フラグから逃げたはずなのに何で戻ってるの?!

ユーリ

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思惑が交わる時

訪問者の問い

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領地の文官殿の訪問

何か約束を取り付けていたわけではない

いや、たとえ前から連絡があったとしても、頭を抱える議題だろう

受付担当の子からの連絡を受けたメロッサは、瞬時に判断し対応しに言った

おそらくだが、

『今現在、責任者および副館長は外出している』
                         ・・・
という内容をふくろに入れてわたしているだろう

事実、本当にとある用事で外出しており、だからと言って代理を立てるのは不敬に当たる可能性があった

それ程までに、相手の身分は高く、対応もそれ相応のものにしなければならない

ため息をつきたくなる案件に各担当長は頭を痛めていた

「はぁ、急にもほどがあるわね」
「あはは、まるで抜き打ちテストってやつみたい!」
「・・・息が詰まりそうだな」
「この村に来たって連絡を受けたのはほんの数十分前なのよ?!」
「しかもこの村以外に広いよ~!
プラスこの図書館は入り口からは見えにくい!」
「「「・・・はぁ」」」

そこから導き出されるもの
『あの文官は前からこの図書館の情報を得ており、この図書館が目的でこの村にやってきた』

その事にたどり着けば、胸に溜まる嫌悪感のようなものを吐き出さずにはいられない

受付の方に耳を傾けてながら、もう一度空気の入れ替えをする

ガチャ
入ってきたのは訪問者の対応をしに言ったメロッサだった。

自然な流れで向いた視線を受けながらドアを閉め、向き直る

一度目線を合わせてれば、その一拍で詰まっていた息を吐くように言葉を紡いだ

「お待ちになるそうよ。
戻ってこられるのが、夕方になることも伝えたのだけどね・・・、ご自分の非だと。」

現在朝10時29分
戻られるのが夕方5時ほどとおっしゃっていたから、約6時間以上ね

「これは・・・
控えめに言っても、『アカン』ね」
                                                               ・・・
メロッサ、気持ちはわかるけど、アカンはちょっとね

「まずは、伝令を飛ばすべきね。
宜しくね(=´∀`)人」

目線の先で、ビシッと笑顔で敬礼をするのはスタッフ

「はーい人(´∀`=)」

真面目に見えないけど、頭は回るから失敗はしないのよねこの子

「フォーメーションは1でいいか?」 
「えぇ。それでいきましょう。」

フォーメーション
これは、この図書館で働く人たちの配置と役割をまとめたもの
あらゆる場合に備えて組み立てられたこの図書館の仕組みの1つ

フォーメーション1は通常モードとは異なり、もてなしが必要な状況に発令される

発令が承認された瞬間から、館員に即座に伝えられて配置が速やかに変えられている

なんで、こんなフォーメーションがあるかって?

そんなの決まってる

こんな状況に遭遇するのが、初めてじゃない

過去にもあるのよね~

さてと、配置につきますか!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その後

館長達が帰ってってきたの午後3時半という事実だった

わざと少し早めた時間帯に変えてきたのかなんて言われそうだが、普通に考えるならこの時間帯はあり得るのだ

伝令を出したとしても、それが伝えられるのには時間を要する

それが世の常識である世界だ


メロッサに領地文官殿に声を掛けてくるよう頼み、その間少しだけ主要幹部達の会話がなされた

「私達が戻るまで文官殿はずっと図書館をご利用なさっていたのよね?」

「えぇ。一応個室の方に最初はご案内して。お昼時にはご自分からカフェに足を運ばれてご利用になっていらっしゃいました。」

「少なくとも、この図書館をご利用なさることに偏見はない方ということだろうな」

これは良いことではある

「でもそれが最も厄介でもある。」

スタックが客観的に評価を下す

「何か用があっての訪問と考えて間違えじゃない。それに、用があったにもかかわらず無理に呼び出せさせずに図書館を利用して待っていたってことは、それなりに興味も持ってる」

「ただ、それだけにご利用になったのとでこの図書館への評価も変わった可能性がある」

それが懸念すべき所
興味を持たれることは良くも悪くもある

でもここにいる誰もが、楽しみにしているような顔をしていた

良くも悪くも、この図書館にいる者はそう言う種類の生き物だ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 図書館の執務室に最後に入った文官殿を優しく招くのが、家主の仕事

「ようこそお越しくださいました、領主文官殿。このa・図書館の館長を務めております、エリアと言います。」

「同じく図書館の副館長のルチルと申します。この度は、長らくお待たせしてしまって申し訳ありません。」

「いえいえ、十分に有意義な時間を過ごさせていただきましたよ。
こちらこそ、ダキアナ国ハザード領首都クランツェの文官を務めております、アレライト・ヴィレ・ハザーリッドと申します。以後お見知り置きを。」

名前
それはこの国ではとても重要な意味を持つ
普通の言葉とは異なるそのものがそのものであると言う存在表明・存在意義
ちなみに、名前は古来から続く歴史あるもののという認識から、名前は古来語を当てていているので、文字に起こす時はかカタカナを使うそうだ

2つ名を持つかどうかは、平民と貴族を隔て、さらに国から認められた人材ならば、地位や名誉などの肩書きを示すものを名に付け加えることが許される

ヴィレ
これは、文官を示すものだ
だが、初対面の人に名を名乗る時に肩書きとして示すことが許されるのは一握りだ

名前からして、立ち位置に圧倒的な差があるこの状態から、どんな話し合いになるのか

彼らは心のうちで口をあげていた

その心はただ純粋に
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