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センバでほのぼの?サバイバル
虎の尾
「ケヤキはソレを動かないように縛って、うるさいから黙らせて?「かしこまりました」
父上、母上を呼んできて?」「お、おぅ」
お兄様がテキパキと指示を出し、それに従う大人達。
「イチイは殴らなくて良いから、ディと手を繋いでようね?」「ハイ!!」
手を繋ぐどころか、がしっと抱きついてきたチィちゃん。
お兄様、私とチィちゃんをひとまとめにしておくつもりですね?
「ンンンンーーー!!」
ミノムシ状態で転がされ、猿轡を付けられたメアリー。
その前に立つお兄様。
「ケヤキ、コイツ、いつからどこからきて、なんで雇ったの?」
「はい、3年前王都から来た移住者で、王都にいた時はとある商会で仕事をしていたと、その商会で貴族に目を付けられて恋人と逃げて来たとのことでして。一応、その商会にも裏付けを取りました」
「その商会の名前は?」
「シィベリ様が懇意にしてた「「アイツかぁ!!!」」…え?」
エアトルの領地で、魔物被害を出すきっかけになった噂を流した商会ですの?!!
変態サマの仕業ですね!もう、確定で良いですかね?!!
「リオ!オレの女神を連れて来たぞ!」
「…アナタ、既にリオ君に使われてるのね?」
残念な目をお父様に向けるお母様。
ええ、センバに来てわずか2日、既に手先と化しております。
「ちょっと待ってて下さいね。ディ?こっち来て。
師匠、麻痺毒が成功したときの合図があるか調べたいです」
手を繋ぎ、小声で話すお兄様。
〝ピコン!鑑定開始〞
〝ピコン!自分が定時で家に帰らない事。そこで皆と一緒に麻痺していることで容疑から外れる予定〞
あー、だから、シチュー食べたんだ…
誰も食べてないのに。つまり、この人だけ苦しむんだねー。
「うわー、残念な人間。ケヤキ、コイツ見張ってて。
コイツに聞かれないように、母上達は隣の部屋に移動して良いですかね?」
「ええ、何かわかったの?」「いや、何もわからんが?」「アナタじゃないわ、リオ君よ?」
お父様、ガーーンという顔、2回目ですわ。
「えーっと、では、分かった事を説明します。
でも、何故分かったか、という理由は話しません。
話さない理由も順を追って説明します。
まず、シチューに盛られたのは麻痺毒です。
時間が経ってから効き始める物のようです。
それを混入したのは、あの捕まってるヤツで間違いないです。
目的は、城の人間が動けない状態で母上を誘拐するためのようです」
「はああああぁぁ?!!!ふざけるな?!オレの女神を誘拐だと?!!!」
憤るお父様を完全無視して話を続けるお兄様。
「自分も食べて動けなくなる事で容疑から外れ、定時で帰らないことで作戦実行のようです。
恋人とやらから持ち込まれた計画のようですが、
多分、後ろにシィベリ、その後ろに王家が居ます。
何故母上が狙われたのか、までは分かりません」
「「シィベリぃ?!!」」
ええ、昔からの友人関係ですものね、驚きますよねー。
「お二人はあの変態を慕ってるようですが、俺とディ、最初っからあの変態、嫌ってましたよね?
理由は、アレは王家の犬です。
そして、アレは〝真贋の瞳〞とかいう無駄に良いスキルを持ってます。
嘘をついてるか、何を知っているか見抜く能力です。
なので、俺達は何故わかったか、父上に話したらあの変態にバレる恐れがあるので、話しません。
その上で、提案です」
「待て待て待て待て!!!」「情報が多すぎる…」
お父様は大慌て、お母様は額に手を当て、天を仰ぎます。
「まず、城の全員が食べる予定だったシチューに、本当に毒が盛られていたのね?」
「はい」
「目的は、城を機能不全にして、私を誘拐するため」
「はい」
「何故私を狙ったかは不明」
「はい」
「それを指示したのは、シィベリ」
「それは、おそらく、です」
「何故?おそらく、で、シィベリを貶すような話を?」
「エアトルで魔物が発生した理由は、
ディがヘドロの婚約者に、俺が側近になって、双子はそっちにかかりきり、結局双子はエアトルを見捨てるらしいという噂が爆発的に蔓延した事です。
その噂を流したのがシィベリの懇意にしてる商会、そして、その噂をシィベリが否定しなかったことで信憑性が増したんですよ。
今転がってるアレが王都で働いてた商会が、その噂を蔓延らせた元凶です。
おそらく、アレの恋人が所属してるのが
混乱させる事や、引っ掻き回すことを得意としてる王家の影の部隊で商会もその一部、と、考えられます」
「…なるほど」
お父様は頭を抱えて、お母様はこめかみに青筋を立てています。
「なので、敢えて、この罠に乗っかりません?
城の使用人達も巻き込んで
招き入れて、一網打尽に取っ捕まえてしまいません?」
「ええ、センバの人間は、イベント事は大好きよ?」
「「フフフフフ」」
お兄様とお母様の笑顔が真っ黒です。
変態サマ、アナタは怒らせてはいけない人間の、虎の尾を踏んだようです。
父上、母上を呼んできて?」「お、おぅ」
お兄様がテキパキと指示を出し、それに従う大人達。
「イチイは殴らなくて良いから、ディと手を繋いでようね?」「ハイ!!」
手を繋ぐどころか、がしっと抱きついてきたチィちゃん。
お兄様、私とチィちゃんをひとまとめにしておくつもりですね?
「ンンンンーーー!!」
ミノムシ状態で転がされ、猿轡を付けられたメアリー。
その前に立つお兄様。
「ケヤキ、コイツ、いつからどこからきて、なんで雇ったの?」
「はい、3年前王都から来た移住者で、王都にいた時はとある商会で仕事をしていたと、その商会で貴族に目を付けられて恋人と逃げて来たとのことでして。一応、その商会にも裏付けを取りました」
「その商会の名前は?」
「シィベリ様が懇意にしてた「「アイツかぁ!!!」」…え?」
エアトルの領地で、魔物被害を出すきっかけになった噂を流した商会ですの?!!
変態サマの仕業ですね!もう、確定で良いですかね?!!
「リオ!オレの女神を連れて来たぞ!」
「…アナタ、既にリオ君に使われてるのね?」
残念な目をお父様に向けるお母様。
ええ、センバに来てわずか2日、既に手先と化しております。
「ちょっと待ってて下さいね。ディ?こっち来て。
師匠、麻痺毒が成功したときの合図があるか調べたいです」
手を繋ぎ、小声で話すお兄様。
〝ピコン!鑑定開始〞
〝ピコン!自分が定時で家に帰らない事。そこで皆と一緒に麻痺していることで容疑から外れる予定〞
あー、だから、シチュー食べたんだ…
誰も食べてないのに。つまり、この人だけ苦しむんだねー。
「うわー、残念な人間。ケヤキ、コイツ見張ってて。
コイツに聞かれないように、母上達は隣の部屋に移動して良いですかね?」
「ええ、何かわかったの?」「いや、何もわからんが?」「アナタじゃないわ、リオ君よ?」
お父様、ガーーンという顔、2回目ですわ。
「えーっと、では、分かった事を説明します。
でも、何故分かったか、という理由は話しません。
話さない理由も順を追って説明します。
まず、シチューに盛られたのは麻痺毒です。
時間が経ってから効き始める物のようです。
それを混入したのは、あの捕まってるヤツで間違いないです。
目的は、城の人間が動けない状態で母上を誘拐するためのようです」
「はああああぁぁ?!!!ふざけるな?!オレの女神を誘拐だと?!!!」
憤るお父様を完全無視して話を続けるお兄様。
「自分も食べて動けなくなる事で容疑から外れ、定時で帰らないことで作戦実行のようです。
恋人とやらから持ち込まれた計画のようですが、
多分、後ろにシィベリ、その後ろに王家が居ます。
何故母上が狙われたのか、までは分かりません」
「「シィベリぃ?!!」」
ええ、昔からの友人関係ですものね、驚きますよねー。
「お二人はあの変態を慕ってるようですが、俺とディ、最初っからあの変態、嫌ってましたよね?
理由は、アレは王家の犬です。
そして、アレは〝真贋の瞳〞とかいう無駄に良いスキルを持ってます。
嘘をついてるか、何を知っているか見抜く能力です。
なので、俺達は何故わかったか、父上に話したらあの変態にバレる恐れがあるので、話しません。
その上で、提案です」
「待て待て待て待て!!!」「情報が多すぎる…」
お父様は大慌て、お母様は額に手を当て、天を仰ぎます。
「まず、城の全員が食べる予定だったシチューに、本当に毒が盛られていたのね?」
「はい」
「目的は、城を機能不全にして、私を誘拐するため」
「はい」
「何故私を狙ったかは不明」
「はい」
「それを指示したのは、シィベリ」
「それは、おそらく、です」
「何故?おそらく、で、シィベリを貶すような話を?」
「エアトルで魔物が発生した理由は、
ディがヘドロの婚約者に、俺が側近になって、双子はそっちにかかりきり、結局双子はエアトルを見捨てるらしいという噂が爆発的に蔓延した事です。
その噂を流したのがシィベリの懇意にしてる商会、そして、その噂をシィベリが否定しなかったことで信憑性が増したんですよ。
今転がってるアレが王都で働いてた商会が、その噂を蔓延らせた元凶です。
おそらく、アレの恋人が所属してるのが
混乱させる事や、引っ掻き回すことを得意としてる王家の影の部隊で商会もその一部、と、考えられます」
「…なるほど」
お父様は頭を抱えて、お母様はこめかみに青筋を立てています。
「なので、敢えて、この罠に乗っかりません?
城の使用人達も巻き込んで
招き入れて、一網打尽に取っ捕まえてしまいません?」
「ええ、センバの人間は、イベント事は大好きよ?」
「「フフフフフ」」
お兄様とお母様の笑顔が真っ黒です。
変態サマ、アナタは怒らせてはいけない人間の、虎の尾を踏んだようです。
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