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明日が有る、という幸せ
迫る厄災、半分以上神災?
チィちゃん達は出発したので、これからお兄様と私の準備に入ります。
一応、お兄様の出発はハジカミとイチミが合流してからになるので、そこまで急いではいませんが、いつでも出られるよう準備を急ぎ、その後が私です。
そうしてる間に、アイシア公爵様が到着しました。
本当に一部隊を引き連れて、なんと公爵様ご本人も来てくださいましたが、やたらと慌てています。
「エミリオ殿!すまんが少々時間を頂きたい!!できれば、ユーディリア嬢も!!」
「どうしました、公爵様?」
着替えを終えたお兄様が対応します。私もこれから着替えようと思ったのですが呼び止められたので、一緒に居ることにしましたわ。
「そして、天使様はまだ居られますか?!」
「なんじゃい、ワシもか?」
ブツブツつぶやきながら、お茶とお菓子を眉間にシワを寄せて食べていたオムツ様も呼ばれます。
「嬢ちゃん、えらく不躾な事、思っとらんかったか?」
細かい事は良いんですのよ、公爵様のお話を伺うのが先ですわ!
「約束通り、精鋭部隊を連れてきた、共にセンバへ行くことを了承してくれている。エミリオ殿の指揮下に入る事もわかっている。
しかし、急いでいる所申し訳ない、だが、絶対に聞いててほしい事ができたのだ。
私があの会場を後にする時、聖女が叫び出したのだ。
エミリオ殿は明日の朝まで王都を出てはならないと!」
「「「はぁぁぁぁああ??!!」」んなもん、聞いてられっか!!」
お兄様の口調が荒くなります。
「気持ちはわかる!!だが続きを聞いてくれ!!アレは、以前にも災害を予言したと言っただろう!」
「…何を予言したんです?」
お兄様が不満たらたらで聞き返します。
「今晩、夜中かもしれん、王都の城壁が破壊されるそうだ。何故破壊されるのかは、わからんそうだが、その城壁が壊れる事により、王都内に魔物が溢れ、
エミリオ君、君の大事な人がそれに巻き込まれ亡くなる、
聖女はそう予言したんだ!!」
「「ユーディリア様を魔物ごときに襲わせませんが?!」」
セリとシチミが声を揃えました。
ちょっと離れた所から大きな声をかけられた公爵様、びっくりしてそちらを見ますが、拳を握り締めたセンバの戦士にビビります。
「いや、まぁ、センバの人間にかかれば魔物など、たいしたモノではないのだろう。
ただ、聖女は巻き込まれてと言ったんだ。
王都の人間は魔物など見たことがない。パニックに陥ることなど容易く想像出来る。
しかも、城壁が壊れる理由もわからない、そっちに襲われたら?建物の被害や火災なども考えられる。
そして聖女はこう言うのだよ。
明日の朝になれば〝破邪の剣〞を持った者が現れて魔物を全て倒してくれる。
だからそれまでエミリオ君自身でその大事な人を守る必要がある、と。
私は、エミリオ君とユーディリア嬢が離れると良くない事が起こる、という事ではないか、と思っているのだよ。
だからむしろ、可能ならばエミリオ君と共に、ユーディリア嬢も今すぐセンバに向かってはどうだろう?
物資に関しては、ライド公爵家が用意して向かうだろう。
第2陣として大地のクエイト家、炎のフレア家も向かうと言ってくれている。
ただ、まぁ、もしかすると王都の混乱によっては、だいぶ遅くなるかもしれんが…」
「一つ、いいかの?」
オムツ様が眉間にシワを寄せ、腕を組みながら声をかけます。
「はい、なんでしょう?」
公爵様も緊張した面持ちで答えます。
「今、聖女という称号は出してない、聖女は今、存在しとらん。それでも、その者は予言して、的中させた事がある、と?
そしてその者は、〝破邪の剣〞と言ったのだな?」
「はい、確かに言いました。聖玉の剣ではなく、破邪の剣、です。
それに関しては、実は前から言っています。武神様が降臨した直後から、イベントだの、耐久レースだの、エリクサーがないと厳しいだの、そんな事を言っていると報告が上がっていましたが、意味がわからなく、対応出来ませんでした」
「あー、女神のイタズラの転生者…」
思わず声が出ました。
「あああ!あの小娘か!!クッソ女神、またか!!!
おい、エミリオ!!多分その予言は当たるぞ!!お前は嬢ちゃんから離れるな!!
そんで、朝までは王都に居ないと、更なる厄災が来るかもしれん。
ワシは戻って剣を完全に修復してくる。適応する者も探さにゃならん!
いいか、朝まで必ず嬢ちゃんを、屋敷の者を守りきれ!!
急がにゃ!!ワシゃ失礼する!!」
そう言うとオムツ様、グググっと小さくしゃがんだ、と思ったら、「うおりゃぁ!」と掛け声一発、垂直飛びをすると、あっという間に消えました。
ええ、文字通り、消えたのです。
全員一瞬呆気に取られていましたが
「キチンと説明しくさりやがれぇぇぇ!!!」
お兄様の叫びで我に返りました。
ええ、聖女様の言う〝朝まで耐久レース〞への強制参加が決まったみたいですわ…
一応、お兄様の出発はハジカミとイチミが合流してからになるので、そこまで急いではいませんが、いつでも出られるよう準備を急ぎ、その後が私です。
そうしてる間に、アイシア公爵様が到着しました。
本当に一部隊を引き連れて、なんと公爵様ご本人も来てくださいましたが、やたらと慌てています。
「エミリオ殿!すまんが少々時間を頂きたい!!できれば、ユーディリア嬢も!!」
「どうしました、公爵様?」
着替えを終えたお兄様が対応します。私もこれから着替えようと思ったのですが呼び止められたので、一緒に居ることにしましたわ。
「そして、天使様はまだ居られますか?!」
「なんじゃい、ワシもか?」
ブツブツつぶやきながら、お茶とお菓子を眉間にシワを寄せて食べていたオムツ様も呼ばれます。
「嬢ちゃん、えらく不躾な事、思っとらんかったか?」
細かい事は良いんですのよ、公爵様のお話を伺うのが先ですわ!
「約束通り、精鋭部隊を連れてきた、共にセンバへ行くことを了承してくれている。エミリオ殿の指揮下に入る事もわかっている。
しかし、急いでいる所申し訳ない、だが、絶対に聞いててほしい事ができたのだ。
私があの会場を後にする時、聖女が叫び出したのだ。
エミリオ殿は明日の朝まで王都を出てはならないと!」
「「「はぁぁぁぁああ??!!」」んなもん、聞いてられっか!!」
お兄様の口調が荒くなります。
「気持ちはわかる!!だが続きを聞いてくれ!!アレは、以前にも災害を予言したと言っただろう!」
「…何を予言したんです?」
お兄様が不満たらたらで聞き返します。
「今晩、夜中かもしれん、王都の城壁が破壊されるそうだ。何故破壊されるのかは、わからんそうだが、その城壁が壊れる事により、王都内に魔物が溢れ、
エミリオ君、君の大事な人がそれに巻き込まれ亡くなる、
聖女はそう予言したんだ!!」
「「ユーディリア様を魔物ごときに襲わせませんが?!」」
セリとシチミが声を揃えました。
ちょっと離れた所から大きな声をかけられた公爵様、びっくりしてそちらを見ますが、拳を握り締めたセンバの戦士にビビります。
「いや、まぁ、センバの人間にかかれば魔物など、たいしたモノではないのだろう。
ただ、聖女は巻き込まれてと言ったんだ。
王都の人間は魔物など見たことがない。パニックに陥ることなど容易く想像出来る。
しかも、城壁が壊れる理由もわからない、そっちに襲われたら?建物の被害や火災なども考えられる。
そして聖女はこう言うのだよ。
明日の朝になれば〝破邪の剣〞を持った者が現れて魔物を全て倒してくれる。
だからそれまでエミリオ君自身でその大事な人を守る必要がある、と。
私は、エミリオ君とユーディリア嬢が離れると良くない事が起こる、という事ではないか、と思っているのだよ。
だからむしろ、可能ならばエミリオ君と共に、ユーディリア嬢も今すぐセンバに向かってはどうだろう?
物資に関しては、ライド公爵家が用意して向かうだろう。
第2陣として大地のクエイト家、炎のフレア家も向かうと言ってくれている。
ただ、まぁ、もしかすると王都の混乱によっては、だいぶ遅くなるかもしれんが…」
「一つ、いいかの?」
オムツ様が眉間にシワを寄せ、腕を組みながら声をかけます。
「はい、なんでしょう?」
公爵様も緊張した面持ちで答えます。
「今、聖女という称号は出してない、聖女は今、存在しとらん。それでも、その者は予言して、的中させた事がある、と?
そしてその者は、〝破邪の剣〞と言ったのだな?」
「はい、確かに言いました。聖玉の剣ではなく、破邪の剣、です。
それに関しては、実は前から言っています。武神様が降臨した直後から、イベントだの、耐久レースだの、エリクサーがないと厳しいだの、そんな事を言っていると報告が上がっていましたが、意味がわからなく、対応出来ませんでした」
「あー、女神のイタズラの転生者…」
思わず声が出ました。
「あああ!あの小娘か!!クッソ女神、またか!!!
おい、エミリオ!!多分その予言は当たるぞ!!お前は嬢ちゃんから離れるな!!
そんで、朝までは王都に居ないと、更なる厄災が来るかもしれん。
ワシは戻って剣を完全に修復してくる。適応する者も探さにゃならん!
いいか、朝まで必ず嬢ちゃんを、屋敷の者を守りきれ!!
急がにゃ!!ワシゃ失礼する!!」
そう言うとオムツ様、グググっと小さくしゃがんだ、と思ったら、「うおりゃぁ!」と掛け声一発、垂直飛びをすると、あっという間に消えました。
ええ、文字通り、消えたのです。
全員一瞬呆気に取られていましたが
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