《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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センバでほのぼの?サバイバル

初!お肉祭り!! 2

お城の前の広場で、お肉祭り準備が着々と進んでいるとのこと。

あとは、辺境伯様のお言葉があればいつでも始めます!
と、執事のケヤキさんが教えてくれました。
王都から一緒に辺境に帰って来たのに、もう働いてるケヤキさん、すごいです。

そんなわけで、お外に向かいます。

まだ夜は寒いと言うのでしっかり着込み、お兄様と、チィちゃんと手を繋いで、アカシア君は夫人に抱っこされて。
辺境伯様だけが、オロオロと誰もそばに来てくれない、と、ケヤキさんに嘆いていますが、
ケヤキさんに「貴方様は堂々としていてください!」と怒られていました。

外には、多くの人が集まっており、お肉の焼けるいい匂いが漂って居ます。
ワサビ、サンショウ、セリ、シチミが駆け寄って来ました。

ミツバはナターリエのそばに、ハジカミは王都の学園と王城の様子見のため残り、イチミはエアトル領地の偵察と調べ物のため、一緒に来ていません。

セリが、私にペタペタ触り「大丈夫ですね?」と確認するので「大丈夫よ、ありがとう」と答えます。


パンパンパン!!


「これから、ニワトコ様からのお言葉があります!!」
ケヤキさんが、皆の視線を集めます。

「おぅ!今日は王都に行っていた俺の女神と天使が帰ってきた!!
しかも、天使が増えたんだ!!皆に紹介したい!!
エミリオ、ユーディリア!!それから女神と天使達もこっちへ来てくれ!!」

辺境伯様が私達を呼ぶので、お兄様とチィちゃんと手を繋いだまま行きます。

「双子の兄妹、エミリオとユーディリアだ!!
エミリオは将来イチイの、ユーディリアはシラヌイの家族となる!!
2人ともセンバの直系の唯一だ!!
まずは、今日から俺の子供になった!!俺の事はパパと呼んでくれ!!」
そう言って、私達を担ぎ上げ、両肩に1人づつ乗せ、がっちりホールド、クルッっと一周回ったのです!!

「キャー!」「うぉーいぃ?!」
私もお兄様も思わず叫んで、辺境伯様の頭にしがみつきます!!

「ワッハハハハ!!
こんなに嬉しい日はイチイとアカシアが生まれて以来だ!!
辺境の家族が増えた喜ばしい日だ!!!皆!!盛大に祝ってくれ!!!」

「「「「「オオオオオオぉぉぉ!!!!」」」」」

地鳴りのような歓声が上がり、皆さん笑顔で私達を迎え入れてくれています。
後ろを向くと、夫人が額に手を当てています。

「2人から一言欲しかったのに…始まっちゃったわ…」

確かに、私達、叫んだだけでしたわ。

ですが、皆さんガヤガヤと、もうお肉の前に群がっています。
確かに食欲をそそる、香ばしいいい匂いがそこら中に漂っていますもの、お預け状態が長く続くのは酷というものです。
「よし、俺もリオリアと呼ぶぞ?!俺の事はパパと呼んでくれ!さぁ、何が食いたい?!肉か?肉だな!」
そう言って、私達を肩に乗せたまま移動する辺境伯様。

「ニワトコ様!めちゃめちゃ可愛いお子が増えましたね!」「エミリオ様は強いんですか?」「エミリオ様はイチイ様の旦那様になるって事ですか?」「シラヌイ様、いつの間にこんなに可愛い子を?!」「あの無表情がニワトコ様みたいになるっすか?」「ユーディリア様もセイラー様みたいに魔法を?」
もう、周りを取り囲んでわちゃわちゃと話しかけて来ます。

うん、辺境伯様の肩の上で良かったかもしれない。

「まずはこの子達に食事をさせてくれ!!
王都から来たばかりでまだ何も食べてないんだ!!
さぁ、肉か?肉だな!うまいぞ!!」
そう言って、焼肉スペースの一角に来た辺境伯様。

「降ろして下さい!!」
お兄様が叫ぶと

「うむ!パパと呼んだら降ろしてやろう!!」
ニッコニッコの辺境伯様。

「むぐ…」
真っ赤な顔して口ごもるお兄様。

「「「ぐふぁ」」」
その顔を見た周りの皆さんが口や胸を押さえて崩れ落ちます。
お兄様の恥じらい顔、眼福ですわ!!
って、チィちゃん、鼻血出てますわ。

「お父様、私も辺境自慢のお肉食べたいです。降ろして下さいませ」
「うむ!!存分に食ってくれ!!さぁ、リオ!次は君の番だ!」
そう言うとは、ニッコニッコの笑顔をお兄様に向けます。

「ぬぐぐぐぐ…ち、父上!俺は腹が減った!!」
お兄様がやけくそ気味に叫ぶと

「「「わぁぁぁーーーー!!!」」」
お兄様が父と呼ぶと、周りから歓声が上がりました。

「よしきた、息子よ!!目一杯食ってくれ!!一番うまい所、この子達にやってくれ!!」
そう言って焼肉の前に降ろして、わしゃわしゃと頭を撫でてくれます。

「俺の女神は?!イチイとアカシアも食ってるか?!」
「ええ、もちろん頂いてるわ、ね、アカシア、美味しいね?」
夫人はしゃがんで、アカシア君のお口の周りを拭きながら、
アカシア君はお口いっぱいにお肉が入ってるのか、笑顔でこくこくと首を縦に振っています。
そんな夫人が
「主人を父と呼ぶのだもの、私は母と呼んでくれるわよね?」
笑顔でこちらに話を振ります。

「ハイ、お母様!!」
逆らっても良いことありません。ソッコーで返事する私に対して、お兄様は
「ディ?!………えーっと、はい、……えーーー、母上」

「「「おっふ…」」」
耳を真っ赤にして言うお兄様、皆さんの心を撃ち抜きます。


チィちゃん、気持ちはよっっっっっっく分かるわ!!でもココで拝まないの!!!
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