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第2話 恋は盲目
第2話 恋は盲目
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【事件ファイル2】
被害者/原坂 駿 32歳。
職業/結婚詐欺
備考/背中を何者かに刺され、出血多量によるショック死。
その他に外傷はなく、油断していたところ、後ろから刺されたと思われる。
「これが、被害者のリストかしら?たくさんいるわね。」
清水がテーブルの上にあった紙を広げてみてみる。そこには、結婚詐欺でお金を巻き上げる人のリストらしく、女性の名前と、金額がかかれていた。
「パソコンにも何かあるな。」
笠村が、立ち上がっているパソコンを操作してみると、直ぐに眉間にシワを寄せて、パソコンごと閉じた。
「笠村さん?」
「……俗にいう、いかがわしい映像だ。おそらく、原坂は、金を払うのに渋る女性たちを、これを使って脅してきたんだろう。……言いたくても言い出せない………か。」
笠村が、舌打ちをしながらそう呟く。
藍里は、被害者のリストを見ていると、
「必要ならメモしていけ。直ぐに証拠品として押収しちまうからな。」
と、笠村に促されて、言葉に甘えて、それらを写メった。
「……ん?あれ?この人……。」
何枚目かをめくったとき、藍里はピタリとてを止めた。
カメラの先に写っていたのは、茶色のお下げを一方に流している女性のとなりに写っている女性………。
彼女に、見覚えがあった。
あの時、ファミレスで声をあらげた女性だ………。
被害者/原坂 駿 32歳。
職業/結婚詐欺
備考/背中を何者かに刺され、出血多量によるショック死。
その他に外傷はなく、油断していたところ、後ろから刺されたと思われる。
「これが、被害者のリストかしら?たくさんいるわね。」
清水がテーブルの上にあった紙を広げてみてみる。そこには、結婚詐欺でお金を巻き上げる人のリストらしく、女性の名前と、金額がかかれていた。
「パソコンにも何かあるな。」
笠村が、立ち上がっているパソコンを操作してみると、直ぐに眉間にシワを寄せて、パソコンごと閉じた。
「笠村さん?」
「……俗にいう、いかがわしい映像だ。おそらく、原坂は、金を払うのに渋る女性たちを、これを使って脅してきたんだろう。……言いたくても言い出せない………か。」
笠村が、舌打ちをしながらそう呟く。
藍里は、被害者のリストを見ていると、
「必要ならメモしていけ。直ぐに証拠品として押収しちまうからな。」
と、笠村に促されて、言葉に甘えて、それらを写メった。
「……ん?あれ?この人……。」
何枚目かをめくったとき、藍里はピタリとてを止めた。
カメラの先に写っていたのは、茶色のお下げを一方に流している女性のとなりに写っている女性………。
彼女に、見覚えがあった。
あの時、ファミレスで声をあらげた女性だ………。
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