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センバでほのぼの?サバイバル
罠、それはイベントらしい
そして、それは決行されました。
「あーあ、最強のセンバもこうなったら形無しだよなぁ?」
「ああ、良い気味だぜ」
「強い強いって、脳筋がぁ、頭を使えっての」
脱力して横たわる門番の腹を蹴り上げる黒尽くめの集団。
「うぐぐ…」
蹴られて、震えるが何も出来ない門番。それでも殺気を放ち、目だけはギラギラと睨みつけます。
「おー怖い怖い。でも、何にも出来ねぇよな?!」
調子に乗って更に蹴りを入れる黒子1号。
「おい、さっさと行くぞ。これなら、予定より早い時間で毒が切れるかもしれん」
「やっぱ、身体が丈夫だと毒の効きも弱いのかね?」
「かなり強い物を用意したらしいけどな。なら、センバじゃない夫人と双子のガキはくたばってねぇよな?」
「麻痺毒だろ?死にはしねぇんじゃねぇ?」
こんなにペラペラしゃべりながら誘拐に来る人間って、下っ端も下っ端じゃないですの?!
こちら側的には良いですけど、仕事が三流以下ですわ!
なんで分かるかと言うと、
お兄様が、窓を開けて風で声を拾っています。
この広い敷地のお城の門番との会話まで拾えるって、お兄様、どんだけ魔力制御スゴいんですの?!
「え?仕事が雑過ぎない?
もしや王家の影に雇われたヤツらとか?誰かに渡すまでが仕事で、渡したら殺られる典型的な駒役かも?!
セリ!作戦変更、プランCだ!父上に伝えて!」「ハッ!」
音もなくセリが去って行きます。
「ディ?なんか、アイツら俺らも拐うっぽいよ?一応、捕まる?」
「その方が良くないです?相当強い毒って言ってませんでした?下手に抵抗したら、麻痺してないのわかりますよ?」
「子供なら死ぬようなヤツ、使ってないよな?」
「えー、そこは考えてるんじゃないですかね?」
「師匠に、そこも鑑定してもらうんだった。今、モノがない…」
「ですね…」
「とりあえず、じゃ、倒れてるふりしようか?
ディは布団に入って?俺は隣で看病して力尽きてる感じにするから。目は閉じておいて」
「お兄様、手は繋いでおいてくださいます?」
「でもなぁ、力入らない設定だからなぁ?ああ、ハンカチで結んでみようか」
「ハイ!」
ハンカチでお兄様と繋ぐのに、なかなかうまく行きません。
そのうち数人の足音が聞こえて来ました。
「うん、足音出しながら来るって、素人も素人だろう?
このまま、寝転がろう。力尽きた感が出て良いかもよ?」
「はい、お兄様」
そう言ってコロンと横になると、バタンバタンと扉が開く音が近付いて来ます。
「仕事、雑過ぎない?」
お兄様が思わずつぶやくと、扉が開きました。
「居たぞ!双子の方だ!一緒に居やがる、手間が省けたぜ、って、ん?なんだ、コイツら、ハンカチでお互いの手、結んでやがる。
身体が動かなくなってきて焦ったか?
え、2人一緒に運ぶのかよ?面倒だな!」
「あー、じゃ、やっとく」
「マジか、んじゃ、俺は夫人捜索に行くわ。あとはよろしく」
そう言って1人はさっさと外に出る所で、かくんと倒れました。
「2匹目、確保」「了解」
「エミリオ様、ユーディリア様、大丈夫ですか?」
「ああ、その声はサンショウ?」
「はい、今、そこの倒れてるヤツとワサビが入れ替わります。それでお二人を我々で運びます。
どう考えても、コイツら1人で繋がってる子供2人を抱えて運べるようには見えないんで」
「だよねー」
「何故任せていいと思ったか謎です」
「うん、多分、連れ出して合流地点まで運ぶだけの駒じゃないかな」
「なるほど?」
「もしかしたら、もう一回繋ぎに渡される可能性も考えといて」
「わー、面倒な事するぅ」
「あ、ワサビお疲れ。
でもこれで、王家が絡んでる可能性が高くなったよ。こういう面倒な事して、自分に辿り着けなくさせるからね。
センバに喧嘩売ったんだ、きっちり、言い値以上で買ってやらなくちゃ!ね?
楽しみだ。
さぁ、今までの鬱憤を晴らすため、もうちょっとだよ。フフフフフ」
「お兄様!絶対安全と分かってる誘拐、楽しみですわね!」
「ディ?!ピクニックって聞こえた気がしたんだけど?!誘拐の意味わかってる?!」
「我々が安全は絶対に保障します」
「サンショウも?!いやそこはその通りなんだけどさ!」
「うん、いつも通り、ナナメなお嬢様で安心したっす」
ワサビ?けなしてるの?いや、安心してるから良いのかしら?
「あーあ、最強のセンバもこうなったら形無しだよなぁ?」
「ああ、良い気味だぜ」
「強い強いって、脳筋がぁ、頭を使えっての」
脱力して横たわる門番の腹を蹴り上げる黒尽くめの集団。
「うぐぐ…」
蹴られて、震えるが何も出来ない門番。それでも殺気を放ち、目だけはギラギラと睨みつけます。
「おー怖い怖い。でも、何にも出来ねぇよな?!」
調子に乗って更に蹴りを入れる黒子1号。
「おい、さっさと行くぞ。これなら、予定より早い時間で毒が切れるかもしれん」
「やっぱ、身体が丈夫だと毒の効きも弱いのかね?」
「かなり強い物を用意したらしいけどな。なら、センバじゃない夫人と双子のガキはくたばってねぇよな?」
「麻痺毒だろ?死にはしねぇんじゃねぇ?」
こんなにペラペラしゃべりながら誘拐に来る人間って、下っ端も下っ端じゃないですの?!
こちら側的には良いですけど、仕事が三流以下ですわ!
なんで分かるかと言うと、
お兄様が、窓を開けて風で声を拾っています。
この広い敷地のお城の門番との会話まで拾えるって、お兄様、どんだけ魔力制御スゴいんですの?!
「え?仕事が雑過ぎない?
もしや王家の影に雇われたヤツらとか?誰かに渡すまでが仕事で、渡したら殺られる典型的な駒役かも?!
セリ!作戦変更、プランCだ!父上に伝えて!」「ハッ!」
音もなくセリが去って行きます。
「ディ?なんか、アイツら俺らも拐うっぽいよ?一応、捕まる?」
「その方が良くないです?相当強い毒って言ってませんでした?下手に抵抗したら、麻痺してないのわかりますよ?」
「子供なら死ぬようなヤツ、使ってないよな?」
「えー、そこは考えてるんじゃないですかね?」
「師匠に、そこも鑑定してもらうんだった。今、モノがない…」
「ですね…」
「とりあえず、じゃ、倒れてるふりしようか?
ディは布団に入って?俺は隣で看病して力尽きてる感じにするから。目は閉じておいて」
「お兄様、手は繋いでおいてくださいます?」
「でもなぁ、力入らない設定だからなぁ?ああ、ハンカチで結んでみようか」
「ハイ!」
ハンカチでお兄様と繋ぐのに、なかなかうまく行きません。
そのうち数人の足音が聞こえて来ました。
「うん、足音出しながら来るって、素人も素人だろう?
このまま、寝転がろう。力尽きた感が出て良いかもよ?」
「はい、お兄様」
そう言ってコロンと横になると、バタンバタンと扉が開く音が近付いて来ます。
「仕事、雑過ぎない?」
お兄様が思わずつぶやくと、扉が開きました。
「居たぞ!双子の方だ!一緒に居やがる、手間が省けたぜ、って、ん?なんだ、コイツら、ハンカチでお互いの手、結んでやがる。
身体が動かなくなってきて焦ったか?
え、2人一緒に運ぶのかよ?面倒だな!」
「あー、じゃ、やっとく」
「マジか、んじゃ、俺は夫人捜索に行くわ。あとはよろしく」
そう言って1人はさっさと外に出る所で、かくんと倒れました。
「2匹目、確保」「了解」
「エミリオ様、ユーディリア様、大丈夫ですか?」
「ああ、その声はサンショウ?」
「はい、今、そこの倒れてるヤツとワサビが入れ替わります。それでお二人を我々で運びます。
どう考えても、コイツら1人で繋がってる子供2人を抱えて運べるようには見えないんで」
「だよねー」
「何故任せていいと思ったか謎です」
「うん、多分、連れ出して合流地点まで運ぶだけの駒じゃないかな」
「なるほど?」
「もしかしたら、もう一回繋ぎに渡される可能性も考えといて」
「わー、面倒な事するぅ」
「あ、ワサビお疲れ。
でもこれで、王家が絡んでる可能性が高くなったよ。こういう面倒な事して、自分に辿り着けなくさせるからね。
センバに喧嘩売ったんだ、きっちり、言い値以上で買ってやらなくちゃ!ね?
楽しみだ。
さぁ、今までの鬱憤を晴らすため、もうちょっとだよ。フフフフフ」
「お兄様!絶対安全と分かってる誘拐、楽しみですわね!」
「ディ?!ピクニックって聞こえた気がしたんだけど?!誘拐の意味わかってる?!」
「我々が安全は絶対に保障します」
「サンショウも?!いやそこはその通りなんだけどさ!」
「うん、いつも通り、ナナメなお嬢様で安心したっす」
ワサビ?けなしてるの?いや、安心してるから良いのかしら?
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