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第一譚:はじまりは時の線路
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しおりを挟むそれは遠い過去の話――そう割り切れたなら、どれだけ気の軽く済んだ事だろう。
湖畔を覆いつくす緑に立っていた娘はさながら童話の少女のようだ。
エイドの術式が解除された今、こうしてイリヤは現実の域から離れた空間の人物と自由に対面ができる。意識を切り離された現実の彼は、アルスの手当てを行っている最中だ。
イリヤが恋人より授かった力の所有権は、これからイリヤ自身に譲渡される。その決定を取り持つのはシエナ。彼女は数奇にも恋人と瓜二つの顔立ちをしていた。
「どうして八卦の力を使いたいの?」
恋人の名を不注意で出してしまった際にはよく激怒されたものだと、イリヤは回顧に耽る。
「いま必要だからに決まってんだろ。ほら。とっととよこせ」
ほい、と手を伸ばすイリヤに、シエナは苦笑した。挙措と同時にうねった毛先が躍るのも、恋人のクレルそのままだ。
「あなたの守りたい人は、もっと他にいる筈でしょう」
それはみだりに振るえる力ではないわ。
冷静に諭す声も同じ。その面影にクレルを重ねながら、イリヤは微笑んだ。
「馬鹿言え。俺の守るべき相手はお前だけだ」
一瞬の間もなくシエナの背を抱いたイリヤは、驚いて半開きになった彼女の隙だらけな唇に深く口付ける。
「だから力がほしい。そしてお前に近づくための鍵を」
「あな、た……そう。ついに辿り着いてしまったのね」
愛する誰かに酷な裏切り方をされたわけでも、信じていた意志が崩れ去ったわけでもない。
自分が忌み嫌う世界にも、何かしらに思いを馳せる希望はある。
その希望を、イリヤは彼女だと錯覚していた。
「今のあなたになら八卦の鈴は使えます。あなたはきっと彼を……いいえ、全ての壁を乗り越えられる」
湖のほとりに座り込んだ彼に倣い、手を取った。その目はまっすぐにイリヤを捉えている。
「あなたの力は何を糧に、何を見返りとして振るいますか」
幸福から一転する、滅びの対価。イリヤが何よりも恐れる存在だった。
しかし自身のこれからの戦いの末、待っている終わりは優しい未来でないと弁えた上でなら……波乱な運命に身を任せる旅も悪くはない。
「決まってんだろ。そんなの――」
この力の餌はあいつの嘆き。見返りはあいつとの共鳴による力の増幅。
イリヤの目に迷いはなかった。同じ未来が待っている先、戦わずして果てるよりも。
こうして彼はつかの間の幸福より、絶え間ない闘争と修羅の道を選んだ。
渡された鈴から彼女の霊力がこもっているような気がして、思わず狂おしいほどの愛しさを覚えた自分は罪深い人間だ。
「俺さ……実はお前のこと、最初はキライだったんだ」
過去を懐かしむように、彼の横顔はすっかり絶え間なく続く地平へと移っていた。
「いつも明るくて、みんなの中心で輝いてて、ちょっぴり羨ましくてさ」
「……え」
戸惑いを見せるシエナの反応を無視して、イリヤはなお続けた。
「ずっとお前みたいになれたらって、そう思ってたのに、憧れはいつしか嫉妬になってて、だから……そんな浅ましい自分が嫌になった」
子供心ながらにおこがましい妬みを続けてきた。それはクレルに対しても例外ではなかった。
彼女の聡明さ、シエナの明朗さにずっと、胸の内を醜く焦がされてきた時期もあったものだとイリヤは苦笑する。
「でも違ったよな。お前はみんなの光であるための努力を欠かさなかったし、歩み寄ろうとしなかったのは俺なんだ」
彼女は自身を拒まないイリヤに依存するあまり、周りを省みないこともままあった。厳格な義父から咎を受ける事も決して少なくはない。
「待って、私は、あなたに同じ憧れを馳せて……」
自身と同じ想いだと錯覚していたイリヤの胸中を知るや、その意外な告白に、何よりシエナ自身が目を洗われるような面持ちだった。
「助かったぜシエナ。お前のおかげで、俺はまた同じ過ちを犯さずに済んだ」
湖の光に反射したその笑顔には、一切の翳りもなかった。
「行ってくるよ、俺」
――友達を、助けに。
「死神はすでに死に体か? なら此方に留まる理由も無い――」
立ち上がった先にあるのは風にたゆたう波紋ではなく、石橋を越えてドラハテンへと迫りゆく車体であった。
「ちぃと待ちな、オニーサン」
手始めにアルスの出待ちをうかがう人形へ斬りかかり、こいつの切れ味を試すとしようか。
「やめなよイリヤ! そいつはそんなお粗末な刃物一本で敵うような相手じゃない!」
すたすたと歩くイリヤに、アルスは声を荒げる。その声に気づいたエイドは、真っ先に視線を紅の双眸へと移した。
「んなもんやってみなきゃ分かんねーだろ」
「で、でも……」
アルスの警告を無視して列車の繋ぎ目を越え、剣を振りかぶる。
言わずもがな、ありったけの力を結集させた銅の剣は、エイドの放った熱気の束を前にして脆くも崩れ去った。
「ういうい。怪我人は黙ってろ、っと!」
無論、銅剣はダミーである。確かな手応えに笑みを隠しきれなかったエイドの不意を、瞬時に突いた一撃は彼の倨傲を砕くのに充分だった。
圧倒的な力に傲り高ぶっていた彼の目が微かに開かれる。消し炭にした銅の棒から鎖が伸長し、彼のこめかみを双方の小刃が掠める。精緻な作りの人形にヒビは入らず、流れていく鮮血を再認するかのようにエイドの動きは止まった。
イリヤは最初から、アルスの術式にエイドの装甲を打ち砕くだけの力が無い事を見抜いていた。
自己強化の役割しか持たないボルクハルトでは、いかなる威力をもってしても人形すべての光弾をなぎ払うまでに至らない事も。
しかし彼に自身の力を悟られる訳にはいかない。アルスの死角から術式でサポートしようとしていたが、運悪くエイドの術式の帯が彼に直撃したのだ。
「ざまぁみやがれ地獄の権化、仲間の一人も大事にしきれねえやつに負けてたまるかってんだッ!」
伸縮性に長けた隠し刃の縛鎖は最後方の車両を巻き込むまでに伸び、限界まで引き上げれば線路外まで飛ばす事も容易い。しかし、滞空を可能とするエイドに足場崩しは無意味と判断したイリヤは一旦引き下がり、向こうの出方を窺った。
「あいにく親切の押し売りといった言葉がキライでね。不快を示したなら今この場でお詫び申し上げよう」
冷徹さを秘めた口許が哄笑に歪む。
「展開をもってしてな」
百千もの術式をまとった一撃を叩きつける事で助走をつけた彼は自ら足場を封じ込め、煙突の端に立つイリヤに突撃する。
捨て身の速攻で一列の車両さえ潰した彼の執念にさすがの図太いイリヤも度肝を抜かれるばかりだった。
「Пожалуйста, чтобы читать ваши грехи」
高圧力の塊がイリヤの双刃に押し当てられる。しかしイリヤも負けじと抵抗を試みた。
大人と子供とでは当然ながら純粋な力の差も歴然だ。人形の見かけ寄らずな怪力もイリヤに不利を与えるステータスとなるが、ただでは転ばないのがこの旅人の胆力である。
イリヤは鎖で繋がれた長短一体の苗刀のほかにも、多数の隠し玉を用意していた。
「いいか、死神……俺がよしって言うまで目ェ瞑れ」
「へっ!?」
「いーから目をつぶれ! 何度も言わせんな」
「ご、ごめん」
少し怒気のこもった声音に気圧され、アルスは言われた通りに縮こまる。
ただでさえ動けないのに、この言われよう。このまま辻風に当たって天に召されでもしたら、ダーウィン賞も吃驚の情けない有り様だ。
「この列車が廃線になったらお前らのせいだかんな。悪く思うんじゃねーぞ……」
不穏な気配を悟ったエイドはもう一列の車両まで後退する。それを無駄と嗤うかのように、鈴は旅人の情念に応じて鼓動を揺らす。
災厄を司るそれは相容れぬ存在との力さえも繋ぎ、ときに激しく、ときに儚く奈落に導かれし人の悔恨を悟る。
「シエナ……」
彼女の名を馳せ、腕輪に口付ける。その響きはまるで呪文のようであり、紡いだ自身でさえもどこからとなく勇気が宿るものだ。人と人の縁が生んだ力というやつか。
そんな力が存在すれば、きっと勝てるかもしれない。不遜たる磁器人形を打ち砕く事だって出来るかもしれない。
すでに彼女と約束していたのを思い出す。
イリヤの決意が死に瀕した恩人をその場で救ったとしても、それはいずれ大切な何かを滅ぼす呪いとなるだろう。
鈴に込めたイリヤの願いが誰かの人生を侵し、いつか来る大切な明日を蝕む禍となるだろう。
その覚悟を踏まえてでもイリヤには、前に進まなければならない理由があった。
誰かの幸福を、尊厳を踏み躙ってでも。
「確かに掴み取りたい命がある――!!」
たとえその意志を、独りよがりの妄想だと愚弄されようとも。
「!!」
際限なくうごめく縛鎖がエイドの腕を絡めとり、そのままイリヤの遠隔術式によって最後列まで吹き飛ばされる。彼は自らの動きを阻害する鉄枷を引き剥がそうと躍起になるあまり、イリヤが後列の車両すべてを断線させた事に気付けなかった。
よって加速していく先頭列車が、自身と距離を離していく状況を指を銜えて眺めるしかない。
術式の形態を見破られて自身のキーマンとしての力が使い物にならなくなった今、ある意味では好都合だったのかもしれないが。
朦朧とした意識の中、傲慢の象徴物が敗れ去る様子を注意深く見澄ましていたアルスは、必死にイリヤの姿を捉えようとする。無数の刃を連結させるような功夫めいた動きが、術式のみに頼りきった力でない事は明白だ。
「あの列車、この距離でどうやって……」
しかし考える間もなく、逃げ撃ちといわんばかりに放たれた高圧力の塊がイリヤの脇をすり抜けて、倒れ伏したアルスに直撃する。
「アル、……っ」
振り返ったイリヤを制する手さえも、徐々に力を放していった。
「ついに現れたか……俺の“宿敵”に相応しい人間が。最後に自分の血を見たのは十年も前だ」
今までに前例の無い軽妙な一撃に反応の遅れたエイドは、後尾の輸送機に飛び移って追撃を逃れると、良いものを魅せてもらったといわんばかりの眼差しでイリヤの術式が閉ざされるまでの一部始終を見届けていた。
不思議と何年ぶりかの素直な笑みが彼のポーカーフェイスから零れていた。あの者になら、祖国に眠るクレムリンの許されざる力さえも打ち破れるのではないか、と。
駆け寄ったイリヤは、アルスの脇腹からあふれ出る血を押さえながら、静かに問い質した。
「お前の守りたいモノってのは、何かを犠牲にする価値があるほど尊いもんか?」
叱責と勘ぐられて怯まれないように、なるべく優しく問いかける。アルスは行き場のない表情を湛えてイリヤを見上げた。
「オレの、守りたいもの……」
渡された我が分身。その彫り刻まれた文字の意味を、よりによって最も読んでほしくない人物に問われたのだった。
「Um sustenance sieben Sterne,Tote Ich mochte auch Sie zu treffen.――お前の逢いたい奴は今、何処にいるんだ? アルス」
思えば初めて、この男に対して見せた純粋な笑顔かもしれない。
「イリヤ……オレの名前、初めて……?」
胸が詰まってあふれる思いはいつしか、止めどない涙と鋼のように硬い決意に変わっていった。
遠い日の話を思い出す。
村の住人から慕われていた農夫の青年が、禍つ神の呪いにふれた夜のことを。
すべてを焼き尽くされて失意に落ちたあの日のことを。
やるかたのない憤怒に身を落とし、死神と成り果てたあの時のことを。
そういった意味を踏まえればナチスは、ひとつの想いがすべての物を狂わせるという立証をあの場で果たしたという事になる。おかげで、悪質なマスメディアや財団連中によって彼らの所業が正当化されるという始末に陥った。
それでもアルスは、最後まで希望を捨てなかった。ぶっきらぼうな旅人の叱咤と励ましを得て、自分は前へと進むための踏ん切りをようやくつける事ができる。
それにもう、自分は独りではないのだから。
「おはよう。もうそこらで着くみてーだぞ。オネボウサン」
座席に横柄に凭れ掛かって足を組む。そこで一睨みを利かせて滲み出る凄味といったらもう、やかましい同僚の説教を地で行かんばかりの抑圧感だ。
「お、おはよう……」
びくびくとしながら挨拶返しをする様は死神と形容できないほどに滑稽な絵面であった。冗談交じりに苦笑しながらイリヤはアルスにからかいの応酬を畳み掛ける。
「イビキすごかったぜ。くしししし、よほど気持ちよく眠ってたみてーだな」
こっちはスイッチの切れたお前を運ぶのに難儀したってのによ。
意地悪な笑みを浮かべてきたイリヤに、蒼白となった彼の面持ちは実に愉快である。先ほどはよくも弄んでくれた。今度はこちらから意趣を突いてやろうか……そんなイリヤの悪巧みが透けて見えるような、非常に黒い影の差した微笑だった。
「え、えっと……なんだかごめん」
「なーんでお前が謝るワケだよ? お前さっき赤い服着た人形たちに追い回されて、ズテーンておっ倒れちまったっきり動かなくなっちまって、そんでお前に連れ回された列車ん中に逃げ込んだっつー顛末だ。わかったか?」
「え、エイドは……?」
「あー、お前に意識ないって分かったきりそのまま帰っちまった」
冷静になって鑑みれば、エイドがイリヤを狙うという行動自体に何のメリットも無い。戦闘不能となったアルスに止めを刺さなかったのはあずかり知れぬ疑問であるが。
しかしこれだけの被害を出しておきながら車掌から何のお咎めも無しであった事、今も何事も無かったかのように運行し続ける特急列車に比べてみれば些細な問題のようだ。
どうやらイリヤの口添えらしい。こういった計算高さも自身が学ぶべき要素だろうと改めて反省させられる思いでいた。
「まーよかったんじゃねーの? 一件落着ってコトで」
長年と前線に立つことで得た頑強な肉体とはいえ、あれだけ強力な術式の束にさらされていれば致命傷も免れないところである。
イリヤが彼に刻んだのは治癒の術式だが、アルスにこれ以上の重責を感じさせないための配慮として、鈴を揺らして記憶を一部取り去った。
結果、彼は自身の犯した失態に苛まれる事なくのほほんとしているものの、どこか釈然としない面持ちで視線をさまよわせている。
「そ、そっか。そうだよね……んーっ!?」
どれだけおどけても大した反応を見せない死神に暇を持て余したイリヤは、アルスの真似をして風を彼の頭に巻きつけた。
面白いほど跳ね上がる彼の髪と反応を、ひとり満面の笑みで見守った。死神同伴の片道切符も、案外悪くはない。
「ちょ、ちょちょ……ひーどーいよイーリーヤ~~~っ!」
ドラハテンでの用事を終えた頃には、また彼の余興に付き合ってみるのもいいだろう。きっと自分を強く変えられる転機になるかもしれないと、愉快な死神に期待を寄せて。
ある話を思い出した。
死神が旅人と出会うとき、それまで平行していた世界はひとつに集束する。
幾千と、幾億の数に満ちた箱が寄せられ、それぞれの庭に独自の展開がいくら設けられてようと、自らに待ち受けている末路は同じだ。
ドライゼの装甲を木っ端微塵に砕かれて、自身もすでに死の間際の水平線にいる。
旅人の少年と初めて邂逅を果たした駅はもう、長きにわたる戦いの末、とうに線を断たれていた。
ずっと手入れのなされていないこの路線は去年の洪水で水没し、復旧の希望はないとみて良いだろう。
それをまるで時の無常を嘲うかのように咲き誇る閖の香り。絶え絶えになった息でようやく吸い出せる空気の甘さに耐え切れず、大きくむせ返った。
風に踊る彼らをみて、線路に張る水面のたゆたいを前に、旅人が揺らしていたあの鈴の響きを思い起こす。
世界に希望の持てなくなった自分に唯一手を差し伸べてくれた存在を、ただ守りたいだけだった。
それは世界という大きな箱に目もくれず、自らの妄想で作り上げたに過ぎない庭へ固執していた故の報いだろうか。
自身の守る集落は、いつも戦乱の脅威にさらされていた。
人などまるであってないかのように穿たれるナパームに強い怒りと憎悪を覚えたアルスは、今より強大なる力を依り代に求めた。思えばそれがすべての元凶だったのだろう。
結果、代償に守るべき故郷そのものを失った。依り代の恩恵を受け、キーマンの力を得ようと時計盤へと赴いたほんの数日後、死神の不在を察知したドイツが彼の故郷へと一直線にこぎつけてきた。
彼をナチスの傀儡にするための、止むを得ない作戦だったと聞く。その作戦に駆り出された兵士のなかには泣き出した者もいるという。
願いの先に生まれた罪を赦せるのは、償いの果てにある地獄でしかない。
それを知っていた死神はただ、贖いの弾丸を注ぎ込むことでしか過ちの清算を果たせなかった。冷酷なる仮面を取り繕ったとしても、結局は自らの罪を恐れての逃げでしかなかったのだ。
月夜に照らされた水平線に手を伸ばす。何も掴めないのは判りきっている。
満ちた月はおぞましいほどの静謐さを湛えながら雲を従えていた。
まるで自らの死を待ち望んでいたかのように。
――七つの星を糧にして、この身を滅ぼしてでも君に逢いに行く。
それは果たして誰に向けた決意なのだろう。誰に誓った約束だったのだろう。
いつか読んだ物語の死神は、自分の犯した過ちに区切りをつけるために償いの旅に出かけ、孤独という名の牢獄に身を寄せながら生涯、自分の罪を見つめ直し続けたという。
どのみち死神と化してしまった肉体なら、せめて彼らしく逞しい生き方でありたかったものを。
最期まで約束した意志を貫き通せなかった自分に涙するだけの、無様な男と成り果てた自分には、何の縁もない話だと気付かされる。
けれどきっと幸せな旅路だった。未来の車掌は自分を輝かしいレールに導いてくれたのだと、今でも信じている。
「また……逢えるよね」
そう、今でも。
めぐり回った罪の意識は、愛も絆も破壊する。
償いきれない罪を犯した死神は、痛みという名の水底に沈む。
そんな『おとぎ話』を、思い出した。
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