《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福

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番外編

イチミの報告書~その後の彼ら~

フロスティ・ライド公爵令嬢及びギニタス・マンドル侯爵令息について

センバ騎士学園卒業後、王都の高等学園へ戻り、つつがなくお過ごしです。
マンドル侯爵令息は今年卒業であり、卒業後はライド家にて実践的な教育に入るとのこと。
ライド侯爵令嬢の卒業後、半年以内には式を挙げるとの事で、その準備も平行して行うそうです。王都と領地両方で挙式を挙げる予定であり、エミリオ様方には、どちらかにはご臨席賜りたいと打診が来ております。
王都ではヘドロ様も参加、しかし領地の方には参加しないようです。
領地への挙式参加でよろしいですよね?



イーリアン・アイシア侯爵令嬢について

アイシア侯爵令嬢も王都へ帰還後、高等学園騎士科でつつがなくお過ごしです。
ただ、訓練に物足りなさを感じるらしく、もっぱらヨーク・バストン公爵令息を引っ張りだして訓練しております。
このお二人が現在の騎士科でずば抜けた2トップとなっております。
アイシア侯爵令嬢も専属護衛であるシュタイン殿との結婚が決定しており、こちらはライド侯爵令嬢よりも先に入籍のみ済ませる予定とのこと。
次期ライド侯爵夫妻の挙式の警備責任者となり、絶対に負けられない最初の大仕事であると鼻息を荒くしております。
誰に勝つんでしょうね?



ヨーク・バストン侯爵令息について

高等学園騎士科の2トップとして、アイシア公爵に負けてくれるな、と、同期の生徒達から突き上げを食らっており、なかなかに苦労しているようです。
少なくとも騎士科に所属してるなら自分達が食らいつく努力をしろよ、とワタクシなんかは思うんですが。
バストン侯爵令息は持ち前の愛嬌の良さでのらりくらりと躱してうまくやっているようです。
騎士科での実力者ですので、令嬢達の注目の的では有るのですが、17歳ともなれば主だった令嬢はすでに婚約済み、しかも三男であり、自力での騎士爵位しか貰えないという将来の不安から、キャーキャー言ってるご令嬢達は何かしら問題のあるご令嬢か、恋に恋する中々に年下のご令嬢のみです。
バストン侯爵夫人は、年下のご令嬢もアリだと守備範囲を広げて探している模様ですが、彼自身が末っ子気質で「ロリじゃない…」と呟いていますので、お相手の選考は困難を極めております。
良い人材なんですけどねぇ?
ちなみになんですが、エアトルからセンバの屋敷に来たユーディリア様の侍女、ミアとかどうですかね?



オージーヌ・ブライン侯爵令嬢について

彼女は、自由です。ヘドロ様のお世話を生き生きとしています。
以上です。
エミリオ様、世の中には知らなくても良いことって有りますよね?



ヘドロ様について

彼は、自分だけセンバの騎士学園の卒業試験が失格になったのが悔しかったようで、ブライン侯爵令嬢の無駄に明るいヨイショを支えに、訓練をしています。
が。
プロテクトの強度を上げる事に執心しておりまして、自身が逃げる為の状況判断、危険な物体を避ける察知能力などは相変わらず育ってません。
ブライン侯爵令嬢が走り込みの際に、少々罠を仕掛けて、観察眼を鍛えろ、察知しろ、避けろ、を身をもって教えているのですが、
ことごとく罠に嵌まります。
その一瞬のブライン侯爵令嬢の恍惚とした笑みは恐怖です。
それを覚らせないご令嬢の手腕、絶対に気づかないであろうヘドロ様の鈍感さは非常にお似合いであると断言いたします。
割れ鍋に綴じ蓋っていうことわざが東の海の島国にあるそうです。



最後に
ピンク嬢について。

彼女は、教会から聖女の称号が剥奪され、ひっそり平民となり、高等学園を退学となりました。学費払えませんから。
そして、ライド家が立ち上げた医療開発部に所属となり、あの従者だったクルムと入籍しました。
一応、17歳になってたんで、入籍は可能でした。
男にもっとちやほやされたいと言ってるようで、どうもクルムが定期的に開発部に男前を移動させているんですが、それがどうも未来のハニートラップ要員で、ピンク嬢で練習させているようです。
そんで毎回、こっぴどくフラれ、最後にクルムに慰められるまでが一連の流れだそうです。
なんでしょう、良い男にちやほやされたいという需要と、安全な暗部の練習場所という供給の一致なんでしょうか?



以上、報告を終わります。
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