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これぞ悪役?シスコン無双
幕間 ホネ、かく語りき 2
ココに来て、2人の無念を知って、ああ、そりゃ瘴気も集まるよな、と思いつつ。
なんか、おかしい?
この2人、無理やり後悔を思い出させられてる?
なんっていうか、コイツら、普通に2人でいたら、もう全てどうでも良くなる感じじゃねぇ?
確かに、あんまり普通の死に方じゃないけどさ、
だって、コイツらの記憶を見る限り、死の直前に見たのが、互いの泣き笑い顔だよ?
お互い手を取り合って上に行きそうなもんだけどなぁ?
なんでココに囚われてるの?
って、え?これ、聖玉の剣じゃん?!
あのクズ王子がコイツら2人をこの剣で殺したから、瘴気吸収装置みたくなってるの?
あの森で、ボクの無念が瘴気を集めたように、この2人が無理やりその媒体にされてるの?!
ボクは集めたよ、あの時は自主的に。
共感出来たし、何よりそれが心地良かったから。
コイツら2人、涙を流しながら集めてるじゃないか。抱き合って小さくなってるじゃないか。
悪意の塊の中で震える、幼い子供みたいじゃないか。
なんで、死んでからも苦しまなきゃいけないんだよ!
死は解放じゃないのかよ!!
オイコラ、神だか天使だかわからんが、早く迎えに来いよ!
仮にもこれ、神器だろう。穢れたなら上で浄化せぇよ!
って、この今の使用者、ああー、妬む心が強いな。
魔物の大好物じゃないか!!
って、アレ?ボク、魔物なんだけどな?
ずいぶん客観的に見れてるな?
森に居た時なら、大喜びでコイツに取り憑いてたな?
ふーん、なぁ、オマエノ コウカイハ ナンダッタ?
…
……
………
「なんでこんな田舎に引越さなきゃいけないんだ!」
「ごめんね、母さんが貴族様に目を付けられたから…」
「気に入られたら、いい生活が出来るんじゃないのかよ?!」
「レンヤ!母さんが心配じゃないのか?!
平民なんて、下手したら誘拐されて、飽きたら捨てられるだけだぞ?!」
「そこは母さんが上手くやればいいだけだろ!!」
「おまえ、本気か…?
小さい頃から賢い子だと思っていたが、それに甘えて、俺たちは育て方を間違ったようだ…
自然の中で、ゆっくり成長ていこう」
イヤダイヤダイヤダイヤダ
オレは小さい頃から優秀で、回りの子供達よりなんでも出来て、学園に行って、貴族に気に入られて、コイツらより上に行くんだ。
なのに、なんで田舎に行かなきゃいけないんだよ。
母さんが貴族に気に入られたらなら、オレを売り込めよ!!
アイツらの〝居なくなって寂しい〞とか言いながらバカにした顔、忘れないからな!
「オマエ、王都から出てきたって?生意気だな?」
「木登りも出来ないだろ?」
「ウサギも捕まえられないじゃん」
「王都って、たいしたことないんだな!!」
「オマエ、弱っちぃから、子分な!!子分は言うこときかなきゃ殴られても文句言えないんだぞ!」
「「「そうだ!!そうだ!!」」」
「まず、オレ達の分まで木の実取ってこいよ、取れるまで帰さねぇからな!!」
「なんだよ、その目つき、子分は大人しく言うこときけよ!!」
「イヤだ!オレは王都の学園に入るために勉強しなきゃないんだよ!!」
「んなもんで、腹が膨れるかよ!」
「いいから取ってこいよ!」
「生意気だな!」
喧嘩の仕方なんて知らないオレは、ボコボコに殴られて、せめてと思って一人の足にしがみついて噛みついてやった。
「ンギャーーー!!」
「おい、大丈夫か?!」「ウソだろ!」
数人でひっぺがされて、その勢いで頭を打ち付けて意識を失った。
それで思い出した。
ココは〝聖玉の剣〞の世界じゃないか?
王都で聞いた、王家の名前、同じ年の王子の名前、使う魔法が一緒だった。
姫騎士や、女魔導師の名前は聞かなかったけれど、きっと学園に入ればわかるはず。
〝聖玉の剣〞は確か田舎の平民の少年が村が魔物に襲われて見つけるんじゃなかったか?
そうか、オレは主人公だ!!
それで目覚めたら、村の人間に総出で怒られた。
噛みついたヤツ、アイツらガリガリだったから、肉が削げて、ホネが見えたらしい。
そっから膿んで高熱を出してるらしい。
ハッ、良い気味だ。
ってか、最初に手を出してきたのがアイツらで、しかも数人で殴って来たのに、反撃しちゃいけないのかよ!!
オレだって、こんなにアザだらけで、意識なかったんだぞ!
なんでオレだけ怒られるんだ!
って言ったら、加減ってもんがあるだろう、って。
じゃぁ、アンタラ、数人から本気で殴られ蹴られ続けてみろよ!
どう反撃するのか、オレに見せてみろ!!
って言ったら、気持ち悪い子供だって、オレを見て来やがった。
コイツに係わるなって、村全員から無視された。
なんだよ!間違ってねぇだろ!
そっから、村でオレは居ない人間になった。
オレが噛みついたヤツは足が少し不自由らしい。
子供達はオレに会うたび睨みつけてくる。
大人は、完全に見ないフリをする。
それを見て、子供達はニヤニヤと意地の悪い笑みを向けてくる。
母さん達はそれでも生活しなきゃなんないから、アイツらにヘコヘコ頭下げてやがる。
村の大人達だって、王都から来た人間に頭下げさせてる、って優越感の滲み出た顔しやがって。
アイツら絶対許さねぇ。
いつか絶対聖玉の剣を見つけて、上に立って、アイツらに復讐してやる。
…
……
………
あーー、味方が誰も居なかったんだな?
オマエ、友達作るの下手くそだったんだな…
イロイロ歯車が噛み合ってないな…
不幸しかないじゃないか。
うん、オマエと少し一緒に居てやるよ。
話も聞いてやる。
だからさぁ……
あの2人は解放してやれよ。
なんか、おかしい?
この2人、無理やり後悔を思い出させられてる?
なんっていうか、コイツら、普通に2人でいたら、もう全てどうでも良くなる感じじゃねぇ?
確かに、あんまり普通の死に方じゃないけどさ、
だって、コイツらの記憶を見る限り、死の直前に見たのが、互いの泣き笑い顔だよ?
お互い手を取り合って上に行きそうなもんだけどなぁ?
なんでココに囚われてるの?
って、え?これ、聖玉の剣じゃん?!
あのクズ王子がコイツら2人をこの剣で殺したから、瘴気吸収装置みたくなってるの?
あの森で、ボクの無念が瘴気を集めたように、この2人が無理やりその媒体にされてるの?!
ボクは集めたよ、あの時は自主的に。
共感出来たし、何よりそれが心地良かったから。
コイツら2人、涙を流しながら集めてるじゃないか。抱き合って小さくなってるじゃないか。
悪意の塊の中で震える、幼い子供みたいじゃないか。
なんで、死んでからも苦しまなきゃいけないんだよ!
死は解放じゃないのかよ!!
オイコラ、神だか天使だかわからんが、早く迎えに来いよ!
仮にもこれ、神器だろう。穢れたなら上で浄化せぇよ!
って、この今の使用者、ああー、妬む心が強いな。
魔物の大好物じゃないか!!
って、アレ?ボク、魔物なんだけどな?
ずいぶん客観的に見れてるな?
森に居た時なら、大喜びでコイツに取り憑いてたな?
ふーん、なぁ、オマエノ コウカイハ ナンダッタ?
…
……
………
「なんでこんな田舎に引越さなきゃいけないんだ!」
「ごめんね、母さんが貴族様に目を付けられたから…」
「気に入られたら、いい生活が出来るんじゃないのかよ?!」
「レンヤ!母さんが心配じゃないのか?!
平民なんて、下手したら誘拐されて、飽きたら捨てられるだけだぞ?!」
「そこは母さんが上手くやればいいだけだろ!!」
「おまえ、本気か…?
小さい頃から賢い子だと思っていたが、それに甘えて、俺たちは育て方を間違ったようだ…
自然の中で、ゆっくり成長ていこう」
イヤダイヤダイヤダイヤダ
オレは小さい頃から優秀で、回りの子供達よりなんでも出来て、学園に行って、貴族に気に入られて、コイツらより上に行くんだ。
なのに、なんで田舎に行かなきゃいけないんだよ。
母さんが貴族に気に入られたらなら、オレを売り込めよ!!
アイツらの〝居なくなって寂しい〞とか言いながらバカにした顔、忘れないからな!
「オマエ、王都から出てきたって?生意気だな?」
「木登りも出来ないだろ?」
「ウサギも捕まえられないじゃん」
「王都って、たいしたことないんだな!!」
「オマエ、弱っちぃから、子分な!!子分は言うこときかなきゃ殴られても文句言えないんだぞ!」
「「「そうだ!!そうだ!!」」」
「まず、オレ達の分まで木の実取ってこいよ、取れるまで帰さねぇからな!!」
「なんだよ、その目つき、子分は大人しく言うこときけよ!!」
「イヤだ!オレは王都の学園に入るために勉強しなきゃないんだよ!!」
「んなもんで、腹が膨れるかよ!」
「いいから取ってこいよ!」
「生意気だな!」
喧嘩の仕方なんて知らないオレは、ボコボコに殴られて、せめてと思って一人の足にしがみついて噛みついてやった。
「ンギャーーー!!」
「おい、大丈夫か?!」「ウソだろ!」
数人でひっぺがされて、その勢いで頭を打ち付けて意識を失った。
それで思い出した。
ココは〝聖玉の剣〞の世界じゃないか?
王都で聞いた、王家の名前、同じ年の王子の名前、使う魔法が一緒だった。
姫騎士や、女魔導師の名前は聞かなかったけれど、きっと学園に入ればわかるはず。
〝聖玉の剣〞は確か田舎の平民の少年が村が魔物に襲われて見つけるんじゃなかったか?
そうか、オレは主人公だ!!
それで目覚めたら、村の人間に総出で怒られた。
噛みついたヤツ、アイツらガリガリだったから、肉が削げて、ホネが見えたらしい。
そっから膿んで高熱を出してるらしい。
ハッ、良い気味だ。
ってか、最初に手を出してきたのがアイツらで、しかも数人で殴って来たのに、反撃しちゃいけないのかよ!!
オレだって、こんなにアザだらけで、意識なかったんだぞ!
なんでオレだけ怒られるんだ!
って言ったら、加減ってもんがあるだろう、って。
じゃぁ、アンタラ、数人から本気で殴られ蹴られ続けてみろよ!
どう反撃するのか、オレに見せてみろ!!
って言ったら、気持ち悪い子供だって、オレを見て来やがった。
コイツに係わるなって、村全員から無視された。
なんだよ!間違ってねぇだろ!
そっから、村でオレは居ない人間になった。
オレが噛みついたヤツは足が少し不自由らしい。
子供達はオレに会うたび睨みつけてくる。
大人は、完全に見ないフリをする。
それを見て、子供達はニヤニヤと意地の悪い笑みを向けてくる。
母さん達はそれでも生活しなきゃなんないから、アイツらにヘコヘコ頭下げてやがる。
村の大人達だって、王都から来た人間に頭下げさせてる、って優越感の滲み出た顔しやがって。
アイツら絶対許さねぇ。
いつか絶対聖玉の剣を見つけて、上に立って、アイツらに復讐してやる。
…
……
………
あーー、味方が誰も居なかったんだな?
オマエ、友達作るの下手くそだったんだな…
イロイロ歯車が噛み合ってないな…
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話も聞いてやる。
だからさぁ……
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