹と一緒に取れば
あら不思議、
一週間、排泄物父はおろか義母にすら会わずに済みましたの。
まぁ、使用人の皆が鉢合わせしないように誘導もしてくれたんでしょう。
ただ、義妹は、私達の事をとっても慕ってくれましたの。
最初、ミツバが
「愛人の妹様がユーディリアお嬢様達に会いたがってますが、どうなさいます?」
とお伺いをたててきたので
「ミツバ的には、どう?」
と聞いたら、
「あの子は、まっとうに育ってます」
って言うから、会ってみましたの。
そしたら、初対面でいきなり
「両親がクズですみませんでしたぁぁぁ!!」
ってスライディング土下座かましましたの。
びっくりしちゃいまして
「うん、残念なことに、君的クズの父は、僕達にとってもクズ父親なんだよね、
だから、まぁ、君は悪くないかな?」
とお兄様がお許しを出しましたの。
そしたらまぁ、顔が真っ赤になっちゃって。
「どうしましょう!天使です!ミツバさん、私始めてこんなにキレイな顔の人間見た!!いや、人間でいいの?
ウソ、私、半分でも血が繋がってるの、本当に?
うちの母親、仕事してなくない?!
いやもう、なにか根本的に違ってない?!
いや、義妹とか思って頂かなくて良いです!
お二人のそばに居るには?!
そうです、私、お菓子作りが趣味なんです!これからもっと修行します!
将来!!!そう、将来に向けて!!
侯爵家、というか、お二人のデザート担当で雇ってください!!」
ってまた土下座しますの。
これにはお兄様も、
「ぬおい。
一応、君は庶子だけど、侯爵家の者だからね、あんまり腰が低すぎてもダメだからね。
特に、土下座なんて、人前でやっちゃダメだからね。
君も来年から学園でしょう?これからもちゃんと学んでね?」
「頑張ります!!」
ミツバがウンウンとうなずいてますわ。
なんか、母親的立ち位置ですわね?
さぁ、
そんなこんなで、明日は学園に入学です。
冷害の対応で、領地内でのお兄様の評価が天元突破したり、
セイラー夫人に「助けて、セラえもん!」をしたら、
数ヵ月後、侯爵も騙された詐欺師集団が捕縛された!と話題になり、
どうやら結構な人数の貴族が騙されてたようで。
というのも、現侯爵も出資してるから大丈夫、と知らないうちに広告塔にされていたらしく、
騙されてた額が変わってて公金横領じゃなくなってたのはいいけど、判断力に問題アリの烙印を押され、
すわ現侯爵は隠居か?と思いきや、そのまま居座ったために、排泄物父が大暴れ。
しかし
お前はなんの仕事をした?これから領地へ行って、仕事を一から全部するのか?
という侯爵の言葉で、領地には行きたくない、王都で暮らす、と、結局、排泄物父は王都でそのまま暮らし。
現侯爵は王都から逃げるように領地へ戻るも、お兄様の高い評価に唖然、何もさせて貰えずに別荘に引きこもり。
あ。
私達とチィちゃんの姿絵が文字通り、飛ぶように売れまして、
お兄様にちょっと資産ができました。
そんな事をしていたら
私達、10歳になりましたの。
学園に入学するために王都へ行くんですけれど、
王都のお家は排泄物父が居座っているけど、学園に入学するまで、嫌でも滞在しないといけないじゃないですか。
まさか、領地から馬車で入学式当日に乗り付けるわけにもいかず。
制服の準備、入寮の準備、学園にいる間のお仕事のやり取りの打ち合わせ、
どうしたって、1週間は滞在しなきゃいけないわけです。
でも。
すごいです、我が家の使用人のみんな。
4年ぶりになるのに、私達の顔覚えていてくれて、
「「おかえりなさいませ」」「「ご立派になられて…」」
とアンとか泣き出すし、セバスも涙目だし。
そして、排泄物父は
朝遅く、というより昼近くに起きるので鉢合わせすることなく
仕事の打ち合わせなど、執務室に来ることなく
日中、訓練場にも来ることなく
愛しい後妻の娘の動向にも興味はなく
母たる後妻も娘にかまわず
夕食も部屋でお兄様と義妹と一緒に取れば
あら不思議、
一週間、排泄物父はおろか義母にすら会わずに済みましたの。
まぁ、使用人の皆が鉢合わせしないように誘導もしてくれたんでしょう。
ただ、義妹は、私達の事をとっても慕ってくれましたの。
最初、ミツバが
「愛人の妹様がユーディリアお嬢様達に会いたがってますが、どうなさいます?」
とお伺いをたててきたので
「ミツバ的には、どう?」
と聞いたら、
「あの子は、まっとうに育ってます」
って言うから、会ってみましたの。
そしたら、初対面でいきなり
「両親がクズですみませんでしたぁぁぁ!!」
ってスライディング土下座かましましたの。
びっくりしちゃいまして
「うん、残念なことに、君的クズの父は、僕達にとってもクズ父親なんだよね、
だから、まぁ、君は悪くないかな?」
とお兄様がお許しを出しましたの。
そしたらまぁ、顔が真っ赤になっちゃって。
「どうしましょう!天使です!ミツバさん、私始めてこんなにキレイな顔の人間見た!!いや、人間でいいの?
ウソ、私、半分でも血が繋がってるの、本当に?
うちの母親、仕事してなくない?!
いやもう、なにか根本的に違ってない?!
いや、義妹とか思って頂かなくて良いです!
お二人のそばに居るには?!
そうです、私、お菓子作りが趣味なんです!これからもっと修行します!
将来!!!そう、将来に向けて!!
侯爵家、というか、お二人のデザート担当で雇ってください!!」
ってまた土下座しますの。
これにはお兄様も、
「ぬおい。
一応、君は庶子だけど、侯爵家の者だからね、あんまり腰が低すぎてもダメだからね。
特に、土下座なんて、人前でやっちゃダメだからね。
君も来年から学園でしょう?これからもちゃんと学んでね?」
「頑張ります!!」
ミツバがウンウンとうなずいてますわ。
なんか、母親的立ち位置ですわね?
さぁ、
そんなこんなで、明日は学園に入学です。
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