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第二章 異世界生活
深まる謎と主従契約
しおりを挟む「やっぱおかしい」
「なにか問題がございましたか?」
「少し」
まだ召喚祭の最中だけど宿舎に帰りスーツを脱いでステータス画面を開きながらパンイチでソファに座る。
相変わらずパラメータはオールセブン。
だからおかしい。
「なあ。今エドとベルの体力は減ってるか?」
「はい。帰宅したばかりですので」
「敵から攻撃を受けた時だけ減るって訳じゃないのか」
「日常生活でも運動量に合わせて減ります」
「んー」
じゃあ歩くだけでも体力は減るってこと。
身体を鍛えてる人とそうじゃない人では減り方が違うだろうけど、体力以外にもオールセブンの俺はこの異世界で赤ちゃん以下の軟弱者なのに全てのパラメータが7のまま。
「さっき戦った時ももちろん減ったよな」
「はい。戦闘中は確認していませんが」
「例えば減ってる分を今から回復するにはどの位かかる?」
スーツをかけたり飲み物を準備してくれてた二人は手を止めてステータスを確認する。
「私は三分の一ほどですので六時間もあれば」
「私は半分ですから自然回復で十二時間ほどかと。寝ている時と起きている時では回復量が違いますのであくまで起きている状態での目安ですが」
どう違いがあるのか詳しく聞くと、起きながらにして回復することを自然回復と言うらしく、少しずつ体力の数値は回復するものの精神力の数値は回復しない。
体力と精神力を完全に回復させる方法は寝ること。
完全回復までにかかる時間には個人差があり、質のいい睡眠をとれれば短時間で完全回復することも可能らしい。
自分に合った睡眠時間は個人で違う。
ショートスリーパーの人も居ればロングスリーパーの人も居るから、多分それが完全回復までにかかる時間の差なんだろう。
全力疾走した後に時間を置けば落ち着く。
その〝一見回復したように見える状態〟が自然回復。
ただし〝一日の疲れ〟をとる為には睡眠が必須。
不眠症の人が体調を崩したり精神を病んでしまうように、睡眠時間や眠りの質はこの異世界でも重要ってことだ。
「わかった。ありがとう。助かった」
可能性の一つとしては俺の自然回復量が異常に高いとか。
だから歩き回ろうと怪我しようと自然回復量で治癒……いや、それだと精神力が減ってないことがおかしい。
一日を通して体力と精神力が減るなら精神力の減りが表すものは恐らくストレスだろうから。
例えば人と会話するだけでもストレスはかかる。
親しい人と初見の人の差はもちろん、気遣いでストレス、話が伝わらなければストレス、人間とは毎日そんな自分でも気付かない小さなストレスを抱えているものだから。
少なくとも今日の俺には相当ストレスがかかった。
暇を持て余した神々の遊びに付き合わされ、ローブの奴らに人生初の襲撃を受け目の前で人が斬りつけられた光景も見ているのに、睡眠でしか回復しないはずの精神力も7のまま。
本当にどういうことなのか。
このギャンブラー歓喜な数字からして〝遊び人〟の影響なんだろうけど、俺以外この特殊恩恵を持っている人が居ないらしいから聞くこともできない。
「シンさま。少し休まれた方が。魔力も減っていると思いますので」
……魔力?
フワンと落ち着く香りのする紅茶を用意してくれたエドに首を傾げる。
「ん?」
「え?」
「魔力ってことは魔法だろ?俺は魔法を使えない」
「「……え?」」
ベルも皿に飾ったクッキーをテーブルに置いて今度は二人が首を傾げた。
「ですがストップを」
「ストップ?」
「動きを停止させる魔法です」
「この世界にそんな魔法があることも初耳だ」
「……シンさまじゃない?そんなはずは」
誰か他の人がかけたんじゃ。
少なくとも俺は魔法の使い方さえ知らない。
「あれはシンさまでした。え、でもストップ……」
「……ストップじゃなかった。私たちに効いたんだから」
「いやいや。二人だけで理解しないで教えろ」
ストップだと言ったり違うと言ったり。
それじゃなくても異世界人の俺にはわからないんだから教えてほしい。
「失礼を。ストップはその名の通り身体の動きを止める魔法ですが、シンさまのように心まで支配することはできません。シンさまの喝で動けなくなった時、私は畏怖の念を覚えました」
喝……ああ、怒鳴った時か。
たしかにあの時は全員の動きがピタっと止まってお豆腐メンタルかと思ったんだった。
「獣人は人族よりも精神力が高いために身体を拘束するだけのストップはほぼ効きません。エドも申しましたように、私もあの時に感じたのは畏怖であったと思います。神のおこす天災を前に為す術もなく、ただこうべを垂れるしかない」
畏怖とか神とか天災とか凄い話になってきた。
ただ、そんなことを〝遊び人〟の俺が……ん?
〝カミサマ(笑) new!〟
……いや、まさかな。
あんなふざけ散らかした名前のアレがバトルメイドのベルと狂戦士のエドの心を支配して動きを止めたとか……ないよな?
考えてもわからない。
唯一わかってることは数値が減らないってこと。
画面がバグってるだけで実は数値は減ってたなんてことになったら怖いけど。
「近い内にノーマルスライムにポコらせてみるか」
「ノーマルスライムを飼うのですか?」
「ペット系のモンスターなのか?」
「王都の子供には人気があります」
「……俺はいいや」
そんなペット系モンスターの攻撃四発で俺は死ぬから。
副団長が言ってた『数ヶ月成長すればもう小さなダメージは無効化されます』が俺にも当てはまりますように(懇願)。
「今度王都の外に付き合ってくれるか?」
「出られるのですか?」
「ん?」
「国王陛下の許可なしに」
「……あ」
クソめんどくせぇぇぇえ!
そういえば言ってた!王宮と王都は自由にしていいけど王都を出る時には必ず許可とれって!
うおぉぉお!東京から埼玉に出掛ける程度のことで許可とかぁぁああ!
「提案ですが、ギルドに登録してはいかがでしょう」
「ギルドって王宮にあるアレ?」
「王都にもございます」
「へー。王宮と王都でわかれてるのか」
「はい。王宮ギルドは依頼料がお高めですので一般国民の依頼は少なく爵位のある方の依頼が中心となっております。ただし値段がはる変わりに王宮勤めの軍人といったギルド登録者が受けますから成功率が高いという利点もあるのですが」
納得。
たしかに王宮勤めの人ならそもそもの実力があるだろうから依頼の成功率は高そうだ。
中には一般の人の依頼もあるってことは依頼料が高いってだけで一般の人お断りって訳じゃなさそうだし、自分の懐具合とか依頼の重要性とかを考えてどちらかを選べば良い。
「登録すれば勝手に出入り出来るのか?」
「シンさまの場合はやはり国王陛下の許可が必要になるかと。ですがギルドカードは身分証にもなりますし、この王都は検閲が厳しいのですがカードの提示でことが済みます」
身分証になる……。
それは美味しい。
異世界人の俺には身分を証明できる物がないから。
「明日王宮師団のところに行っておっさんに確認してみる」
「はい」
「いい情報ありがとう。エド」
「お役に立てて幸いです」
今日は召喚祭で忙しいから明日。
アイツらも明日から勉強や訓練が始まるって言ってたから、俺もこの異世界で困らないくらいの事は知る努力をしていこう。
「考え疲れた。昼寝したい。モフりたい」
「モフ?」
「尻尾モフりたい」
「「え?」」
「エドとベルの尻尾」
また赤くなった。
獣人にとってそんなにモフられるのは照れくさいのか。
照れつつ出した尻尾がブンブンしてるのは見ないふりをしておこう。
「癒される」
ベッドに横になった俺を間に座ったエドとベル。
モフモフの誘惑に誘われ二人の尻尾をモフる。
「ツヤツヤのモフモフ最高か」
モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ。
モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ。
……至福。
両側にモフモフ尻尾とか天国。
「もうずっと出しとけばいいのに」
「そういう訳には」
「周りに知られるのが嫌ってことか?隠しておきたい?」
人族は獣人を嫌がる人も居ると言ってたから、白い目で見られるのが嫌って理由ならエドとベルの気持ちを尊重するけど。
「先程も申しましたように獣人を奴隷視している方が多いのです。幼い頃は耳や尻尾を隠す事ができないので捕まって売られる子も少なくありません。実は私とエドも一度は捕まった双子の姉弟なのです。幸いにも運ばれる途中で逃げ出せましたが」
やっぱり双子だったのか。
なんか似てるとは思ってたけど。
「エドとベルも子供の頃に拐われたのか?」
「はい」
「大人は?もし獣人ってのがバレた場合」
「主の居る獣人の奴隷売買は法で禁じられておりますが、居ないのであれば子供でも大人でも同じです」
奴隷ね。
俺から言わせれば奴隷なんてベッドの中のごっこ遊びだけにしとけって思うけど。
「その主っていうのはエドとベルがそう決めたら俺が主ってことになるのか?朝モフらせてくれた時に主って認めた人にしか撫でさせないって言ってたけど」
異世界からきた俺がその奴隷売買ってヤツに口を挟むつもりはないけど、もう出会ったエドとベルに関しては捕まったり売られたりするのは嫌だ。
「私とエドはシンさまに忠誠を誓います」
「それは有難いけど気持ちの話じゃなくて」
なんで黙る。
ベルじゃ言わなそうだからずっと黙ったままのエドの尻尾を少し強めに握る。
「尻尾が弱点だったりする?」
「それは」
「ここか。根元のここか」
日本で鍛えた犬撫で奥義でワシャワシャ。
尻尾を触られるのが嫌いな犬もいるけど付け根なでなでが大好きな犬もいる。
「お、お金が必要なんです!主の証をお金で!」
勝った。
日本でのモフり体験がこんな時に役立つとは。
「で?幾ら?」
「し、シンさま、お手を」
「言ったらやめる」
「き、金五枚です!」
「一人?」
「は、はい」
全て自供させて付け根なでなでをやめるとエドはガクッと項垂れた。
金一枚は日本でいう十万。
金五枚なら五十万ってことだから結構いい値段。
だからエドもベルも証のことは言わなかったんだろう。
「その証はどこに売ってるんだ?」
「奴隷売買をしてる店に」
「そこでも奴隷云々が関係してるのか」
「店舗を構える店は裏売買とは違います」
「ん?」
「そこは主を捜している獣人が自ら登録していて、奴隷を捜している方との仲介をしてくれます。仕事の内容までは選べませんが主の為人は獣人の希望を聞いてくれます」
その奴隷売買の店にはベルも嫌悪感はないらしくエドが話すことに頷く。
「じゃあその証っていうのは仲介料か」
「そうですね。それが全てではないと思いますけど」
「ふーん。でも獣人の現状を考えれば悪くないな」
「はい。国の協会として設立されておりますので現在は王都以外の場所にもあります」
本当に希望に合う主人に引き渡してくれるのなら、捕まってとんでもない所に売られてしまう可能性のある獣人にとっては有難い店ではあるんだろう。
「ここだとどこにあるんだ?」
「王都ギルドの隣に」
「よし、じゃあ行こう」
「「え?」」
「その証ってヤツを買いに。それがあればエドもベルももう拐われずに済むんだろ?」
獣人なのがバレたところであれだけ強いバトルメイドと狂戦士が売人に負けるとは思わないけど、金で安心を買えるのならそれに越したことはない。
「ですがシンさまお金が」
「ある。おっさんにお手あて貰ったからな」
俺が貰ったお手あては白銀貨十枚と金貨十枚。
白銀貨は金貨より上で一枚が百万。
つまりおっさんからは一千百万を貰ったことになる。
二度と帰れないことを考えれば安い気もするけど日本より物価は安いし、騎士団の宿舎に住ませて貰ったりクソマズいなりに王宮料理も用意してくれてるし、今のところは充分。
「そこまでしていただく訳には」
「もちろん代価は貰う」
「……代価」
「好きな時にモフらせろ」
圧倒的モフ不足。
エドとベルが居れば俺のモフり欲は満たされる。
「置いてくぞ?場所知らないけど」
「は、はい!」
エドがリフレッシュをかけてくれたスーツを着てローブを羽織り声をかけると、まだベッドで考えていた二人も慌てて後をついて来た。
「思ってた以上に近かったな。これが王都ギルドか」
「王宮ギルドと連携を取りやすいよう近場に」
「なるほど。まあギルドはおっさんの許可が出てから」
今日の目的はその隣。
王都ギルドの隣に店舗を構えてるってことは信用しても良さそうだ。
「あ、あの、シンさま。本当に私たちを」
「俺が主人じゃ不満か?」
「滅相もないことでございます」
「じゃあ良いだろ」
二人を連れて入った店内。
どんな雰囲気かと思えば予想に反して綺麗で明るい。
「ようこそおいでくださいました。ご用件を承ります」
「この二人の主になりたいんですが」
「制服をお見かけするに王宮仕えですか?」
「私たちはシンさ、こちらの御方の専属で雇われております」
「中でお話を」
主になりたいどうぞでは済まないらしい。
ただ、仲介に入る店がしっかりしてた方が獣人側も主側も安心だろう。
奥の部屋に通されて俺はソファに座り二人は俺の後ろに立つ。
「不躾な問いにはなりますが、王宮仕えを専属に持つ貴方さまも王宮関係者で間違いございませんか?」
「関係者……まあ、はい」
一応王宮関係者……いや、どうだろう。
王宮地区の騎士団に住んでるけど手違いで召喚された無関係な男とも言える。
「失礼ですがフードを外していただくことは」
「シンさまそれは」
「問題ない」
エドには止められたけどフードで顔を隠したままではこの男は納得しないだろう。
「……とんだご無礼を!勇者さま!」
「勇者ではありません。勇者たちと一緒に召喚されてこの世界に来たことは間違いないですけど」
この世界に居ない髪と瞳の色をした俺を見て異世界人とわかったらしく慌てて対面のソファからおりて跪いた男を止める。
「国や勇者に関わるので俺の口から詳しくは話せませんが、二人は国が用意してくれた専属執事と女給です。第一騎士団の宿舎に暮らす異世界人の身分では主にはなれませんか?俺の身分は第一騎士団に直接確認して貰って構いません」
手違いで召喚されたことは国(特に王宮魔導師)としてはいい話じゃないだろうからそこは相手が突っ込み難い理由を付けて誤魔化し、騎士団の宿舎に暮らしてることや二人の立場については正直に話した。
「身分は文句のつけようもございません。午前に行われた開会の儀でお姿は拝見させていただきましたので偽りはないと承知しております。ですので、本人たちに一つだけ」
開会の儀に来ていたようで、王家の五歳児と七ヶ月と同じバルコニーに居たから身分は問題ないと判断したんだろう。
「異世界から来たこちらの方を主と認めますか?」
「「はい」」
「おめでとうございます」
「「ありがとうございます」」
なるほど。
俺の身分よりも二人の意思の方が重要だったと。
「この証を一つ金貨五枚でお買い上げいただきます」
「はい」
三人で名前を書かされたあと詳しい説明を受けてると別の男が入って来て赤い何かを置く。
それに乗っている銀色の物が金五枚する証らしい。
初白銀貨。
おっさんに貰ったお手あてで二人分のそれを購入した。
「この証には本人のお名前と年齢と国籍、そして主さまのお名前と主従契約を結んだ日が登録してあります。情報は協会で厳重に管理されますので今後お二人を裏で売買しようとする輩には刑が科されることになります」
一人につき金貨五枚なのも納得。
主人がいる獣人の証が金貨五枚もするんじゃなく情報を登録して管理する費用でもあるようだ。
同時に金貨五枚も払えない奴はお断り。
そのくらいの余裕がない奴は主になる資格はない、と。
それもそうか。
契約を結ぶ理由がなんであれ、少なからず養うことにはなる訳だから。
「獣人は自分が認めた主には文字通り命懸けで尽くします。どうぞ大切にしてあげてください」
「はい。お約束します」
男たちの手で二人の耳に留められた銀の証。
日本でいうピアス型の耳飾り。
細長い銀の板部分に情報が登録されてるらしい。
「シンさま。生涯の忠誠を誓い身命をかけお仕えいたします」
「私どもの全てはシンさまのために」
跪いた二人はそう誓って頭を下げる。
朝も似たようなことを聞いたけど今は言葉の重みが違う。
「大切にする。これからはお互いに肩肘張らず助け合いながらのんびりやっていこう」
「「はい!」」
尻尾をパタパタさせながら大きく答えた二人の頭を撫でた。
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