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番外編
センバの騎士学園 14
エリカ視点
えっと?どうしてこうなったのかしら?
今、馬車に揺られて王都に向かっているんだけど。
目の前には。
簀巻きにされて足元に転がっている大司教様の従者に足をのせて「あ、わりぃ」なんて言いながら、全然そう思わずに時折踏みつける私の従者。
そして
「良いですか?こうなりたくなければ、大人しくこちらに従ってください?最悪の事態は回避したいですよね?」
と、笑ってない目でにっこり笑うのよ?!
なんでよ!貴方、私の従者よね?!そして私は聖女、女神の寵児なのよ!!
なんでこうなる前提なのよ?!!
「良いですか?貴女が、神様、その神様の遣いがセンバに授けたモノを穢して壊したという自覚はあります?」
「は?どういうこと?」
「貴女とコイツがセンバで仕出かした事ですよ!!
貴女はセンバの騎士学園に短期留学して根本から根性を叩き直すというつもりで真摯に学んでくださいね、って、あれほど、アレほど!!アルト司祭様から言われていたのに、全く聞いてなかったんですか?
貴女が真面目になれば、アルト司祭様は高等学園卒業後に教会から出して医療関係の事業主として独り立ちさせようと思って、アイシア公爵様達と交渉なさってたんですよ。
このまま医療器具の開発を続けて貰うのはこの国としても非常に重要なので。
でも、貴女は大司教様の甘言に乗ったんでしょう?
世界樹を見つけたら、聖女として一生ちやほやされる、とでも言われたんですか?
卒業後、エクリューシ殿下と共倒れの平民になって苦労しなくてもいいとか言われたんですか?!」
「っぐ…」
「その点についてもアルト司祭様から説明されてましたよね?!
貴女が開発した医療器具の売上マージンも教会に、というかほぼ大司教に吸い上げられてますが、なんとか確保はしています、それで普通の平民なら一生暮らしていけますよ、って!
教会から離れてから、さらに新しいモノが開発出来たら教会に吸い上げられずにすみますよ、って!」
「だって!!普通の平民だなんて!貴方達を雇えないじゃない!私の言ってる事を形にしてくれるまで付き合ってくれる、伝手があるのも貴方達なのに!私1人で!開発なんて出来るわけないじゃない!
だったら今の状態で良いじゃない!!聖女のままで開発すれば、手持ちのお金は少なくても!不自由も不便もなくいられるじゃない!!」
「安易な道に逃げたんですね…でも、結果がコレじゃないですか…」
「だから、どういうことなのよ?!」
「貴女達が世界樹だと騒いで折った木は、神様がセンバに授けた訓練場だそうです。「ほら!世界樹のダンジョンって事じゃない!!」
いや、最後まで話を聞いてください?
貴女が言う〝だんじょん〞は敵を倒したら樹液が取れるとかいうモノでしょう?
センバに授けられたのは、魔獣暴走に備えて訓練をする場所、大型魔獣に特化して戦い対策を練るためのもので、何も収穫は出来ないそうです」
「は?ドロップ品がない?戦うだけのダンジョンなんてあり得ないでしょう!」
「いやだから、〝だんじょん〞じゃないんですってば。
単純に言えば、大型魔獣と練習試合する施設です。
センバでは世界樹だなんて、思ってないし、それこそ神様から授かったモノを傷つけるなんてとんでもないと!枝を折る、なんて事はしたことないそうです。でしょうね!!
だから、故意に木を傷つけたら、灰になって崩れ去るだなんて!
だから、貴女達は埋まって捕まったんです。なんて事してくれてんですか!!」
…え?世界樹のダンジョン、なくなっちゃったの?
えっと?どうしてこうなったのかしら?
今、馬車に揺られて王都に向かっているんだけど。
目の前には。
簀巻きにされて足元に転がっている大司教様の従者に足をのせて「あ、わりぃ」なんて言いながら、全然そう思わずに時折踏みつける私の従者。
そして
「良いですか?こうなりたくなければ、大人しくこちらに従ってください?最悪の事態は回避したいですよね?」
と、笑ってない目でにっこり笑うのよ?!
なんでよ!貴方、私の従者よね?!そして私は聖女、女神の寵児なのよ!!
なんでこうなる前提なのよ?!!
「良いですか?貴女が、神様、その神様の遣いがセンバに授けたモノを穢して壊したという自覚はあります?」
「は?どういうこと?」
「貴女とコイツがセンバで仕出かした事ですよ!!
貴女はセンバの騎士学園に短期留学して根本から根性を叩き直すというつもりで真摯に学んでくださいね、って、あれほど、アレほど!!アルト司祭様から言われていたのに、全く聞いてなかったんですか?
貴女が真面目になれば、アルト司祭様は高等学園卒業後に教会から出して医療関係の事業主として独り立ちさせようと思って、アイシア公爵様達と交渉なさってたんですよ。
このまま医療器具の開発を続けて貰うのはこの国としても非常に重要なので。
でも、貴女は大司教様の甘言に乗ったんでしょう?
世界樹を見つけたら、聖女として一生ちやほやされる、とでも言われたんですか?
卒業後、エクリューシ殿下と共倒れの平民になって苦労しなくてもいいとか言われたんですか?!」
「っぐ…」
「その点についてもアルト司祭様から説明されてましたよね?!
貴女が開発した医療器具の売上マージンも教会に、というかほぼ大司教に吸い上げられてますが、なんとか確保はしています、それで普通の平民なら一生暮らしていけますよ、って!
教会から離れてから、さらに新しいモノが開発出来たら教会に吸い上げられずにすみますよ、って!」
「だって!!普通の平民だなんて!貴方達を雇えないじゃない!私の言ってる事を形にしてくれるまで付き合ってくれる、伝手があるのも貴方達なのに!私1人で!開発なんて出来るわけないじゃない!
だったら今の状態で良いじゃない!!聖女のままで開発すれば、手持ちのお金は少なくても!不自由も不便もなくいられるじゃない!!」
「安易な道に逃げたんですね…でも、結果がコレじゃないですか…」
「だから、どういうことなのよ?!」
「貴女達が世界樹だと騒いで折った木は、神様がセンバに授けた訓練場だそうです。「ほら!世界樹のダンジョンって事じゃない!!」
いや、最後まで話を聞いてください?
貴女が言う〝だんじょん〞は敵を倒したら樹液が取れるとかいうモノでしょう?
センバに授けられたのは、魔獣暴走に備えて訓練をする場所、大型魔獣に特化して戦い対策を練るためのもので、何も収穫は出来ないそうです」
「は?ドロップ品がない?戦うだけのダンジョンなんてあり得ないでしょう!」
「いやだから、〝だんじょん〞じゃないんですってば。
単純に言えば、大型魔獣と練習試合する施設です。
センバでは世界樹だなんて、思ってないし、それこそ神様から授かったモノを傷つけるなんてとんでもないと!枝を折る、なんて事はしたことないそうです。でしょうね!!
だから、故意に木を傷つけたら、灰になって崩れ去るだなんて!
だから、貴女達は埋まって捕まったんです。なんて事してくれてんですか!!」
…え?世界樹のダンジョン、なくなっちゃったの?
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