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明日が有る、という幸せ
命あっての物種
「うぬ、こっちの眼球は再生しなかったか。胃液浴びたのか?」
オムツ様がライ様に尋ねます。
「ああーー、暗闇で稲妻を出してニワトコ様を見つけたは良いんですが、背負う時に稲妻出したまんまじゃニワトコ様が感電してしまうので、手探りで背負ったら、何かの拍子に異物が目に入りました。
ここで離してしまったら、ニワトコ様が胃液にダイブしてしまうと、構わず背負って、脱出を優先させました」
「シラヌイ…ごめんなさい、ニワトコのために…貴方が…ごめんなさい…」
お母様が涙を溢しながらライ様に抱きつきます。
「セイラー様、ここは、ありがとうと言って欲しいです。
俺、あ、私は、センバの戦士としてニワトコ様を救ったと、自信を持って言いたいです」
「ッ!!シラヌイ、貴方に心からの感謝を!」
「シラヌイ様!!父上を救ってくれて、ありがとう!!」
お母様が抱きつき、アカシア君が泣きながらライ様の背中にタックルをかましますが、微動だにしないあたり、さすがライ様です。
「あ、でも、リアはこんな傷のある人間は嫌いだろうか…?」
ライ様がこっちを振り返り、しょぼんとした顔で聞いてきます。
そんな、答えは一択しかないじゃないですか!!
「私はもうセンバの一員になったと思っていますの!
ライ様の傷は名誉の負傷ですわ!誇りこそすれ、嫌いになど!なるはずないではありませんか!」
馬鹿にしにでくださいまし、とポカポカと胸を叩きます。
「そうか!そうか!!」
そう言ってライ様は私を持ち上げてくるくる回し始めました。
「目が回りますわ!下ろしてくださいまし!」
「うん、甘酸っぱいイチャイチャはおいといて、次はイチイを見るかの」
オムツ様に見放されましたわ?
お兄様は、白目をむいて気絶したチィちゃんをソファに寝かせます。
オムツ様がチィちゃんの額に手を置きます。
「ああーー、これから生きる上では、生活に支障はない。ないんじゃが…いや、あるのか?」
オムツ様が腕を組んで難しい顔をします。
「え?なに、イチイに何があったの?」
お母様がオムツ様を抱き上げてグラグラ揺さぶります。
「落ち着け!これはここに居る全員に公に発表して良いのかのぅ?」
オムツ様がそう言うと
「私とリオ君以外は退出しなさい!!」
お母様が叫ぶので
「「私も聞きます!!」」
私とライ様が同時に叫びます。
「…わかったわ、リオリア、シラヌイ以外は退出してちょうだい。聞いてから、皆には知らせるか決めるわ。
アカシア、ごめんね、今は退出してね?」
「…はい」
アカシア君が渋々と、セリ達は心配そうな顔で退出します。
「さ、オムツ、キリキリ白状しやがれ!イチイに何が起こってる?」
お兄様がグイっと顔を近づけてオムツ様を脅します。
「あー、イチイは腹が半分なくなってたじゃろ?そのせいじゃろ。
…
……
………
イチイに子供は望めんぞぃ」
「「ッ!!!」」
オムツ様の言葉に、私とお母様は両手を口にあて、息を飲み、
ライ様は大口を開けて呆然としていますが、
お兄様は。
「なんだ、そんな事か」
あっけらかんと言い放ちます。
「え?リオくん…」
お母様が呆然とお兄様を見つめます。
「オムツ、それ以外には何も支障はないんだな?」
「おおぅ、ありゃせんぞ。でも人間にとって一族の繁栄は一大事じゃろ?」
「ああーー、なるほど、オムツ、お前、良いヤツだな?
母上、センバの後継者をアカシアに変更。
俺はアカシアの補佐で領地経営を、イチイはライ様の補佐って事でセンバに残っても良いですよね?
元々ライ様を軍のトップに置くつもりだったし、勇者の再来2人が軍の再編に、未来の魔獣暴走のために闘い方を伝授、継承するためって言えば丸く収まるんじゃないですかね?」
「え、でも、ほら、え??」
なんでもない事のように言うお兄様に、お母様の方が焦っています。
「え?いや、別に俺たちに子供が出来なくても、後継者はアカシアがいるんだし?
孫は将来のアカシアに頑張って貰えれば?
生活に、イチイがこれからも魔の森で暴れるのにも支障はなさそうだし?
え?俺とイチイが暮らしていくのに、何も問題ないですよね?」
コテンと首をかしげるお兄様。
「リオ君は、これからもイチイと一緒に居てくれるのね…?」
お母様が涙を耐えながらお兄様に尋ねます。
「え?はい。もちろんですよ?離れる理由がないんじゃ?」
「ジオざばあああぁぁぁ!!!」「ぐぇ」
チィちゃんがいきなり起き上がり、お兄様を抱き締めます。
「イチイ!死ぬ!ステイ!!」「ハイッ!!」
シュタっと立ち上がりお兄様の前に頭を差し出すチィちゃん。
うん。いつもの光景ですわ!
「イチイは、仮に俺がどんな俺になっても、俺と一緒に居るんだろう?「ハイッ!!」
なら、俺も変わらん。
これからも一緒に、ディとセンバのために生きていくぞ!!」
「ハイッ!!!離れません!!」
チィちゃんがガシっとお兄様に抱きつきます。
「リアちゃんとセンバのためって、リアちゃんが先なのね?
フフフ、リオ君らしいわ」
お母様が泣き笑いをしています。
「リオ様!!共にリア様のお子を愛でるのです!!!」
「イチイ!流石だ!!でろでろに甘やかすぞ!!!」
「ハイッ!!!」
「それなら私も負けないわ!」
「お母様?!」
「リアの子供…それは俺の子供…」
「ライ様より俺に懐かせてやるぞ!」
「「アッハハハハハ!!」」
お母様と2人、大声で笑ってしまいました。
そうです、センバは笑い声が似合う場所なのです。
オムツ様がライ様に尋ねます。
「ああーー、暗闇で稲妻を出してニワトコ様を見つけたは良いんですが、背負う時に稲妻出したまんまじゃニワトコ様が感電してしまうので、手探りで背負ったら、何かの拍子に異物が目に入りました。
ここで離してしまったら、ニワトコ様が胃液にダイブしてしまうと、構わず背負って、脱出を優先させました」
「シラヌイ…ごめんなさい、ニワトコのために…貴方が…ごめんなさい…」
お母様が涙を溢しながらライ様に抱きつきます。
「セイラー様、ここは、ありがとうと言って欲しいです。
俺、あ、私は、センバの戦士としてニワトコ様を救ったと、自信を持って言いたいです」
「ッ!!シラヌイ、貴方に心からの感謝を!」
「シラヌイ様!!父上を救ってくれて、ありがとう!!」
お母様が抱きつき、アカシア君が泣きながらライ様の背中にタックルをかましますが、微動だにしないあたり、さすがライ様です。
「あ、でも、リアはこんな傷のある人間は嫌いだろうか…?」
ライ様がこっちを振り返り、しょぼんとした顔で聞いてきます。
そんな、答えは一択しかないじゃないですか!!
「私はもうセンバの一員になったと思っていますの!
ライ様の傷は名誉の負傷ですわ!誇りこそすれ、嫌いになど!なるはずないではありませんか!」
馬鹿にしにでくださいまし、とポカポカと胸を叩きます。
「そうか!そうか!!」
そう言ってライ様は私を持ち上げてくるくる回し始めました。
「目が回りますわ!下ろしてくださいまし!」
「うん、甘酸っぱいイチャイチャはおいといて、次はイチイを見るかの」
オムツ様に見放されましたわ?
お兄様は、白目をむいて気絶したチィちゃんをソファに寝かせます。
オムツ様がチィちゃんの額に手を置きます。
「ああーー、これから生きる上では、生活に支障はない。ないんじゃが…いや、あるのか?」
オムツ様が腕を組んで難しい顔をします。
「え?なに、イチイに何があったの?」
お母様がオムツ様を抱き上げてグラグラ揺さぶります。
「落ち着け!これはここに居る全員に公に発表して良いのかのぅ?」
オムツ様がそう言うと
「私とリオ君以外は退出しなさい!!」
お母様が叫ぶので
「「私も聞きます!!」」
私とライ様が同時に叫びます。
「…わかったわ、リオリア、シラヌイ以外は退出してちょうだい。聞いてから、皆には知らせるか決めるわ。
アカシア、ごめんね、今は退出してね?」
「…はい」
アカシア君が渋々と、セリ達は心配そうな顔で退出します。
「さ、オムツ、キリキリ白状しやがれ!イチイに何が起こってる?」
お兄様がグイっと顔を近づけてオムツ様を脅します。
「あー、イチイは腹が半分なくなってたじゃろ?そのせいじゃろ。
…
……
………
イチイに子供は望めんぞぃ」
「「ッ!!!」」
オムツ様の言葉に、私とお母様は両手を口にあて、息を飲み、
ライ様は大口を開けて呆然としていますが、
お兄様は。
「なんだ、そんな事か」
あっけらかんと言い放ちます。
「え?リオくん…」
お母様が呆然とお兄様を見つめます。
「オムツ、それ以外には何も支障はないんだな?」
「おおぅ、ありゃせんぞ。でも人間にとって一族の繁栄は一大事じゃろ?」
「ああーー、なるほど、オムツ、お前、良いヤツだな?
母上、センバの後継者をアカシアに変更。
俺はアカシアの補佐で領地経営を、イチイはライ様の補佐って事でセンバに残っても良いですよね?
元々ライ様を軍のトップに置くつもりだったし、勇者の再来2人が軍の再編に、未来の魔獣暴走のために闘い方を伝授、継承するためって言えば丸く収まるんじゃないですかね?」
「え、でも、ほら、え??」
なんでもない事のように言うお兄様に、お母様の方が焦っています。
「え?いや、別に俺たちに子供が出来なくても、後継者はアカシアがいるんだし?
孫は将来のアカシアに頑張って貰えれば?
生活に、イチイがこれからも魔の森で暴れるのにも支障はなさそうだし?
え?俺とイチイが暮らしていくのに、何も問題ないですよね?」
コテンと首をかしげるお兄様。
「リオ君は、これからもイチイと一緒に居てくれるのね…?」
お母様が涙を耐えながらお兄様に尋ねます。
「え?はい。もちろんですよ?離れる理由がないんじゃ?」
「ジオざばあああぁぁぁ!!!」「ぐぇ」
チィちゃんがいきなり起き上がり、お兄様を抱き締めます。
「イチイ!死ぬ!ステイ!!」「ハイッ!!」
シュタっと立ち上がりお兄様の前に頭を差し出すチィちゃん。
うん。いつもの光景ですわ!
「イチイは、仮に俺がどんな俺になっても、俺と一緒に居るんだろう?「ハイッ!!」
なら、俺も変わらん。
これからも一緒に、ディとセンバのために生きていくぞ!!」
「ハイッ!!!離れません!!」
チィちゃんがガシっとお兄様に抱きつきます。
「リアちゃんとセンバのためって、リアちゃんが先なのね?
フフフ、リオ君らしいわ」
お母様が泣き笑いをしています。
「リオ様!!共にリア様のお子を愛でるのです!!!」
「イチイ!流石だ!!でろでろに甘やかすぞ!!!」
「ハイッ!!!」
「それなら私も負けないわ!」
「お母様?!」
「リアの子供…それは俺の子供…」
「ライ様より俺に懐かせてやるぞ!」
「「アッハハハハハ!!」」
お母様と2人、大声で笑ってしまいました。
そうです、センバは笑い声が似合う場所なのです。
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