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そっとしておくとは息を潜めることではない。
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人にはそっとしておいて欲しい時がある、と思っている。
そしてそれは思っている以上に必要なことであると考えている。
ただ、そっとしておいてやる側はそんな簡単ではない。
なんせ、そっとしておいて欲しい時はかまって欲しいと同意の時があり、そういう時に限ってコミュニケーションが円滑に進まなかったりする。
「はぁ~。」
そして、大きな溜息をつきながら目の前の状況を整理していく。
つまりは、今の現状がそっとして欲しい奴に構ってやっているという状況なのである。
さて、ここでわかり易く説明してみようか。
人に伝えるということは現状整理をすることには最適であると何処ぞの尊敬する人が言っていた気がする。
気のせいかもしれないが、効果的なのは体験済みだ。
まず、場所はファミレス、ドリンクバーから多少距離のあるボックス席。
目の前にはそっとしておいて欲しいやつが一人いる。
そやつはスマホを弄りながら時間を潰すように指を動かしている。
ただし、目は死んだ魚より生気を感じない。
そんなやつに呼ばれて、早2時間。どの切り口で会話しても、地方の鉄道のように終点は長いようで早くやってくる。
しかも鉄道とは違い、途中下車はもちろん、終点で追い出されることも無い。ただただ、代わり映えのない回送列車に乗せられ続けているようなものだ。
さて、ここでの私のミッションはこれだ。
『目の前の人が求めているそっとしておくの実現』
そして、ここまでの成果はない訳では無い。
まず、本当にそっとしておくと溜息をつかれ、呆れた目で見つめられる。
その次に鉄板のすべらない話をしてみるが、オチが来る前に止められる。
それじゃあ、たわいもない話で時間を稼ごうとすると、相槌も打たずに睨まれる(後日、睨んでるつもりは無いと言われたがそんなもん知るか。睨まれたと感じたのだから、そいつは俺を睨んだのだ。)
これまでの流れで推測される答えは、『そっとしておいて欲しい理由を明確にし、それに対する解決策を提示する』ところまでが2時間の成果。
ここまでくると、流石に答えが見つけられたのだが、それは答えではなく問題である。何を矛盾していることを言っているんだと憤慨する人もいるだろうが、安心してくれ。
私もそう思う。というより、理不尽だと思う。
だが現実に目の前にこの状況があるのだ。
しかも理由もご丁寧に状況が説明している。
答えるしかないのだ。
否。答えるのが私の性格だ。
では、観察と考察で答えを導こう。
時刻は午後9時。相手はスーツ姿。私が呼び出されたのが午後6時で、すでに席に着いていたらしいので、3時間はファミレスにいる。
頼んだメニューはドリンクバーにポテト。ポテトは私が来てから頼んでいた。
そして、私もその時間に着ける程には余裕があり、相手はかなりの時間をかけてもいいと考えている。ここで求められる正解は・・・。
「この後、酒でも呑むか。奢るよ。せっかくのプレミアムフライデーだしな。」
これに対し、相手は快諾してくれそっとしておく時間は終わりを告げる。
ああ。疲れた。しかし、心地のいい疲労だ。
そういいながら、財布の紐を精一杯緩めて酒を呑むのだ。
------------------
ここから先は好きな人だけ読んでいただければいいと思う。
一応は物語は終わったのだが、あとがきとして色々と語っていきたいと思う。
語り部はあとがきに力を入れてしまうものだが、私も同じ穴のムジナである。
さて、では観察と考察で得た私なりの答えを言おう。
『相手は、残業代を貰うために残業しようとしたが、時間が足りず月末まで時間が稼げず、今日は残業するはずがプレミアムフライデーで残業禁止のため、残業代が貰えずに落ち込んでいた。』
解説は必要かどうかは人によるが、読み返して頂ければ、ヒントは散りばめられていると信じている(推理物は処女作だ。多少のミスは許してくれ。)
ちなみに私が答えねばならない理由というのも、明確に提示しているので伝わってくれているとありがたい。
さて、この辺で終わりにしておこう。
後書きは後書きであり、本編より長くなってはいけないのだ。
そしてそれは思っている以上に必要なことであると考えている。
ただ、そっとしておいてやる側はそんな簡単ではない。
なんせ、そっとしておいて欲しい時はかまって欲しいと同意の時があり、そういう時に限ってコミュニケーションが円滑に進まなかったりする。
「はぁ~。」
そして、大きな溜息をつきながら目の前の状況を整理していく。
つまりは、今の現状がそっとして欲しい奴に構ってやっているという状況なのである。
さて、ここでわかり易く説明してみようか。
人に伝えるということは現状整理をすることには最適であると何処ぞの尊敬する人が言っていた気がする。
気のせいかもしれないが、効果的なのは体験済みだ。
まず、場所はファミレス、ドリンクバーから多少距離のあるボックス席。
目の前にはそっとしておいて欲しいやつが一人いる。
そやつはスマホを弄りながら時間を潰すように指を動かしている。
ただし、目は死んだ魚より生気を感じない。
そんなやつに呼ばれて、早2時間。どの切り口で会話しても、地方の鉄道のように終点は長いようで早くやってくる。
しかも鉄道とは違い、途中下車はもちろん、終点で追い出されることも無い。ただただ、代わり映えのない回送列車に乗せられ続けているようなものだ。
さて、ここでの私のミッションはこれだ。
『目の前の人が求めているそっとしておくの実現』
そして、ここまでの成果はない訳では無い。
まず、本当にそっとしておくと溜息をつかれ、呆れた目で見つめられる。
その次に鉄板のすべらない話をしてみるが、オチが来る前に止められる。
それじゃあ、たわいもない話で時間を稼ごうとすると、相槌も打たずに睨まれる(後日、睨んでるつもりは無いと言われたがそんなもん知るか。睨まれたと感じたのだから、そいつは俺を睨んだのだ。)
これまでの流れで推測される答えは、『そっとしておいて欲しい理由を明確にし、それに対する解決策を提示する』ところまでが2時間の成果。
ここまでくると、流石に答えが見つけられたのだが、それは答えではなく問題である。何を矛盾していることを言っているんだと憤慨する人もいるだろうが、安心してくれ。
私もそう思う。というより、理不尽だと思う。
だが現実に目の前にこの状況があるのだ。
しかも理由もご丁寧に状況が説明している。
答えるしかないのだ。
否。答えるのが私の性格だ。
では、観察と考察で答えを導こう。
時刻は午後9時。相手はスーツ姿。私が呼び出されたのが午後6時で、すでに席に着いていたらしいので、3時間はファミレスにいる。
頼んだメニューはドリンクバーにポテト。ポテトは私が来てから頼んでいた。
そして、私もその時間に着ける程には余裕があり、相手はかなりの時間をかけてもいいと考えている。ここで求められる正解は・・・。
「この後、酒でも呑むか。奢るよ。せっかくのプレミアムフライデーだしな。」
これに対し、相手は快諾してくれそっとしておく時間は終わりを告げる。
ああ。疲れた。しかし、心地のいい疲労だ。
そういいながら、財布の紐を精一杯緩めて酒を呑むのだ。
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ここから先は好きな人だけ読んでいただければいいと思う。
一応は物語は終わったのだが、あとがきとして色々と語っていきたいと思う。
語り部はあとがきに力を入れてしまうものだが、私も同じ穴のムジナである。
さて、では観察と考察で得た私なりの答えを言おう。
『相手は、残業代を貰うために残業しようとしたが、時間が足りず月末まで時間が稼げず、今日は残業するはずがプレミアムフライデーで残業禁止のため、残業代が貰えずに落ち込んでいた。』
解説は必要かどうかは人によるが、読み返して頂ければ、ヒントは散りばめられていると信じている(推理物は処女作だ。多少のミスは許してくれ。)
ちなみに私が答えねばならない理由というのも、明確に提示しているので伝わってくれているとありがたい。
さて、この辺で終わりにしておこう。
後書きは後書きであり、本編より長くなってはいけないのだ。
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