《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

文字の大きさ
310 / 563
センバでほのぼの?サバイバル

キリキリ働く 2

「あと3回!やっぱりイツキ1人より全然早いわ!
とりあえず、果物食べて、お昼寝しなさい。
その間、フーちゃん、一回センバに帰ってこの子達のご飯貰って来なさい。
貴女なら、空から入れるから。
私が顔だして説明してきてあげるから」

「「お願いします!」」
お兄様とチィちゃんが元気よく挨拶します。

「肉…」「え?希望を言ってもいいなら、焼きおにぎり!」
ライ様がお肉を所望するなら、私は焼きおにぎりが食べたい!!

「うん、まぁ、言うだけ言ってみるわ?」
主様も苦笑いです。
そして、相変わらずむちゃくちゃ美味しい果物を食べている間に、主様とフーちゃんは居なくなり。

さ、お昼寝!と思ったら

〝ピコン!4人全員団子状態で寝るのを推奨〞
〝ピコン!寝てる間、師匠が魔力循環を行います。これにより魔力回復が早まる、はず〞

はず?

〝ピコン!4人の魔力回復速度が違います。遅いのを待つよりは循環することで全員満遍なく回復の予定〞

ちなみに、一番早いのと遅いのは?

〝ピコン!早い順からシラヌイ、イチイ、エミリオ、ユーディリア〞
わ、私一番遅いんですのね…

〝ピコン!センバの基本的身体能力に常人は追い付けません〞
〝ピコン!シラヌイとイチイはほぼ同じ速度ですが、イチイの方が魔力量が多いためシラヌイの方が全回復は早い〞
〝ピコン!同じ理由で、エミリオよりもユーディリアの方が魔力量が多いためエミリオよりも遅い〞

あら、私、量だけならお兄様より上でしたの?

〝ピコン!上です。さっさと団子で寝てください〞

「あ、すみません。お兄様!師匠が4人で団子で寝て、って!」
「なんで?」
「寝てる間に師匠が魔力循環してくれて、魔力回復の遅い私を手助けしてくれるそうです」
「よし、野郎共、ディを取り囲んで寝ろ!!」
「リア!」「ぐぇ」
「うん、ライ様はやっぱり俺の背中で!!」
「リア様!」「ぐふぁ」
「公式認可が下りたと思ったのに…」
「キサマとディが一緒に寝るなど10年早い!!」

〝ピコン!さっさと寝てください!あとイチイ、ユーディリアの意識が落ちそうです〞

「「「すみませんでした!!」」」

師匠、助かりましたわ。チィちゃん、苦しかったですわ!!


魔力をほぼ使いきったからでしょうか、直ぐ眠れましたの。
目が覚めると、目の前にお兄様の寝顔が。背中にもポカポカと温もりが。ああ、背中にチィちゃん引っ付いてますわね?足で挟まなくても逃げませんのに。

〝ピコン!魔力は全員、全回復済〞

おお、さすが師匠ですわ!

「うん、ディも起きた?師匠の合図で俺も起きた」
全員が起き上がります。

「貴方達、すごいわね!もう魔力回復したの?!まだ、3時間ぐらいしか経ってないわ。
多分、もうすぐフーちゃんが来るわ。
先に食べる?後から食べる?」

「先に世界樹の魔力補充してしまおう、で、疲れて久しぶりのご飯食べよう?」

そして2度目の充填を行うと

世界樹がイキイキしてきたのが見てとれます。
幹のカサカサが艶々してきたような感じです。

「おお!そうか半分は終わったんだものね!
すごいわ貴方達!!さぁ、もりもり食べて、貴方達も力をつけなさい!」
フーちゃんが籠を掴んで飛んできます。
久しぶりの炭水化物!!ああ!素晴らしい料理長!焼きおにぎりにアップルパイもある!!

「肉だ!!」「にく…」
「大盛り肉サンドだな?嬉しいけど、ディ?食いづらく、って、あ、焼きおにぎりね」
お兄様、もういただいてましたわ!!!

もりもり食べて、ちょっとリーパーで乗馬して運動して、お兄様と一緒にロアの毛並みを堪能してる横で、ゴマとチィちゃんが相撲取ってライ様が行司してるし、フーちゃんは回りで「ピキピッキ」と囃し立ててるし、主様はお腹を抱えて大笑いしてるし。そんな一時を過ごして。

また3時間寝て、その間にまたフーちゃんにはセンバにご飯を貰いに行ってくれて。

「あと2回じゃん?とりあえず、今1回やってしまおう?で、もし、3時間後起きたら、今晩中で終わらせてしまおう!明日の午前中に帰るの目標!!」
「「「おおーー!!」」」
皆で気合いを入れてると

「えーー、ここ、そんなに不満?」
主様の質問に

「ベットがない!」「ご飯が冷たい!」「肉が足りん…」「温泉、温泉に入りたいですわぁ!」
お兄様、チィちゃん、ライ様、私が答えます。

「うん、センバは食に関しての不満ね!非センバは日常生活。重きを置いてる点が見事に分かれるわね!
わかった、早く帰れるようにガンバレ」
主様はそれでもおかしくてたまらないというようにクツクツ笑いながら答えてくれます。


ええ、たまに遊びに来るなら良い場所ですけど!
生活するには微妙ですわ!
って、聖域が前世の大都会と同じ感想って、どうなのかしらね?
感想 69

あなたにおすすめの小説

【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】 佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。 新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。 「せめて回復魔法とかが良かった……」 戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。 「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」 家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。 「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」 そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。 絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。 これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。

悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!

えながゆうき
ファンタジー
 妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!  剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました

たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします

未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢 十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう 好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ 傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する 今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった

もう一度あなたに逢いたくて〜こぼれ落ちた運命を再び拾うまで〜

雪野 結莉
恋愛
魔物を倒す英雄となる運命を背負って生まれた侯爵家嫡男ルーク。 しかし、赤ん坊の時に魔獣に襲われ、顔に酷い傷を持ってしまう。 英雄の婚約者には、必ず光の魔力を持つものが求められる。そして選ばれたのは子爵家次女ジーナだった。 顔に残る傷のため、酷く冷遇された幼少期を過ごすルークに差し込んだ一筋の光がジーナなのだ。 ジーナを誰よりも大切にしてきたルークだったが、ジーナとの婚約を邪魔するものの手によって、ジーナは殺されてしまう。 誰よりも強く誰よりも心に傷を持つルークのことが死してなお気になるジーナ。 ルークに会いたくて会いたくて。 その願いは。。。。。 とても長いお話ですが、1話1話は1500文字前後で軽く読める……はず!です。 他サイト様でも公開中ですが、アルファポリス様が一番早い更新です。 本編完結しました! 大変お待たせ致しました。番外編も完結いたしました!