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これぞ悪役?シスコン無双
つ、ついに…
「覚えたら、辺境伯様も超えられるカモ?」
「リア!!それは本当か?!!」
何気なくつぶやいた言葉にライ様が食いつきます。
「ええ、だって、ずば抜けた身体能力に、戦闘のセンス、さらに魔法が加わったら。
ね、お兄様?
史上最強のセンバの完成だと思いません?」
「「教えてくれ!!」下さい!!」
ライ様とチィちゃんが頭を90度に下げての懇願です。
「うーん?身体強化に魔力を使ってるなら、魔法の威力はあんま出ないんじゃないのか?
それにコイツら、絶対!結局!最後は物理な気がするし?」
すすすっと目を反らすセンバコンビ。
ええ、最後は物理なんでしょうねぇ。
「でも、選択肢が増えるのは良いことだと思うのです」
「まぁねぇ、フェイントとかにも使えるかも?」
「ライ様は雷を持ってるはずじゃないですか、チィちゃんの氷も結局のところ水ですよね?
2人で広範囲に合わせ技で感電とか出来たら、一体づつ倒すより魔獣暴走の時、役立ちません?」
「…ディ、結構えげつないこと思いつくね?」
「そうですか?
だって、大量の魔獣を一度に相手にしなきゃいけないから魔獣暴走なんですよね?
安全に対処出来たら、それに越したことないじゃないですか」
「まぁね?
でも、それって、俺とディぐらい大量の魔力を使えて、力量も揃えて、息が合わせられなきゃ、無理じゃねぇ?」
「………無理っぽいですわね」
お兄様との会話の間、
チィちゃんはポカーンと私達の顔を見つめ、
ライ様は、目を反らしていますわ。
最初っから諦めてません?
「まぁでも?魔法が出せるように訓練するのは良いことだと思うよ?」
「きっと、魔力放出さえ出来てしまえば、あっさり、色んな事をやってのけそうですわ」
「やりそうだ…」
お兄様、遠い目をしないでくださいませ。
ホネマントの捜索は後回しになりました。
「まぁ、今晩帰って来るかもしれないし?ディと2人で落ち着いてやった方が良い気がする」
…えぇ、私も同感ですわ。
そして4人で訓練場に来ました。
「まずはお手本を見せた方が良い気がしますわ。お兄様、どうぞ!!」
「俺?!」
「魔力制御上手なの、お兄様ですもの」
「…ディもキチンと訓練しようね?
じゃ、まずは、手のひらから、それ! 〝ポン〞
次に指先から、それ! 〝ポンポンポン〞
最後に、指先から出すときに、狙いを定めて、ウィンド・ショット!!」〝ドシュ〞
「「キャー!!ステキぃ!!!」」
チィちゃんと手を取り合ってお兄様を讃えます。
「…すまん、全くわからん」
ライ様がものすごく眉間にシワを寄せて腕を組んでいます。
「えっと、魔力循環は出来るんですよね?「うむ」
手のひらに魔力を集めてください「うむ」
その魔力を筋肉に使うのではなく「なぬ?!」
ああー、じゃぁ、循環して集める、集めたもの使わず再び循環して集める、を繰り返してみましょう。
筋肉や、握る力を想像しちゃダメです。
ただただ魔力を感じてください」
お兄様、教え方が完璧ですわ!!
「じゃ、チィちゃんもやってみましょうか?」
「ハイ!ぐーるぐーる、ぎゅ!」
「チィちゃん!ぎゅ!はダメです!」
「あ、ハイ!ぐーるぐーる、んぱっ!」
「…チィちゃん、んぱっ、って…霧散さてるなら、放出、出来てるのでは?」
「ディ?何で〝んぱっ〞で霧散だと分かるの?
イチイ?霧散じゃダメなんだよ、集めたまま出さなきゃ、魔法の形にならないよ?
だから、集めたものをまた循環させてみよう?
集めたものを筋肉に使わない訓練だよ」
さすがお兄様、理路整然としています!
「うん、ディが感覚的なのは分かってる。
小さい時の俺、ディの〝集めてポン〞の一言でよく出来たな、と思うわー。
ん?でも、この脳筋どもも感覚派なんだから、ディの教え方であっさり出来たりして?」
「あら、試してみます?」「お、おぅ?」
なぜかお兄様がしどろもどろですが、まぁ気にしないことにしますわ。
「では!
お二人とも!!よく聞いてくださいまし!!」
「「ハイ!!!」」
「足を広げて!腰を落として、スクワットの状態をキープ!
いいですか!こっからはイメージです、想像力が大事です!!
左小脇にスイカを抱え、手のひらは上に向け、そこに亀を一つ載せます!」
「「亀?!!」」
「適度な重さと程よい丸みがある上に甲羅で固い、けど生き物ですわ!
リンゴなら、あ、潰れちゃったテヘペロ♪で済みますが、亀は生き物、命が有ります!!
続けます!!
亀を潰さないように右手で包み!!
潰さないように、けど気合いを溜めます!!
溜めたら!!
一気に両手を伸ばし、腕力じゃなく気合いで亀を押し出すのです!!」
「カメ、発射!!」「カメ、ハッ!!」
ボシュ!!ガシュッ!!
「生き物、命って、あっさり放るんかい!!」
やりましたわ!!
ついに、念願の亀の必殺技ですわぁ!!!
「リア!!それは本当か?!!」
何気なくつぶやいた言葉にライ様が食いつきます。
「ええ、だって、ずば抜けた身体能力に、戦闘のセンス、さらに魔法が加わったら。
ね、お兄様?
史上最強のセンバの完成だと思いません?」
「「教えてくれ!!」下さい!!」
ライ様とチィちゃんが頭を90度に下げての懇願です。
「うーん?身体強化に魔力を使ってるなら、魔法の威力はあんま出ないんじゃないのか?
それにコイツら、絶対!結局!最後は物理な気がするし?」
すすすっと目を反らすセンバコンビ。
ええ、最後は物理なんでしょうねぇ。
「でも、選択肢が増えるのは良いことだと思うのです」
「まぁねぇ、フェイントとかにも使えるかも?」
「ライ様は雷を持ってるはずじゃないですか、チィちゃんの氷も結局のところ水ですよね?
2人で広範囲に合わせ技で感電とか出来たら、一体づつ倒すより魔獣暴走の時、役立ちません?」
「…ディ、結構えげつないこと思いつくね?」
「そうですか?
だって、大量の魔獣を一度に相手にしなきゃいけないから魔獣暴走なんですよね?
安全に対処出来たら、それに越したことないじゃないですか」
「まぁね?
でも、それって、俺とディぐらい大量の魔力を使えて、力量も揃えて、息が合わせられなきゃ、無理じゃねぇ?」
「………無理っぽいですわね」
お兄様との会話の間、
チィちゃんはポカーンと私達の顔を見つめ、
ライ様は、目を反らしていますわ。
最初っから諦めてません?
「まぁでも?魔法が出せるように訓練するのは良いことだと思うよ?」
「きっと、魔力放出さえ出来てしまえば、あっさり、色んな事をやってのけそうですわ」
「やりそうだ…」
お兄様、遠い目をしないでくださいませ。
ホネマントの捜索は後回しになりました。
「まぁ、今晩帰って来るかもしれないし?ディと2人で落ち着いてやった方が良い気がする」
…えぇ、私も同感ですわ。
そして4人で訓練場に来ました。
「まずはお手本を見せた方が良い気がしますわ。お兄様、どうぞ!!」
「俺?!」
「魔力制御上手なの、お兄様ですもの」
「…ディもキチンと訓練しようね?
じゃ、まずは、手のひらから、それ! 〝ポン〞
次に指先から、それ! 〝ポンポンポン〞
最後に、指先から出すときに、狙いを定めて、ウィンド・ショット!!」〝ドシュ〞
「「キャー!!ステキぃ!!!」」
チィちゃんと手を取り合ってお兄様を讃えます。
「…すまん、全くわからん」
ライ様がものすごく眉間にシワを寄せて腕を組んでいます。
「えっと、魔力循環は出来るんですよね?「うむ」
手のひらに魔力を集めてください「うむ」
その魔力を筋肉に使うのではなく「なぬ?!」
ああー、じゃぁ、循環して集める、集めたもの使わず再び循環して集める、を繰り返してみましょう。
筋肉や、握る力を想像しちゃダメです。
ただただ魔力を感じてください」
お兄様、教え方が完璧ですわ!!
「じゃ、チィちゃんもやってみましょうか?」
「ハイ!ぐーるぐーる、ぎゅ!」
「チィちゃん!ぎゅ!はダメです!」
「あ、ハイ!ぐーるぐーる、んぱっ!」
「…チィちゃん、んぱっ、って…霧散さてるなら、放出、出来てるのでは?」
「ディ?何で〝んぱっ〞で霧散だと分かるの?
イチイ?霧散じゃダメなんだよ、集めたまま出さなきゃ、魔法の形にならないよ?
だから、集めたものをまた循環させてみよう?
集めたものを筋肉に使わない訓練だよ」
さすがお兄様、理路整然としています!
「うん、ディが感覚的なのは分かってる。
小さい時の俺、ディの〝集めてポン〞の一言でよく出来たな、と思うわー。
ん?でも、この脳筋どもも感覚派なんだから、ディの教え方であっさり出来たりして?」
「あら、試してみます?」「お、おぅ?」
なぜかお兄様がしどろもどろですが、まぁ気にしないことにしますわ。
「では!
お二人とも!!よく聞いてくださいまし!!」
「「ハイ!!!」」
「足を広げて!腰を落として、スクワットの状態をキープ!
いいですか!こっからはイメージです、想像力が大事です!!
左小脇にスイカを抱え、手のひらは上に向け、そこに亀を一つ載せます!」
「「亀?!!」」
「適度な重さと程よい丸みがある上に甲羅で固い、けど生き物ですわ!
リンゴなら、あ、潰れちゃったテヘペロ♪で済みますが、亀は生き物、命が有ります!!
続けます!!
亀を潰さないように右手で包み!!
潰さないように、けど気合いを溜めます!!
溜めたら!!
一気に両手を伸ばし、腕力じゃなく気合いで亀を押し出すのです!!」
「カメ、発射!!」「カメ、ハッ!!」
ボシュ!!ガシュッ!!
「生き物、命って、あっさり放るんかい!!」
やりましたわ!!
ついに、念願の亀の必殺技ですわぁ!!!
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