《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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番外編

センバの騎士学園 10

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フロスティ視点


「リア!貴女のメイド、お借りしても?」
「ええ。セリ!フーティの指示通りに」「ハッ」
「とりあえず、この見知らぬ男をふん縛って、話の出来る場所へ。その帰りに聖女様のお付きの男前、探してきてくれる?多分、彼らならこれが誰かわかると思うわ」「了解です」

あっという間にぐるぐる巻きにして担いで連れていくセリ。仕事が早いわー。

「辺境伯様、聖女様を運びたいのですが、シラヌイだとアレの男センサーが反応して途中で目覚める気が致しますわ。そしたら絶対面倒くさいですのわ。イチイはエミリオ君を連れていってしまいましたし。どなたか運んで下さる方は居ません?」
「ああ、じゃぁ、ミツバぁぁ!!」
いきなり叫ぶ辺境伯様。

「……ハーーーイ!!!お呼びで!」
2呼吸遅れていきなり空から降ってくるメイド。

「倒れてる彼女を運んで欲しい。目覚めたら聞くべき事があるから部屋から出さないように。我々はセリが連れていった男から先に話を聞こう」
「了解です」

何事もなかったように話が進んでるのは良いのかしら?!
良いのね?人が降って来ようが、女性が人を担いで跳んでいこうが、これがセンバの常識なのね?!

私達が応接室の1つに行くと、さっきの男がぐるぐる巻きのまま床に転がされ、男前が睨みながらガシガシ踏んでたわ。

「辺境伯様、大変、大変申し訳ありません。
これ、御目汚しなんで、どっかしまっといてください。聞き出せたことお話します。教会関係はご夫人も一緒の方が…?」

「ああ、そうだな、俺の女神の方が対処も的確だな!
よし、じゃぁお前達はこのまま昼食に入れ!午後にまた会おう!」

あら、締め出されちゃったわ。


昼食を取ろうとした時、イチイ達も帰ってきてそのままお昼を楽しんでる間、エクリューシ様は眉間にシワをよせていたのよね。
まだ辺境伯様の用意が整ってないと、そのままお茶をしている時、オージーが

「エクリューシ様、なにか不安な事でもありますか?お一人で考えても不安は増すばかりです。いっそのこと皆さんに相談してみるのが良いのではないですか?」

手を取り、そんな事を言い出した。
え、貴女が悩みを解決して好感度暴上げのチャンスでしょうに!

「良いのだろうか…」
あら!私達の方をチラっと見て、うつむくなんて!エクリューシ様しおらしくなってるじゃないの!どうしたの!

「私はエクリューシ様の永遠に味方です。エクリューシ様がそのままでも良いのなら、そのままでも受け入れます。
でも、今までの事を後悔してるなら、謝りましょう?これから変わって行きましょう?その姿をお見せしましょう?謝って受け入れてもらえなくても、皆が見捨てても私は見捨てませんから!」

え?
これは私達は、一旦突き放すべきなのかしら?
オージーに依存させて引き取ってもらったら、めっちゃ楽…げふんげふん、いや、皆が幸せになるって事よ!

「あやま、る、謝る。
すまない何が悪いかわからない」

「おいコラボンボンてめぇ」「わからんのかい!!」「私の説教は無駄な時間…」
エミリオ君、ヨーク、ギーニーの苦悩が…

「ピンク様の洗脳が解けてない?!」「教育ジジィのせいじゃない?」「一発殴ったら良いですか?」「イチイ、それ、死ぬわ!」
「リア、イーリーもジジィって…ってか、イチイ?殴るなら偏見教育老害になさいませ。
老害はどうせ老い先短いから多少それより短くなっても?」
「「「フーティ辛辣!!」」」

「お、おおぅ。殴られたくないな。
私は王族として生きてきた。誰よりも尊敬されるべき人間だとして生きてきた。
けど、成人したら、学園が終わったら、王族ではなくただの貴族、いや、爵位もないかもとギニタスに言われた。「あ、聞いてた!」
うん、聞いてるぞ?そうなったら、弱い私はどうやって生きていくか…」

「私と一緒に生きていきましょう!!
王子だろうが平民だろうが、私がエクリューシ様を全力でお守り致します!!」


オージー?!
膝をついてエクリューシ様の両手を取ってるし!逆プロポーズになってるし!!


でもね!!
目がギラついててちょっと怖いわ!!!
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