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これぞ悪役?シスコン無双
この後、驚きの真実が!
イーリー様のお見舞いに行ってから3日。
来週学園に通えば、センバに籠ろうと計画していた週末。
お兄様がぽつりとつぶやきました。
「ホネが戻って来ない」
「「え?」」
私もチィちゃんも???です。
「イーリー様を助けた後、ホネが瘴気の中に残ったんだ。この中を探るって。
彼女を堕とした原因を探りたかったんじゃないかな?
1人で戻って来れるのか?って聞いたら大丈夫、って瘴気は自分のフィールドだ、って大口叩いたくせに、
案の定、戻って来ない」
「えーー、イーリー様に入ったまんま、という事ですの?」
「わからん。
でもイーリー様の中に入った、じゃなく、彼女が嵌まった瘴気の中に入った、だから、違う気がする。
もし、彼女の中に残ってたら、イーリー様は、いまだにホネの夢を見る気がする」
「確かに、ホネが夢に出た、とは聞いてませんわね」
「うん、見たら、真っ先に報告しそうな気がする」
「え、じゃぁ、ホネ、どこ行っちゃったんでしょう?」
チィちゃんも心配します。
まぁ、最初は厄介と思ってましたが、何気に便利でしたし?愛着もわいてきた感じですし?
心配してやらないこともないですわ。
「珍しく、ディが素直じゃないね?」
お兄様が微笑ましいものを見る目をしてますわ。
恥ずかしいので、ぷいっと横を向くと、そこにはチィちゃんのお顔が。
「リア様、可愛い、天使ですぅ!!!あ、鼻血出そう」
「イチイ、まだ不意打ちに弱いのね?」
お兄様も私も苦笑いですわ。
「今まで、おいホネ!って言葉をかけたら出てきたからなぁ。
どうやったらホネの場所を探れるか、わからん」
セイラー夫人をして魔力制御の権化と言わしめたお兄様ですもの、イケルんじゃなくて?
「ホネの魔力?ありゃ瘴気が元なんだろう?
俺と繋がってるって言ってたよな?うーん?」
「あ、じゃぁ、一緒に魔力循環やってみます?師匠にご助力願います?」
「ハイ!!イチイも混ぜてください!
ってか、師匠ってどちら様?」
「「え?!」」「え?」
驚く私達と、首をかしげるチィちゃん。
「ああ、センバにも伝えてない、俺とディだけの秘密だったカモ…」
その時、ノックの音が聞こえ、ライ様の来訪が伝えられました。
「相変わらず、絶妙なタイミング…」
お兄様がうなだれます。
ええ、この際、チィちゃんとライ様にはお伝えしておきましょう。
「なるほど?」と首をかしげるライ様と
「よくわかんないけど、リア様が素敵ってことは分かってます!」胸を張るチィちゃん。
「うん、師匠の事を、誰にも、それこそ夫人やヒサギ様とかにも話さないでくれたら、それで良いよ」
お兄様が疲れたように首を振ります。
「なるほど!4人だけの秘密と言う事ですね!!」
キラキラした顔で言うチィちゃんの真下で「ワン!!」と鳴き声がしました。
「そうね、ロアも入れて4人と一匹だけの秘密です」
人差し指を口に当て、しーーっと合図をして、にっこり笑います。
「「命に代えても!!」」
真っ赤な顔したライ様とチィちゃんが高速でうなずきます。
でも、
センバの直系が、師匠をバラさなきゃ死んじゃう状況って、ないと思うわ?
4人で座って手を繋ぎ、目を閉じます。
ロアは隣に、伏せの状態で見守ります。
私からお兄様に魔力を流し、お兄様からチィちゃんへ、ココまでは順調。
しかし、チィちゃんからライ様へ、が、どうも上手くいかない模様。
試しにチィちゃんとライ様を交換してみます。
やっぱりライ様からチィちゃんへ上手く流れません。
「おいコラ脳筋ども」
お兄様のコメカミがピクピクしています。
「身体強化で、全身に魔力張り巡らしてんだろ?
それと同じじゃないんかい!!なぜ循環出来んのだ?!!」
「待ってくれ!!
巡れる、巡ってるのはわかる!!リオ殿の魔力も、リアの魔力も受け入れられる!!
だがしかし!!
出すってなんだ?!!」
「「は?」」
「センバは確かに身体強化が得意だ。
身体の筋肉を意識するように、そこに魔力を意識して強化出来る。
でもそれは自分の身体の中だ。
血が吹き出すように、傷口を作って魔力を出すという事か?!」
「「それはやっちゃダメな気がする!!」」
お兄様との声も揃うってもんです。
「出す~、出る~、鼻血じゃなくぅ~」
チィちゃんもお経のように、目を閉じてうんうん唱えています。
いやいや、鼻から魔力出たら怖いって。
「…もしかして。
魔力放出が絶望的にポンコツだから、身体強化しか出来ないんじゃないのか?
だから、センバじゃない親から受け継いでるはずの属性魔法、出せないんじゃないのか?」
…センバの直系は、
フーティ様も驚くまさかの2属性持ちの宝庫なのに
ポンコツ過ぎて活かせないという真実に辿り着きました。
来週学園に通えば、センバに籠ろうと計画していた週末。
お兄様がぽつりとつぶやきました。
「ホネが戻って来ない」
「「え?」」
私もチィちゃんも???です。
「イーリー様を助けた後、ホネが瘴気の中に残ったんだ。この中を探るって。
彼女を堕とした原因を探りたかったんじゃないかな?
1人で戻って来れるのか?って聞いたら大丈夫、って瘴気は自分のフィールドだ、って大口叩いたくせに、
案の定、戻って来ない」
「えーー、イーリー様に入ったまんま、という事ですの?」
「わからん。
でもイーリー様の中に入った、じゃなく、彼女が嵌まった瘴気の中に入った、だから、違う気がする。
もし、彼女の中に残ってたら、イーリー様は、いまだにホネの夢を見る気がする」
「確かに、ホネが夢に出た、とは聞いてませんわね」
「うん、見たら、真っ先に報告しそうな気がする」
「え、じゃぁ、ホネ、どこ行っちゃったんでしょう?」
チィちゃんも心配します。
まぁ、最初は厄介と思ってましたが、何気に便利でしたし?愛着もわいてきた感じですし?
心配してやらないこともないですわ。
「珍しく、ディが素直じゃないね?」
お兄様が微笑ましいものを見る目をしてますわ。
恥ずかしいので、ぷいっと横を向くと、そこにはチィちゃんのお顔が。
「リア様、可愛い、天使ですぅ!!!あ、鼻血出そう」
「イチイ、まだ不意打ちに弱いのね?」
お兄様も私も苦笑いですわ。
「今まで、おいホネ!って言葉をかけたら出てきたからなぁ。
どうやったらホネの場所を探れるか、わからん」
セイラー夫人をして魔力制御の権化と言わしめたお兄様ですもの、イケルんじゃなくて?
「ホネの魔力?ありゃ瘴気が元なんだろう?
俺と繋がってるって言ってたよな?うーん?」
「あ、じゃぁ、一緒に魔力循環やってみます?師匠にご助力願います?」
「ハイ!!イチイも混ぜてください!
ってか、師匠ってどちら様?」
「「え?!」」「え?」
驚く私達と、首をかしげるチィちゃん。
「ああ、センバにも伝えてない、俺とディだけの秘密だったカモ…」
その時、ノックの音が聞こえ、ライ様の来訪が伝えられました。
「相変わらず、絶妙なタイミング…」
お兄様がうなだれます。
ええ、この際、チィちゃんとライ様にはお伝えしておきましょう。
「なるほど?」と首をかしげるライ様と
「よくわかんないけど、リア様が素敵ってことは分かってます!」胸を張るチィちゃん。
「うん、師匠の事を、誰にも、それこそ夫人やヒサギ様とかにも話さないでくれたら、それで良いよ」
お兄様が疲れたように首を振ります。
「なるほど!4人だけの秘密と言う事ですね!!」
キラキラした顔で言うチィちゃんの真下で「ワン!!」と鳴き声がしました。
「そうね、ロアも入れて4人と一匹だけの秘密です」
人差し指を口に当て、しーーっと合図をして、にっこり笑います。
「「命に代えても!!」」
真っ赤な顔したライ様とチィちゃんが高速でうなずきます。
でも、
センバの直系が、師匠をバラさなきゃ死んじゃう状況って、ないと思うわ?
4人で座って手を繋ぎ、目を閉じます。
ロアは隣に、伏せの状態で見守ります。
私からお兄様に魔力を流し、お兄様からチィちゃんへ、ココまでは順調。
しかし、チィちゃんからライ様へ、が、どうも上手くいかない模様。
試しにチィちゃんとライ様を交換してみます。
やっぱりライ様からチィちゃんへ上手く流れません。
「おいコラ脳筋ども」
お兄様のコメカミがピクピクしています。
「身体強化で、全身に魔力張り巡らしてんだろ?
それと同じじゃないんかい!!なぜ循環出来んのだ?!!」
「待ってくれ!!
巡れる、巡ってるのはわかる!!リオ殿の魔力も、リアの魔力も受け入れられる!!
だがしかし!!
出すってなんだ?!!」
「「は?」」
「センバは確かに身体強化が得意だ。
身体の筋肉を意識するように、そこに魔力を意識して強化出来る。
でもそれは自分の身体の中だ。
血が吹き出すように、傷口を作って魔力を出すという事か?!」
「「それはやっちゃダメな気がする!!」」
お兄様との声も揃うってもんです。
「出す~、出る~、鼻血じゃなくぅ~」
チィちゃんもお経のように、目を閉じてうんうん唱えています。
いやいや、鼻から魔力出たら怖いって。
「…もしかして。
魔力放出が絶望的にポンコツだから、身体強化しか出来ないんじゃないのか?
だから、センバじゃない親から受け継いでるはずの属性魔法、出せないんじゃないのか?」
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