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番外編
センバの騎士学園 17
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エミリオ視点
そんなわけで、俺、ディ、イチイ、ライ様、ヒサギ様にフーティ様という、フーティ様は完全に野次馬として一緒に王都の教会まで来た。
ディとイチイは、俺達の間に入り込む隙もなにもあったもんじゃねぇぞ?を見せつけろ、とのヒサギ様のご命令により同伴している。
イチイは「キャッキャウフフのイチャイチャ恋人っぷりを見せつけるのです!」と乗り気だが、お前、額にキスしただけで失神すんじゃねぇか。大丈夫なのか?
もう、さっさと終わしてセンバに戻ろう。
最初にピンク担当の司祭様とピンクの従者と意見のすり合わせを行う。
「今回はわざわざお越しくださってありがとうございます。こちらで処理を終わらせられたら本当によかったのですが、もうもう、限界です…」
「司祭様!頑張って!これがきっと最後ですから!これが終われば多分解放されますから!」
「そうなんですかね、本当ですかね?きっと、とか、多分、とかって日は、今まで来たこと無いんですよ…」
「聖女様の将来ですから、もう教会から離す予定でしょう?そしたら終わりですよ!…多分」
「多分って言ったぁ!」
司祭様を必死で慰めてる従者。
「だ、大丈夫か、この人?だいぶ病んでるぞ?」
「ねぇ?なんかもう、助けてあげないとこっちが後味悪くなりそうでしょう?」
「ピンクってば、男性の言葉でも聞かないって事、有りますの?」
俺、ヒサギ様、フーティ様の言葉に
「もしや、聖女様に助言下さったんですか?!」
司祭様はガバっと顔を上げ、フーティ様に詰め寄る。
「え、えぇ。学園に最初に来た頃から、シラヌイのことを説明させて頂きましたわ。
まっったく聞きませんでしたが。
今回も、何故送られたのか、懇切丁寧にご説明申し上げたんですけどね?
まぁっっっっっっっっっったく、これっぽちも聞きませんでしたわね。
でもそちらの従者からの言葉は聞くようでしたから、代わりにピンクに説明して、と、従者に説明しましたの。
そしたら、何て言ったと思います?!
〝うちの従者に色目使わないで下さい、恥ずかしいですよ!〞
って!ふざけるな!!
貴女と違って、媚を売るためだけに男性と話すんじゃないっつーのぉ!! バチィッ
あら、失礼、私としたことが、オホホホホ」
途中、雷が落ちて机が焦げた。
司祭様と従者がのけぞった。
うん、そんなこと言ったのかあのピンク。
「そ、それは大変不愉快な思いをさせてしまって申し訳ない。もう、淑女教育もなにもあったもんじゃない…」
司祭様が頭を下げながら、うなだれてる。
うん、この人が悪い訳じゃないんだけど、担当者ってだけでだいぶ頭下げて謝って来たんだろうなぁ。不憫だ。
「で、教会としては、今後ピンクをどうするおつもりで?」
ヒサギ様が軌道修正をする。
「ライド公爵様の領地で医療器具開発部門を立ち上げるとの事です。
ヒサギ様も旦那様がライド家のご出身だと。今後のセンバへのマージン支払いにも面倒がなくて良いのではないか、との事です。ええ、公爵様方の決定です。私はなにも、ええ、なにも!!
聖女様は、そこに平民として所属してもらいます。
今まで聖女様の将来の為に貯めておいたお金は、今回の慰謝料としてセンバにお支払いします。
彼女は、本当にただの一平民となりますが、彼が一緒に行く予定です」
司祭様が説明し、隣に居た従者に言葉を促す。
「はい、まぁ、私はそもそもライド家所属の者なので、勤務地が教会から開発部に変更になるだけですので、どうかお気になさらず。
それに、私があの子の面倒を一番見慣れてますからね。
嫌いじゃないんですよ、可愛いじゃないですか、欲望に忠実なのにマヌケって」
そう言ってクスクス笑う従者。
「ですので、シラヌイ様にはこっぴどく聖女様を振っていただいて、
それがダメならエミリオ様、って方向転換しても、すげなくぶった切ってください。
私に依存してもらって構わないんで♪」
おおぅ…
うん、なんか、あのピンクにも需要と供給が一致する事ってあるんだな?
そんなわけで、俺、ディ、イチイ、ライ様、ヒサギ様にフーティ様という、フーティ様は完全に野次馬として一緒に王都の教会まで来た。
ディとイチイは、俺達の間に入り込む隙もなにもあったもんじゃねぇぞ?を見せつけろ、とのヒサギ様のご命令により同伴している。
イチイは「キャッキャウフフのイチャイチャ恋人っぷりを見せつけるのです!」と乗り気だが、お前、額にキスしただけで失神すんじゃねぇか。大丈夫なのか?
もう、さっさと終わしてセンバに戻ろう。
最初にピンク担当の司祭様とピンクの従者と意見のすり合わせを行う。
「今回はわざわざお越しくださってありがとうございます。こちらで処理を終わらせられたら本当によかったのですが、もうもう、限界です…」
「司祭様!頑張って!これがきっと最後ですから!これが終われば多分解放されますから!」
「そうなんですかね、本当ですかね?きっと、とか、多分、とかって日は、今まで来たこと無いんですよ…」
「聖女様の将来ですから、もう教会から離す予定でしょう?そしたら終わりですよ!…多分」
「多分って言ったぁ!」
司祭様を必死で慰めてる従者。
「だ、大丈夫か、この人?だいぶ病んでるぞ?」
「ねぇ?なんかもう、助けてあげないとこっちが後味悪くなりそうでしょう?」
「ピンクってば、男性の言葉でも聞かないって事、有りますの?」
俺、ヒサギ様、フーティ様の言葉に
「もしや、聖女様に助言下さったんですか?!」
司祭様はガバっと顔を上げ、フーティ様に詰め寄る。
「え、えぇ。学園に最初に来た頃から、シラヌイのことを説明させて頂きましたわ。
まっったく聞きませんでしたが。
今回も、何故送られたのか、懇切丁寧にご説明申し上げたんですけどね?
まぁっっっっっっっっっったく、これっぽちも聞きませんでしたわね。
でもそちらの従者からの言葉は聞くようでしたから、代わりにピンクに説明して、と、従者に説明しましたの。
そしたら、何て言ったと思います?!
〝うちの従者に色目使わないで下さい、恥ずかしいですよ!〞
って!ふざけるな!!
貴女と違って、媚を売るためだけに男性と話すんじゃないっつーのぉ!! バチィッ
あら、失礼、私としたことが、オホホホホ」
途中、雷が落ちて机が焦げた。
司祭様と従者がのけぞった。
うん、そんなこと言ったのかあのピンク。
「そ、それは大変不愉快な思いをさせてしまって申し訳ない。もう、淑女教育もなにもあったもんじゃない…」
司祭様が頭を下げながら、うなだれてる。
うん、この人が悪い訳じゃないんだけど、担当者ってだけでだいぶ頭下げて謝って来たんだろうなぁ。不憫だ。
「で、教会としては、今後ピンクをどうするおつもりで?」
ヒサギ様が軌道修正をする。
「ライド公爵様の領地で医療器具開発部門を立ち上げるとの事です。
ヒサギ様も旦那様がライド家のご出身だと。今後のセンバへのマージン支払いにも面倒がなくて良いのではないか、との事です。ええ、公爵様方の決定です。私はなにも、ええ、なにも!!
聖女様は、そこに平民として所属してもらいます。
今まで聖女様の将来の為に貯めておいたお金は、今回の慰謝料としてセンバにお支払いします。
彼女は、本当にただの一平民となりますが、彼が一緒に行く予定です」
司祭様が説明し、隣に居た従者に言葉を促す。
「はい、まぁ、私はそもそもライド家所属の者なので、勤務地が教会から開発部に変更になるだけですので、どうかお気になさらず。
それに、私があの子の面倒を一番見慣れてますからね。
嫌いじゃないんですよ、可愛いじゃないですか、欲望に忠実なのにマヌケって」
そう言ってクスクス笑う従者。
「ですので、シラヌイ様にはこっぴどく聖女様を振っていただいて、
それがダメならエミリオ様、って方向転換しても、すげなくぶった切ってください。
私に依存してもらって構わないんで♪」
おおぅ…
うん、なんか、あのピンクにも需要と供給が一致する事ってあるんだな?
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