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小平藍
67話 藍の正体、麻衣の正体
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愛おしさが堪えきれずキスをした瞬間に藍の表情は一変した。
そして私の鼓動も急激に早くなった。藍を初めて見た瞬間と同じ高まりだ。
藍と接する時間が増えるにつれ最近はほとんど感じることのなかった高まりが、今こうして戻ってきたのだ。
「そうだったんですね……私と麻衣さんは……同じ人だったんですね……」
藍は全てを理解していた。
「そうね。あなた……小平藍こそが本当の小田嶋麻衣だという方がより正確かもしれないわね」
私がそう言うと藍は元々大きな目をさらに丸くした。
「では……あなたは、一体誰なのですか?」
私はこう問われることを何度も想像していたが、けれどその機会が本当に訪れるとは思っていなかった。
「その前に……藍はなぜWISHに入ろうと思ったの?」
怖さと嬉しさとで俺の心は暴れ出しそうだったが、それを何とか落ち着けて藍に再び問い直した。質問に質問で返して逃げるのは大人のズルいやり方だが、この場合は事態を整理するために必要なことだった。それに俺もまだ事情を全て把握出来ているわけではないのだ。
「私は……WISHに入る3か月ほど前までの一切の記憶がなかったのです。今は……ついさっきから、その……キスをしてからは、だいぶ戻ってきて色々思い出していますが……。とにかくその時は、気付くと記憶のない状態で姉の家に保護されていたのです。そして、その時私が覚えていたのは『WISHのセンターに立たなければならない!』という強い願望だけでした。その後は姉の助けを得てなんとかWISHのオーディションを受けて、麻衣さん……と呼ぶのも少し変な感じですが……あなたに出会い今に至るのです」
WISHのセンターに立つということに藍がそこまでこだわっていたのは、そういった経緯があったのかと初めて理解出来た。唯一持っていた記憶がそれだったのならば、それにしがみつくのも当然だろう。
「……では、あなたの番です。麻衣さん、あなたは誰なのですか?」
ついに自分のことを話さねばならない時が来たようだ。誠心誠意を込めて話しても、果たして理解してもらえるかは怪しいところだが、今は話すしかない。
「私は……元は松島寛太という男だった。30歳の冴えないサラリーマンでね。ある日交通事故で死にかけていたところ……本当は死んでいたのかもしれないけど……天使に『何か願いがあれば生まれ変わらせてあげるよ?』って言われたの。それで『WISHのために自分を捧げたい』ってことを願ったら、小田嶋麻衣として転生することが出来たのよ。信じてもらえないでしょうけど……」
自分で話しながらまるで荒唐無稽な話だと思った。
それでも、予想に反して藍は真剣に話を聞いてくれた。……まあ元の自分と他人として話しているという奇妙な状況を受け入れている以上、どんな荒唐無稽な話だろうと信じざるを得ないのかもしれない。それはお互い様だ。
「そっか、それでWISHに入ったんですね……。最初マネージャーとして入って、後にメンバーになったのは何か理由があるのですか?」
「……それは単なる成り行きよ。それよりも藍……今はあえて藍と呼ばせてもらうけど、今はもう小田嶋麻衣としての記憶が戻ってきているのよね?」
「まだ完全にではないですが……。多分元の私にも『WISHに入りたい。センターに立ちたい』という気持ちがあったことは確かだと思います。それがあなた……松島さん?の魂を呼び寄せたのかもしれません」
松島さん、と呼ばれることの違和感は大きかった。ここ最近で近付いたはずの距離が果てしなく遠くなったように寂しかったが……むろんそれも無理のないことだ。だがそれよりも確認しておかなかければならないことがある。
「姉に保護されていた……ってあなたは言っていたけれど、小田嶋家は元々一人っ子だとあなたの家族からは聞いているのだけど?」
その問いかけに藍はハッと顔を上げた。
「たしかに!……記憶の戻ってきた今は間違いなくそうだと言えます。じゃあユリナ姉さんは一体何者なのでしょうか?」
「……ユリナ姉さん?」
藍の不安そうな顔よりもユリナという名前に私は引っ掛かりを覚えた。どこかで聞いた名前のような気がしたからだ。WISHに入ってからは一気に多くの女の子たちと接する機会が増え、全ての名前と顔が一致するわけではないのだが……。
「ねえ、藍?そのユリナ姉さんとは今も連絡取れるのかしら?」
「もちろんです。記憶のない期間、そして今も私にとって一番頼れる人は姉さんなのですから!」
「……会いに行こう。会いに行くしかないよ」
「え、今からですか?」
ユリナ姉さん重要な人物であることは間違いなさそうだった。
私にとっても、藍にとっても、時間を置いている余裕は無いはずだ。
私が目で合図すると、藍はスマホを取り出し電話をかけ始めた。
「……すぐに家まで来てくれ、とのことです」
藍も姉に話がこうもスムーズに通じるとは予想していなかったのだろう。やや驚いた顔でこちらに告げた。
すぐにタクシーを呼んでもらい、藍が姉と暮らしているという部屋へと向かうことになった。
「松島さん?……って呼んだ方が良いのですか?」
後部座席に並んで座ると藍がそう言ってきた。
「うん……出来れば麻衣のままが良いかな。そうなると私もあなたのことを藍とは呼べなくなる気がするし……」
「良かった……実は私もまだ藍って呼ばれた方がしっくり来るんですよ」
藍の一言に私はとても救われた。
このまま松島寛太として扱われたとしたならば、それは出会ってからの日々をすべて否定されたような気になっていただろう。
「麻衣さん。今まで私を守って来てくれてありがとうございます」
「え……どうしたの?」
少しの沈黙の後、藍に突然そんな言葉を掛けられた。まるで何のことを言っているのか理解出来なかった。
「えっと……今まで麻衣さんがきちんと生きてくれたおかげで、小田嶋麻衣がこうして今も生きていて、それに私もこうして出会えたわけで……。麻衣さんがもっとムチャな生き方をしていたら、私と会えなかったかもしれないし、最悪死んでしまっていた可能性だってあるわけじゃないですか……」
「……まあ、そう言われればそうね。でもまあ私は普通にしてただけだし、それが自分のためでもあったわけだし、感謝されるようなことではないと思うけれど? 」
普通に考えてこんな美少女に産まれ変わって、両親や周りからも愛されて、あの環境で大きく道を踏み外すことの方が不自然な気もするが……多分藍も色々な不安が表に出てきているタイミングなのだろう。
「良いんです。私がお礼を言いたくなっただけですから。……それに、麻衣さんとこうして出会わなければ、私はずっと記憶の戻らないまま小平藍としての一生を送らなければいけなかったかもしれない。……想像すると、とてく怖くなります……」
「そっか……そうだよね……」
今の私には前世の松島寛太としての記憶があるし、転生してからの小田嶋麻衣としての記憶がある。だが転生した当初は、転生する以前の小田嶋麻衣としての記憶がなかったことを思い出した。自分が何者なのか分からないままその人間を生きなければならない。その不安を藍はずっと抱えていたわけだ。
なんだかまた藍のことがとても愛おしく思えてきた。
「藍……」
「麻衣さん?あの……」
軽く髪を撫でたところで藍にストップをかけられた。
「麻衣さんって、元は男の人だったんですよね?それも30歳になっても女の人と付き合ったことのない冴えないおじさんだったんですよね?……キスしたことにすごく興奮してるとかじゃないですよね?」
「いやいやいや、そんなのないから!小田嶋麻衣になってから何年経ってると思ってるのよ!男だった時の感覚なんてとっくにないから!」
「ふーん、そうですか。でも最初WISHに入った時はちょっとドキドキしたりしなかったんですか?……他のメンバーがみんな麻衣さんのことを好き好き言ってきて嬉しかったのでは?」
「え?そりゃあ、嬉しいは嬉しいけど……別に女の子同士の普通のコミュニケーションじゃないの……かな?」
……何だか、藍の追求が予想外の方向に厳しくなってきたのだが……。
私の返答もいつの間にかトーンダウンしていた。
「へー、そうですか。普通のコミュニケーションの一環として私とキスまでしたってことですか?」
「いやいや、藍の場合は特別よ!自分の血を分けた姉妹というか、それ以上に濃い関係じゃない? 」
「本当ですか?じゃあ私以外のメンバーとはそういうことしたことないですよね、もちろん」
「そ、そんなの、当たり前じゃないのよ! 」
……ここがタクシーの車内だということも忘れて2人ではしゃいでしまったこと、運転手さんに正式に謝罪をしたいと思います。
そして私の鼓動も急激に早くなった。藍を初めて見た瞬間と同じ高まりだ。
藍と接する時間が増えるにつれ最近はほとんど感じることのなかった高まりが、今こうして戻ってきたのだ。
「そうだったんですね……私と麻衣さんは……同じ人だったんですね……」
藍は全てを理解していた。
「そうね。あなた……小平藍こそが本当の小田嶋麻衣だという方がより正確かもしれないわね」
私がそう言うと藍は元々大きな目をさらに丸くした。
「では……あなたは、一体誰なのですか?」
私はこう問われることを何度も想像していたが、けれどその機会が本当に訪れるとは思っていなかった。
「その前に……藍はなぜWISHに入ろうと思ったの?」
怖さと嬉しさとで俺の心は暴れ出しそうだったが、それを何とか落ち着けて藍に再び問い直した。質問に質問で返して逃げるのは大人のズルいやり方だが、この場合は事態を整理するために必要なことだった。それに俺もまだ事情を全て把握出来ているわけではないのだ。
「私は……WISHに入る3か月ほど前までの一切の記憶がなかったのです。今は……ついさっきから、その……キスをしてからは、だいぶ戻ってきて色々思い出していますが……。とにかくその時は、気付くと記憶のない状態で姉の家に保護されていたのです。そして、その時私が覚えていたのは『WISHのセンターに立たなければならない!』という強い願望だけでした。その後は姉の助けを得てなんとかWISHのオーディションを受けて、麻衣さん……と呼ぶのも少し変な感じですが……あなたに出会い今に至るのです」
WISHのセンターに立つということに藍がそこまでこだわっていたのは、そういった経緯があったのかと初めて理解出来た。唯一持っていた記憶がそれだったのならば、それにしがみつくのも当然だろう。
「……では、あなたの番です。麻衣さん、あなたは誰なのですか?」
ついに自分のことを話さねばならない時が来たようだ。誠心誠意を込めて話しても、果たして理解してもらえるかは怪しいところだが、今は話すしかない。
「私は……元は松島寛太という男だった。30歳の冴えないサラリーマンでね。ある日交通事故で死にかけていたところ……本当は死んでいたのかもしれないけど……天使に『何か願いがあれば生まれ変わらせてあげるよ?』って言われたの。それで『WISHのために自分を捧げたい』ってことを願ったら、小田嶋麻衣として転生することが出来たのよ。信じてもらえないでしょうけど……」
自分で話しながらまるで荒唐無稽な話だと思った。
それでも、予想に反して藍は真剣に話を聞いてくれた。……まあ元の自分と他人として話しているという奇妙な状況を受け入れている以上、どんな荒唐無稽な話だろうと信じざるを得ないのかもしれない。それはお互い様だ。
「そっか、それでWISHに入ったんですね……。最初マネージャーとして入って、後にメンバーになったのは何か理由があるのですか?」
「……それは単なる成り行きよ。それよりも藍……今はあえて藍と呼ばせてもらうけど、今はもう小田嶋麻衣としての記憶が戻ってきているのよね?」
「まだ完全にではないですが……。多分元の私にも『WISHに入りたい。センターに立ちたい』という気持ちがあったことは確かだと思います。それがあなた……松島さん?の魂を呼び寄せたのかもしれません」
松島さん、と呼ばれることの違和感は大きかった。ここ最近で近付いたはずの距離が果てしなく遠くなったように寂しかったが……むろんそれも無理のないことだ。だがそれよりも確認しておかなかければならないことがある。
「姉に保護されていた……ってあなたは言っていたけれど、小田嶋家は元々一人っ子だとあなたの家族からは聞いているのだけど?」
その問いかけに藍はハッと顔を上げた。
「たしかに!……記憶の戻ってきた今は間違いなくそうだと言えます。じゃあユリナ姉さんは一体何者なのでしょうか?」
「……ユリナ姉さん?」
藍の不安そうな顔よりもユリナという名前に私は引っ掛かりを覚えた。どこかで聞いた名前のような気がしたからだ。WISHに入ってからは一気に多くの女の子たちと接する機会が増え、全ての名前と顔が一致するわけではないのだが……。
「ねえ、藍?そのユリナ姉さんとは今も連絡取れるのかしら?」
「もちろんです。記憶のない期間、そして今も私にとって一番頼れる人は姉さんなのですから!」
「……会いに行こう。会いに行くしかないよ」
「え、今からですか?」
ユリナ姉さん重要な人物であることは間違いなさそうだった。
私にとっても、藍にとっても、時間を置いている余裕は無いはずだ。
私が目で合図すると、藍はスマホを取り出し電話をかけ始めた。
「……すぐに家まで来てくれ、とのことです」
藍も姉に話がこうもスムーズに通じるとは予想していなかったのだろう。やや驚いた顔でこちらに告げた。
すぐにタクシーを呼んでもらい、藍が姉と暮らしているという部屋へと向かうことになった。
「松島さん?……って呼んだ方が良いのですか?」
後部座席に並んで座ると藍がそう言ってきた。
「うん……出来れば麻衣のままが良いかな。そうなると私もあなたのことを藍とは呼べなくなる気がするし……」
「良かった……実は私もまだ藍って呼ばれた方がしっくり来るんですよ」
藍の一言に私はとても救われた。
このまま松島寛太として扱われたとしたならば、それは出会ってからの日々をすべて否定されたような気になっていただろう。
「麻衣さん。今まで私を守って来てくれてありがとうございます」
「え……どうしたの?」
少しの沈黙の後、藍に突然そんな言葉を掛けられた。まるで何のことを言っているのか理解出来なかった。
「えっと……今まで麻衣さんがきちんと生きてくれたおかげで、小田嶋麻衣がこうして今も生きていて、それに私もこうして出会えたわけで……。麻衣さんがもっとムチャな生き方をしていたら、私と会えなかったかもしれないし、最悪死んでしまっていた可能性だってあるわけじゃないですか……」
「……まあ、そう言われればそうね。でもまあ私は普通にしてただけだし、それが自分のためでもあったわけだし、感謝されるようなことではないと思うけれど? 」
普通に考えてこんな美少女に産まれ変わって、両親や周りからも愛されて、あの環境で大きく道を踏み外すことの方が不自然な気もするが……多分藍も色々な不安が表に出てきているタイミングなのだろう。
「良いんです。私がお礼を言いたくなっただけですから。……それに、麻衣さんとこうして出会わなければ、私はずっと記憶の戻らないまま小平藍としての一生を送らなければいけなかったかもしれない。……想像すると、とてく怖くなります……」
「そっか……そうだよね……」
今の私には前世の松島寛太としての記憶があるし、転生してからの小田嶋麻衣としての記憶がある。だが転生した当初は、転生する以前の小田嶋麻衣としての記憶がなかったことを思い出した。自分が何者なのか分からないままその人間を生きなければならない。その不安を藍はずっと抱えていたわけだ。
なんだかまた藍のことがとても愛おしく思えてきた。
「藍……」
「麻衣さん?あの……」
軽く髪を撫でたところで藍にストップをかけられた。
「麻衣さんって、元は男の人だったんですよね?それも30歳になっても女の人と付き合ったことのない冴えないおじさんだったんですよね?……キスしたことにすごく興奮してるとかじゃないですよね?」
「いやいやいや、そんなのないから!小田嶋麻衣になってから何年経ってると思ってるのよ!男だった時の感覚なんてとっくにないから!」
「ふーん、そうですか。でも最初WISHに入った時はちょっとドキドキしたりしなかったんですか?……他のメンバーがみんな麻衣さんのことを好き好き言ってきて嬉しかったのでは?」
「え?そりゃあ、嬉しいは嬉しいけど……別に女の子同士の普通のコミュニケーションじゃないの……かな?」
……何だか、藍の追求が予想外の方向に厳しくなってきたのだが……。
私の返答もいつの間にかトーンダウンしていた。
「へー、そうですか。普通のコミュニケーションの一環として私とキスまでしたってことですか?」
「いやいや、藍の場合は特別よ!自分の血を分けた姉妹というか、それ以上に濃い関係じゃない? 」
「本当ですか?じゃあ私以外のメンバーとはそういうことしたことないですよね、もちろん」
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