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明日が有る、という幸せ
魔王降臨?
堂々と壇上に上がったお兄様。
「んな、ん、なぁっ?!」と言っていた殿下だけど、お兄様がニッコリ笑うと、顔を赤くして呆然としてしまいましたわ。
お兄様?魅了、習得なさいましたの?
そのまま、壇上に立ち、息を吸って、全校生徒の前でニッコリ笑うと、もう、全生徒がほぅ、と魅了され、惚けた瞬間、
お兄様、いきなり表情を無くしましたの。
びっくぅっ、と、それこそ先生を含めた全員が息を飲みましたわ。
「ただいまご紹介に預かりましたセンバの一員、勇者の再来の唯一であるエミリオ・センバと申します」
その無表情のまま美しい敬礼を披露するお兄様。
圧倒的存在感に誰もが目を離せません。
そんな中、お兄様が語り始めます。
「我々センバは武神様の預言により、準備を進めて参りました。
実際に魔の森と向かい合い、変化を確実に感じていたからこそ、この1年が正念場である、と、公の場に出るのはあと1年待って欲しいと辺境伯自らも懇願したにも拘わらず、その願いは聞き届けられませんでした。
2人いる勇者の再来の内の1人が、今、ココに来ています。
明日にでも魔獣暴走が起きたら、センバは滅ぶかもしれません。
残りわずかな人生、悔いの無いように精一杯生きて欲しいと思います」
無表情のまま、また敬礼をして、お兄様はそこに居た殿下を一瞥もせず、壇上から去りました。
あー、お兄様、キレてますわぁ。
お兄様が壇上から見えなくなってから、チィちゃんの「はぅ!リオ様、ステキですぅ…」という小声がシンとした会場に広がると、「え?ウソ?」「センバが入学希望って言わなかった?」「どういうこと?」ざわざわ、と声が広がり始めました。
殿下、これ、収めないんですの?
そう思ってたら司会進行の方が、
「これで入学式を終わります!新入生から退場し、クラスに入ってください!」
無理やり式を終わらせましたわ。
あ、ピンク聖女サマを確認するの忘れましたわ!!
「大丈夫です、私、一応確認しました。ピンクもエミリオ様のご尊顔に呆然としてましたよ?
あと、ライド侯爵令嬢やアイシア侯爵令嬢、マンドル公爵令息も顔色が悪かったです。
バストン公爵令息だけはガッツポーズしてました。
ええ、私も同じ気持ちです。むしろ、エミリオ様もっとヤレ!と思いました」
ハジカミが、こそっと教えてくれました。
うん、煽らなくても良いのですが、状況確認能力は流石ですわね!!
「んな、ん、なぁっ?!」と言っていた殿下だけど、お兄様がニッコリ笑うと、顔を赤くして呆然としてしまいましたわ。
お兄様?魅了、習得なさいましたの?
そのまま、壇上に立ち、息を吸って、全校生徒の前でニッコリ笑うと、もう、全生徒がほぅ、と魅了され、惚けた瞬間、
お兄様、いきなり表情を無くしましたの。
びっくぅっ、と、それこそ先生を含めた全員が息を飲みましたわ。
「ただいまご紹介に預かりましたセンバの一員、勇者の再来の唯一であるエミリオ・センバと申します」
その無表情のまま美しい敬礼を披露するお兄様。
圧倒的存在感に誰もが目を離せません。
そんな中、お兄様が語り始めます。
「我々センバは武神様の預言により、準備を進めて参りました。
実際に魔の森と向かい合い、変化を確実に感じていたからこそ、この1年が正念場である、と、公の場に出るのはあと1年待って欲しいと辺境伯自らも懇願したにも拘わらず、その願いは聞き届けられませんでした。
2人いる勇者の再来の内の1人が、今、ココに来ています。
明日にでも魔獣暴走が起きたら、センバは滅ぶかもしれません。
残りわずかな人生、悔いの無いように精一杯生きて欲しいと思います」
無表情のまま、また敬礼をして、お兄様はそこに居た殿下を一瞥もせず、壇上から去りました。
あー、お兄様、キレてますわぁ。
お兄様が壇上から見えなくなってから、チィちゃんの「はぅ!リオ様、ステキですぅ…」という小声がシンとした会場に広がると、「え?ウソ?」「センバが入学希望って言わなかった?」「どういうこと?」ざわざわ、と声が広がり始めました。
殿下、これ、収めないんですの?
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