249 / 563
これぞ悪役?シスコン無双
幕間 僕達の人生
ヨーク視点
決闘の選手入場が始まってすぐ、
殿下が連れて来たのは〝聖玉の剣〞だと発表し、
なんか、あの少年はエミリオ君を魔王になるから先に殺す、とか言うし
そしたら、殿下は、怒ったエミリオ君に怒鳴られて腰を抜かして、犬に引きずられて脇に退かされるし。
…殿下ぁ、良いとこないぞ?
隣を見ると
フーティは口元をひきつらせてるし
ギーニーは額に手を当て天を仰いでるし
イーリーは首を横に振ってるし。
あの少年、レンヤって言ったっけ?
僕とギーニーは初めて見たけど、フーティ達はあるんだよね?
そんで、フーティ達はアレを聖玉の剣と認めない、って報告したって聞いたんだけどなぁ?
レンヤって、スッゴい強いのかと思ったら、そうでもないし。
エミリオ君にあしらわれてるし。
こんな、大々的に聖玉の剣だって宣言して、大丈夫なの?
って、めっちゃ魔物溢れてるんですけどぉぉぉぉ?!!
「鎮まりなさい!!
あの剣は呪いの剣だった!!使用者も飲まれそうになっている!!
しかし!!
ココに勇者の再来、イチイ・センバとシラヌイ・センバがいる!!
大丈夫だ!!見事、魔物の襲来を制圧してみせよう!!」
って、あ、イチイ嬢と、シラヌイ様だ!!
空、飛ぶかな!!
って、スゲーーーー!
走っただけで、魔物が粉々になっていくんですけどぉおおおお?!
「魔物を脅威に感じないって、オカシイわ」
「ハハハ、やはり、センバは別格だな」
「…エミリオ君達は、あの中で生きていく事になるのか?」
「「「…ぜぇったい、敵対しない!!」」わ!!」
フーティ達の決意が新たになってるけど、
エミリオ君達を敵視なんてするわけないじゃん。
僕、エミリオ君が間違ったことしたの、見たことないよ?
溺愛してるエアトル嬢にだって、ちゃんとツッコミいれてたし?
怒るのはキチンと理由があって、圧倒的に殿下が悪いし?
あ、殿下、犬に抱きついてる。怖かったんだね?
あ、セリさんに守られてる。センバの実戦をあんな間近で見るなんて、いいなぁ。
あ、護衛と代わった。って、
ええええ?天使降臨してるんですけどぉ?!
って、あの渦じゃなくて、あれ、エアトル嬢がいる観客席じゃない?
「え?夫人の腕の中にいたあの赤ちゃん、天使様だったのかしら?」
フーティ?!怖いこと言わないで?!
「皆も見た通り、呪いの剣は浄化され、勇者の再来達によって、魔物の軍団も殲滅された!!!
もう、脅威は去った!!」
夫人が締めるの?!!
じゃ、フーティの予想通りなの?!
そして、次の日、フーティ達と集まって、今後について相談した。
「決闘は無効試合になると思うの。
魔物が湧くわ、天使が出るわ、あんなにオカシイ試合、あり得ないわ。
でも、殿下がどう出るかなのよね。
エミリオ君達の退学はナシになるとして、センバとの養子縁組、通すと思う?
あと、私達、殿下から離れられるのかしら?」
フーティが口火を切ると
「通さなかったら、センバ、激怒必須だよ?センバと全面敵対なんて、しないと思うけどなぁ?」
ギーニーが答えます。
「でも、それなら、はじめから決闘の勝利条件になんかしないと思わない?」
「殿下のワガママだろう?殿下が普通に負けると思ってたんじゃないの?」
「でも、陛下にだって、あの剣の報告は上がってるはずよね?
剣の相手をした護衛騎士が何人も目覚めない、って報告されてたら、そんなものをセンバとの決闘に使うの、許可する?」
「…政治的判断ってヤツ?」
「学園の決闘にそんなものを持ち込まないで欲しいわ!!!」
フーティが結構本気で怒ってる。
ギーニーも意味がわからないけど、納得、納得しなきゃいけないのか?みたいになってる。
「とりあえず!わからないものは仕方ないわ!
で、私達なんだけど、皆、どうする?
私とギーニーは、
ご学友としては、普通にお付き合いさせていただきますが、公爵家の後継の勉強を本格的に始めたいって、離れさせてもらう予定よ」
「私は継ぐ爵位がないため、女性騎士を目指したい。出来たらフーティの護衛騎士になれたらいいんだけど」
イーリー、考えてるんだね?!
「まぁ!本当に?!大大大大大歓迎よ!!!」
そう言ってフーティはイーリーに抱きついた。
「うん、だから騎士科に進みたいんだ。両親にもそう伝えたら、応援してくれた。
それを陛下に報告もしてくれるって。だから、一般終わったら物理的に離れるね。
ヨークは?」
「…んんーー、殿下さ、あのレンヤって子が居なくなったから、元に戻るかな?」
「……どうかしら?」「わからん」「正直、戻って欲しいという希望はある」
「殿下、結構寂しがりやでしょう?
4人一気に居なくなったら余計拗れそうかな、と思わなくもないんだよねぇ。
だから、エミリオ君ぐらい、ガンガン文句言っていい、っていう条件つけて、それで殿下がそれを受け入れるなら、
もうちょっと殿下に付き合ってあげても良いかと思って?
ほら、僕、3男だし?気楽だし?
兄ちゃん達が、最悪領地の軍に入れや、って。
書類仕事はいっぱいあるぞ、って言ってくれたんだ」
「ああ、文句言っていいなら、一般の間は私も一緒に居よう。
文句、ガンガンいうがな?もう、遠慮しないがな?
殿下が、それに根を上げたら、もう離れても良いだろう。
どこまで矯正出来るか、な?」
そう言って、イーリーは獰猛に笑った。
え、イーリー?それ、僕は入ってないよね?!
決闘の選手入場が始まってすぐ、
殿下が連れて来たのは〝聖玉の剣〞だと発表し、
なんか、あの少年はエミリオ君を魔王になるから先に殺す、とか言うし
そしたら、殿下は、怒ったエミリオ君に怒鳴られて腰を抜かして、犬に引きずられて脇に退かされるし。
…殿下ぁ、良いとこないぞ?
隣を見ると
フーティは口元をひきつらせてるし
ギーニーは額に手を当て天を仰いでるし
イーリーは首を横に振ってるし。
あの少年、レンヤって言ったっけ?
僕とギーニーは初めて見たけど、フーティ達はあるんだよね?
そんで、フーティ達はアレを聖玉の剣と認めない、って報告したって聞いたんだけどなぁ?
レンヤって、スッゴい強いのかと思ったら、そうでもないし。
エミリオ君にあしらわれてるし。
こんな、大々的に聖玉の剣だって宣言して、大丈夫なの?
って、めっちゃ魔物溢れてるんですけどぉぉぉぉ?!!
「鎮まりなさい!!
あの剣は呪いの剣だった!!使用者も飲まれそうになっている!!
しかし!!
ココに勇者の再来、イチイ・センバとシラヌイ・センバがいる!!
大丈夫だ!!見事、魔物の襲来を制圧してみせよう!!」
って、あ、イチイ嬢と、シラヌイ様だ!!
空、飛ぶかな!!
って、スゲーーーー!
走っただけで、魔物が粉々になっていくんですけどぉおおおお?!
「魔物を脅威に感じないって、オカシイわ」
「ハハハ、やはり、センバは別格だな」
「…エミリオ君達は、あの中で生きていく事になるのか?」
「「「…ぜぇったい、敵対しない!!」」わ!!」
フーティ達の決意が新たになってるけど、
エミリオ君達を敵視なんてするわけないじゃん。
僕、エミリオ君が間違ったことしたの、見たことないよ?
溺愛してるエアトル嬢にだって、ちゃんとツッコミいれてたし?
怒るのはキチンと理由があって、圧倒的に殿下が悪いし?
あ、殿下、犬に抱きついてる。怖かったんだね?
あ、セリさんに守られてる。センバの実戦をあんな間近で見るなんて、いいなぁ。
あ、護衛と代わった。って、
ええええ?天使降臨してるんですけどぉ?!
って、あの渦じゃなくて、あれ、エアトル嬢がいる観客席じゃない?
「え?夫人の腕の中にいたあの赤ちゃん、天使様だったのかしら?」
フーティ?!怖いこと言わないで?!
「皆も見た通り、呪いの剣は浄化され、勇者の再来達によって、魔物の軍団も殲滅された!!!
もう、脅威は去った!!」
夫人が締めるの?!!
じゃ、フーティの予想通りなの?!
そして、次の日、フーティ達と集まって、今後について相談した。
「決闘は無効試合になると思うの。
魔物が湧くわ、天使が出るわ、あんなにオカシイ試合、あり得ないわ。
でも、殿下がどう出るかなのよね。
エミリオ君達の退学はナシになるとして、センバとの養子縁組、通すと思う?
あと、私達、殿下から離れられるのかしら?」
フーティが口火を切ると
「通さなかったら、センバ、激怒必須だよ?センバと全面敵対なんて、しないと思うけどなぁ?」
ギーニーが答えます。
「でも、それなら、はじめから決闘の勝利条件になんかしないと思わない?」
「殿下のワガママだろう?殿下が普通に負けると思ってたんじゃないの?」
「でも、陛下にだって、あの剣の報告は上がってるはずよね?
剣の相手をした護衛騎士が何人も目覚めない、って報告されてたら、そんなものをセンバとの決闘に使うの、許可する?」
「…政治的判断ってヤツ?」
「学園の決闘にそんなものを持ち込まないで欲しいわ!!!」
フーティが結構本気で怒ってる。
ギーニーも意味がわからないけど、納得、納得しなきゃいけないのか?みたいになってる。
「とりあえず!わからないものは仕方ないわ!
で、私達なんだけど、皆、どうする?
私とギーニーは、
ご学友としては、普通にお付き合いさせていただきますが、公爵家の後継の勉強を本格的に始めたいって、離れさせてもらう予定よ」
「私は継ぐ爵位がないため、女性騎士を目指したい。出来たらフーティの護衛騎士になれたらいいんだけど」
イーリー、考えてるんだね?!
「まぁ!本当に?!大大大大大歓迎よ!!!」
そう言ってフーティはイーリーに抱きついた。
「うん、だから騎士科に進みたいんだ。両親にもそう伝えたら、応援してくれた。
それを陛下に報告もしてくれるって。だから、一般終わったら物理的に離れるね。
ヨークは?」
「…んんーー、殿下さ、あのレンヤって子が居なくなったから、元に戻るかな?」
「……どうかしら?」「わからん」「正直、戻って欲しいという希望はある」
「殿下、結構寂しがりやでしょう?
4人一気に居なくなったら余計拗れそうかな、と思わなくもないんだよねぇ。
だから、エミリオ君ぐらい、ガンガン文句言っていい、っていう条件つけて、それで殿下がそれを受け入れるなら、
もうちょっと殿下に付き合ってあげても良いかと思って?
ほら、僕、3男だし?気楽だし?
兄ちゃん達が、最悪領地の軍に入れや、って。
書類仕事はいっぱいあるぞ、って言ってくれたんだ」
「ああ、文句言っていいなら、一般の間は私も一緒に居よう。
文句、ガンガンいうがな?もう、遠慮しないがな?
殿下が、それに根を上げたら、もう離れても良いだろう。
どこまで矯正出来るか、な?」
そう言って、イーリーは獰猛に笑った。
え、イーリー?それ、僕は入ってないよね?!
あなたにおすすめの小説
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
もう一度あなたに逢いたくて〜こぼれ落ちた運命を再び拾うまで〜
雪野 結莉
恋愛
魔物を倒す英雄となる運命を背負って生まれた侯爵家嫡男ルーク。
しかし、赤ん坊の時に魔獣に襲われ、顔に酷い傷を持ってしまう。
英雄の婚約者には、必ず光の魔力を持つものが求められる。そして選ばれたのは子爵家次女ジーナだった。
顔に残る傷のため、酷く冷遇された幼少期を過ごすルークに差し込んだ一筋の光がジーナなのだ。
ジーナを誰よりも大切にしてきたルークだったが、ジーナとの婚約を邪魔するものの手によって、ジーナは殺されてしまう。
誰よりも強く誰よりも心に傷を持つルークのことが死してなお気になるジーナ。
ルークに会いたくて会いたくて。
その願いは。。。。。
とても長いお話ですが、1話1話は1500文字前後で軽く読める……はず!です。
他サイト様でも公開中ですが、アルファポリス様が一番早い更新です。
本編完結しました!
大変お待たせ致しました。番外編も完結いたしました!