《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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明日が有る、という幸せ

アカシアのツンデレ?

「ニワトコ様が起きましたああああああぁぁぁ!!!」
バーーーンと扉を開けてナターリエが飛び込んで来ました。

「ちちうえええぇぇぇぇえ…」
ドップラー効果もかくやという勢いでアカシア君は飛び出します。

「はっや!」
ナターリエのつぶやきを無視して私は

「ライさまぁぁぁああ!!!」「ィチィ…!!」
窓を開けて外に向かって叫びます。遠くで、まぁ多分執務室で、同じようにお兄様が叫んでるのも聞こえましたわ。

「え?お姉様、どうしたんですか?」
ナターリエがおろおろしています。

「今、ライ様とチィちゃんはどっかで訓練を」「リア!!どうした!!!」
言葉の途中で抱き締められました。

「叫べば来るって、センバどうなってるの?!」
ナターリエはドン引きしています。

「あら、ミツバだってナターリエが叫べば大抵来るでしょう?」
「ッハ!確かに!!そういうもんだと思ってた!一緒だ…!!」
「もう立派にセンバに感化されてるわ!」
ナターリエの両手を取ってぶんぶん振ります。

「で、リア?どうしたんだ?」
ライ様の言葉に思い出しました。

「そうですわ!こんなところで遊んでる場合じゃないんです!!お父様が起きたそうです!!」
「ッ!!行くぞ!!」
ライ様は私を抱き上げ駆け出します。

「セリ!ナターリエをお願いね!って、ついて来てるわね」
すぐ後ろにナターリエを背負ったセリがいました。

「お父様ッ!!」
部屋に飛び込むと、バスローブを羽織ったお父様が椅子に座り、お母様の腰を抱いて、チィちゃんは後ろから抱きつき、アカシア君が泣きながら脇腹を殴っています。
お兄様はケヤキと話しています。

私達が一番最後でしたわ。

「リア!!!リオも抱き締めさせてくれ!!」
両手を広げて私達を交互に見るお父様。

ええ、お兄様の手を引っ張って、容赦なく飛び込ませて頂きましたわ!

「し、心配しましたの!!」
「…やっとですね、遅いです父上」
お兄様と一緒に頭をグリグリとお父様の胸に押し付けます。

「ああ、遅くなってすまん!!
リアの栄養剤、アカシアやら手伝ってくれたんだろう?ありがとう!!ものすごく居心地が良かったぞ!!
リオはずっと領地のために動いてくれてたんだろ、不甲斐ない領主ですまんが、これからも頼む!!ケヤキ!!俺よりよっぽど円滑だろう?!」
そう言って、がっはっはと笑うお父様。

「そして、シラヌイ!!お前が俺を助け出してくれたんだよな?感謝してもしきれん!!ありがとう!!!」
立ち上がろうとして、よろめくお父様をアカシア君が支えます。

「ああ、すまん、アカシア、立派になったなぁ!俺がアカシアに支えられる日が来るとは!!
足が無い事にまだ慣れなくてな、普通にしようとする。
アカシア!これから俺のリハビリに付き合ってくれるか?」

「しししし仕方ないですね!!
母上やリオ兄様は父上の代わりにお仕事で忙しいでしょうし、姉上やシラヌイ様も魔の森のお片付けで、リア姉様はお薬作り。私が父上の相手をしてあげましょう!!ビシバシ行きますよ!覚悟してください!!」
そう言ってアカシア君はお父様に抱きつきます。

「おぅ!頼むぞアカシア!!」
お父様はアカシア君を両手で持ち上げてご自分の太ももの上に座らせます。

「では、領主も無事に生還した事だし!!
すぐに肉祭り!!と行きたい所だが、父上を御披露目しないといけないからね、太もも靴や車椅子の調整して

1週間後!!大々的な肉祭りを開催する!!!」

「「「「「おおおおおおぅ!!!!!」」」」」

お兄様の宣言に全員で拳を突き上げ返事をしました。
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