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センバでほのぼの?サバイバル
出来ることをオラオラと 3
「やっほー!来ちゃった♪」
午後に訓練場でいつもの4人とセリにワサビ、ロアと一緒に魔法をぶっ放していたら、主様がいつもの樹木に座って手を振っています。
「「主様~!!」」
チィちゃんと一緒に駆け寄ります。お待ちしておりましたわ!!
「種に魔力は貯まったかしら?」
「私とお兄様だけじゃ無理でした。4人で貯めました!」
「あら、そうなの?リオリアだけでイケルと思ってたわ?」
コテンと首をかしげた主様に、お兄様が話しかけます。
「主様、来て頂いてありがとうございます!
母上も一緒にお話お伺いして良いですか?
お屋敷に入りますか?それとも、母上をこっちに呼びますか?」
「あー、こっちに呼んでもらって良いかしら」
「はい!ワサビ!母上呼んできてくれる?「了解っす!」
セリ!こっちにお茶の用意お願い!「ハイ!」
あれ?主様、お茶とお菓子用意して大丈夫です?」
「いただくわ♪」
そして、主様は種の確認です。
「あらあらまぁまぁ!だいーぶ貯まったわね!普通の種より溜め込めてるわ、コレ」
そこにお母様がセリのお茶と一緒に到着します。
「主様!ようこそお越しくださいました!
私、辺境伯現当主ニワトコが妻、セイラー・センバと申します。お目にかかれて光栄に存じます。
今回は魔獣暴走の対策のためにお知恵を拝借出来るとの事、誠にありがとうございます!!」
そう言って、最上級のカーテシーを披露します。
お母様、めっちゃ美しいですわ!
「うむ!本当に心の籠った挨拶というのは気持ちの良いものだな!
ソナタの心、確かに受け取ったぞ!楽にせい。じゃ、私も楽にするわ♪
さ、だんじょんの話を詰めるわよ!」
「その前に、一つ、お願いがございます」
お母様が主様に話しかけます。
「なに?聞けるものなら聞いくわよ?」
「はい、まずはエミリオ、防音してくれる?「はい」
主様。
私、世界樹が魔の森の中にある事も初めて聞きました。
世界樹など、欲深い人間が人を殺してでも欲しいものの1つです。
そして、これからお伺いすることも、きっと、とんでもない事がたくさん、えぇそりゃもう、たっくさん出てくると思われます。
お願いします。
話すことを禁じる魔法契約をかけてください。
拷問にかけられようと、アカシアが人質に取られようと、話せない制限をかけてください。
だから、イチイとシラヌイは、聞かない方がいい。
知らなければ、話せない。唯一が人質に取られようとも、知らなければ話せない。
貴方達は、世界を壊すほどの怒りで、理不尽を破壊しつくせばいい」
お母様が、最後は痛い程真剣な、でも泣きそうな顔でチィちゃんとライ様に向けて話します。
「あー、もう手遅れだろう。
そうか、世界樹の場所も知られていないのかー。
それも禁止事項に入れるか。
でもまぁ、制限だけかけて、あとの話合いは、イチイ達は抜ける?」
「「…はい」」
「よし、じゃぁ、では、世界樹の場所を含めた全ての情報を、センバ一族に連なるセイラー、エミリオ、ユーディリア、イツキの再来イチイ、シラヌイの5名が他言することを、世界樹の管理者にして記憶の司書が禁じる。
よし、イチイとシラヌイはここから離れよ」
「「はい…」」
そう言って、チィちゃんとライ様はしぶしぶ、セリの隣まで離れます。
「じゃ、さっそく。エリクサーは作れるようになったかしら?」
「えええエリクサーぁ?!!」
お母様がすっとんきょうな声をあげます。
「ああー、とっても良く効く栄養剤、って言いましたけど、エリクサーです。世界樹の葉っぱで作ります」
「うん、制限してもらってよかった、絶対に知られちゃいけないわ!!!」
「常識的な危機感のある大人がいるのは良かったかもしれないわね?
種でだんじょんはできるけど、高度なものを維持管理するのにも魔力は必要よ?
エリクサーぐらいじゃなきゃ無理よ?
1日お玉1杯分をかけなきゃ、次の日には無くなってるわよ?」
「人類が喉から手が出るほど欲しい霊薬エリクサーが、だんじょんの肥料扱いとはこれいかに?」
お兄様が真面目な顔してツッコミます。
「貴方達が王都の学園に行ってる間、どうすれば…
いない間のエリクサーの管理…お、恐ろしすぎる…いえ、そんなこと言ってられないわ。
地下牢にでもおいて、鍵は私が首から下げてとか、なんとしても外部に漏れないようにするわ!!」
決死の覚悟のお母様が拳を握りしめます。
「うん、今の辺境伯夫人が善良な、真っ当な感性で良かった。次世代はリオリア達だし、当分安心ね」
「主様?腕を組んでうんうんとうなずいてますけど、人間の悪意なんてそこら中に蔓延してますからね!
センバなんて素直な生き物、格好の餌食ですからね!
ディも基本は素直だし!イチイが当主になったら、それらを俺は守らないといけないんです!
ええ、主様、協力してもらいますとも!!」
主様の肩を、ガシっと掴んでゆっさゆっさ揺らすお兄様。
「うん、わかった、わかったから!
リオリアが変わらないなら、協力するから!!」
「言質とりましたよ?」
ニヤっと笑うお兄様。
「ブッ、アッハッハッハッハ!!
いいよ、貴方達の本質が変わらないなら、世界樹の管理者にして記憶の司書は貴方達を庇護しましょう!!」
主様、今日は大盤振る舞いですわ!
午後に訓練場でいつもの4人とセリにワサビ、ロアと一緒に魔法をぶっ放していたら、主様がいつもの樹木に座って手を振っています。
「「主様~!!」」
チィちゃんと一緒に駆け寄ります。お待ちしておりましたわ!!
「種に魔力は貯まったかしら?」
「私とお兄様だけじゃ無理でした。4人で貯めました!」
「あら、そうなの?リオリアだけでイケルと思ってたわ?」
コテンと首をかしげた主様に、お兄様が話しかけます。
「主様、来て頂いてありがとうございます!
母上も一緒にお話お伺いして良いですか?
お屋敷に入りますか?それとも、母上をこっちに呼びますか?」
「あー、こっちに呼んでもらって良いかしら」
「はい!ワサビ!母上呼んできてくれる?「了解っす!」
セリ!こっちにお茶の用意お願い!「ハイ!」
あれ?主様、お茶とお菓子用意して大丈夫です?」
「いただくわ♪」
そして、主様は種の確認です。
「あらあらまぁまぁ!だいーぶ貯まったわね!普通の種より溜め込めてるわ、コレ」
そこにお母様がセリのお茶と一緒に到着します。
「主様!ようこそお越しくださいました!
私、辺境伯現当主ニワトコが妻、セイラー・センバと申します。お目にかかれて光栄に存じます。
今回は魔獣暴走の対策のためにお知恵を拝借出来るとの事、誠にありがとうございます!!」
そう言って、最上級のカーテシーを披露します。
お母様、めっちゃ美しいですわ!
「うむ!本当に心の籠った挨拶というのは気持ちの良いものだな!
ソナタの心、確かに受け取ったぞ!楽にせい。じゃ、私も楽にするわ♪
さ、だんじょんの話を詰めるわよ!」
「その前に、一つ、お願いがございます」
お母様が主様に話しかけます。
「なに?聞けるものなら聞いくわよ?」
「はい、まずはエミリオ、防音してくれる?「はい」
主様。
私、世界樹が魔の森の中にある事も初めて聞きました。
世界樹など、欲深い人間が人を殺してでも欲しいものの1つです。
そして、これからお伺いすることも、きっと、とんでもない事がたくさん、えぇそりゃもう、たっくさん出てくると思われます。
お願いします。
話すことを禁じる魔法契約をかけてください。
拷問にかけられようと、アカシアが人質に取られようと、話せない制限をかけてください。
だから、イチイとシラヌイは、聞かない方がいい。
知らなければ、話せない。唯一が人質に取られようとも、知らなければ話せない。
貴方達は、世界を壊すほどの怒りで、理不尽を破壊しつくせばいい」
お母様が、最後は痛い程真剣な、でも泣きそうな顔でチィちゃんとライ様に向けて話します。
「あー、もう手遅れだろう。
そうか、世界樹の場所も知られていないのかー。
それも禁止事項に入れるか。
でもまぁ、制限だけかけて、あとの話合いは、イチイ達は抜ける?」
「「…はい」」
「よし、じゃぁ、では、世界樹の場所を含めた全ての情報を、センバ一族に連なるセイラー、エミリオ、ユーディリア、イツキの再来イチイ、シラヌイの5名が他言することを、世界樹の管理者にして記憶の司書が禁じる。
よし、イチイとシラヌイはここから離れよ」
「「はい…」」
そう言って、チィちゃんとライ様はしぶしぶ、セリの隣まで離れます。
「じゃ、さっそく。エリクサーは作れるようになったかしら?」
「えええエリクサーぁ?!!」
お母様がすっとんきょうな声をあげます。
「ああー、とっても良く効く栄養剤、って言いましたけど、エリクサーです。世界樹の葉っぱで作ります」
「うん、制限してもらってよかった、絶対に知られちゃいけないわ!!!」
「常識的な危機感のある大人がいるのは良かったかもしれないわね?
種でだんじょんはできるけど、高度なものを維持管理するのにも魔力は必要よ?
エリクサーぐらいじゃなきゃ無理よ?
1日お玉1杯分をかけなきゃ、次の日には無くなってるわよ?」
「人類が喉から手が出るほど欲しい霊薬エリクサーが、だんじょんの肥料扱いとはこれいかに?」
お兄様が真面目な顔してツッコミます。
「貴方達が王都の学園に行ってる間、どうすれば…
いない間のエリクサーの管理…お、恐ろしすぎる…いえ、そんなこと言ってられないわ。
地下牢にでもおいて、鍵は私が首から下げてとか、なんとしても外部に漏れないようにするわ!!」
決死の覚悟のお母様が拳を握りしめます。
「うん、今の辺境伯夫人が善良な、真っ当な感性で良かった。次世代はリオリア達だし、当分安心ね」
「主様?腕を組んでうんうんとうなずいてますけど、人間の悪意なんてそこら中に蔓延してますからね!
センバなんて素直な生き物、格好の餌食ですからね!
ディも基本は素直だし!イチイが当主になったら、それらを俺は守らないといけないんです!
ええ、主様、協力してもらいますとも!!」
主様の肩を、ガシっと掴んでゆっさゆっさ揺らすお兄様。
「うん、わかった、わかったから!
リオリアが変わらないなら、協力するから!!」
「言質とりましたよ?」
ニヤっと笑うお兄様。
「ブッ、アッハッハッハッハ!!
いいよ、貴方達の本質が変わらないなら、世界樹の管理者にして記憶の司書は貴方達を庇護しましょう!!」
主様、今日は大盤振る舞いですわ!
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