《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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センバでほのぼの?サバイバル

ぱんぱかぱーん!!

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「で、エリクサーって、作ってあるの?」
「あー、それなんですけど…」
お兄様が苦笑いします。
「ディは、制御する、とか、ぶっ放す、なら得意なんですけどね、見極める魔力制御苦手で、俺、浄化魔法ないけど、魔力制御手伝いました。ちょっと風属性入ってます」
そう言ってロケットからどーんと取り出した鍋。

「え?貴方達、どっから取り出したの?それ?」
お母様が目を白黒いや、瞳の色は青なので、白青させてます?

「あー、世界樹の葉っぱとか保管しておくのに、主様に頂いた収納ロケットです。
ちなみに、時間停止、容量は世界樹と同等、世界樹の枝で出来てます」
良い笑顔でお兄様が言うと

「心臓が痛いわ、心臓が!!
絶対に誰にもしゃべっちゃダメよ!誰かの前で使用してもダメよ!!」
お母様が胸を押さえながらも、机をバンバン叩きます。

「うん、善良な大人。そのままでいなさいね?」
主様がお母様の頭をヨシヨシと撫でます。

「ぬ、主様ぁ!こんな大層なもの、子供に与えないで下さい!」
「じゃ、ソチが管理するか?」
「ぐっ!!お断りしたい!!全力でお断りしたい!!胃に穴が空きそうだけど!!
けど!!うちの子供にそんな重荷を背負わせるわけにはっ!!」
お母様の愛情が嬉しいですわ。

「母上、そもそもエリクサーを作れるのがディなんですよ。
浄化魔法を使って作るので、俺も、母上にも無理です。
イチイにやらせたら、いちいちオムツを呼びそうでさせられないです」
「絶対に止めてちょうだい」「ブッフォ」
真顔で止めるお母様と、吹き出す主様。対照的ですわね。

「材料が入ってるのもコレだし、作ったら即収納。なので、コレは俺とディで管理しています。
あ、それと、使用者も俺とディに制限してもらってます。
他に好きなもの入れて良いって許可貰ってるんで、なんか、誰にも見せられないもの、預かりますよ?」
お兄様、良い笑顔でお母様に提案します。

「ええ、何かあった時、お願いするわ!!」
お母様、開き直りましたね!!

「んじゃ、場所の選定よ!
見た目は大木、中身はだんじょん。
根っこもまぁまぁ伸びるはずだから、この訓練場くらいの広さは欲しいわね。
しかも毎日エリクサーを与えに来るんだから、そんなに遠くちゃ大変でしょう?」

「じゃぁ、もう、ここで良いんじゃない?
ここなら部隊が訓練しに来てる、って、いい訳も通用するし?」
お母様が軽く言いますが、訓練場、1つ潰しても構いませんの?

「良いわよ?あー、じゃぁ、3つ有る内の一番奥の訓練場を潰しましょうか。
毎日行くのがちょっと面倒だけど、日当たりを考えたら端っこが良いかも?」

ということで、訓練場2つ分移動し、やって来た訓練場の真ん中。

「じゃ、種に設定していくわ。
1つは結界維持と、出入りの設定に残りは魔力タンク。
もう1つに、試合形式の設定、勝敗条件の設定、特定ワードは〝降参する〞で良いかしら?それから時間設定に、ああ、試合場所の設定ね?
あと、絶対に必要なのが、死なない設定。これ、死ぬ一歩手前で排出させたら良いかしら?
医者、ここに常駐させとく?すぐ治療出来る?」

「えっと、死ぬ3歩ぐらい手前で。テン爺に待機しててもらう?」

「テン爺1人でずっと、はキツイでしょう?3時間設定なんで、1部隊に1人で。
イチイ達が入ってる時は俺とディがここで訓練したり、エリクサー作ったりしてます。
で、排出されたら、エリクサーぶっかけます」
「「ああ…」」
お兄様の言葉に、主様とお母様が妙に納得してます。

「よし、設定完了!!埋めるわよ!
はい、エリクサーかけて!!
おおきくなぁ~れ!おおきくなぁぁ~れ!!」
大中小のとなりのフキの葉踊りをするべきですかね?!

「ディ?スクワット始めてどうしたの?」
「念を送ってみようかと?」
「エリクサーかけなさいよ、エリクサー」
お兄様に冷静に対処されましたわ。エリクサーの扱い、軽くなってません?

「来るわよ!!」
はい?

ズドッドドッドドドドオオオオォォォ…

地面が盛り上がったと思ったら、誰かに包まれてましたわ。
あら、ライ様。
「「大丈夫か?!」ですか?!!」
隣ではお兄様がチィちゃんにお姫様抱っこされてますわ。
お母様の事はセリが抱き締めてましたわ。
さすがセンバ。反応が早いです。

「完成よ!!」

主様の声に振り向くと、まぁ神社の御神木もかくやというような大木がそびえ、
その根本には、小さな扉がちょこんとついてましたわ。
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