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第二章 異世界生活
おっさんと謁見
しおりを挟む異世界生活四日目。
ノーマルスライムにポコって貰う為に王都の外に出る許可と、異世界人がギルドに登録しても良いかの確認、そしてエドとベルの主になったことの報告に王城へ来た。
奴隷制度はこの世界で認められていること。
異世界人の俺が主になったとあらば国王の耳にも入る可能性は高いから、後々知られて隠してたと思われるのも癪だし許可を貰うついでに俺の方から先に事後報告することにした。
で、だ。
一応この国の王って立場のおっさんに気安く会うのは無理だから王城の中で仕事をしてる王宮師団を通しておっさんの考えを確認して貰うつもりだったんだけど、暫く待たされた後におっさんと謁見するよう言われた。
ってな訳で俺が今居るのは謁見の間。
ご大層な名前だけど、言ってしまえば広い会議室。
長いテーブルとご立派な椅子が並ぶその部屋に案内されておっさんが来るのを待ってるところ。
ただ、おっさんが遅い。
待てど暮らせど部屋に入って来るのは魔導師と騎士だけで、多分警備の為に来たんだろう魔導師と騎士が揃ってもまだおっさんは現れない。
仲良くなった第一騎士団の人たちも居るからおとなしく待ってるけど、居なければ「おっさんが来れる時間になったら呼んでくれ」って部屋を出てるところだ。
数回目の欠伸をしたところで俺が入って来たドアとは違う場所のドアが開いてようやくおっさんが姿を現した。
ん?こういう場合はどう挨拶するんだ?
日本に居る時に系列店の幹部が集まって会議をしてた時にはオーナーが来たら立ち上がって「おはようございます」って頭を下げてた。
水商売じゃないおっさんに「おはようございます」もな。
とりあえず立ち上がって頭だけ下げとけば良いか。
異世界の礼儀作法なんて知らない。
「お掛けください」
おっさんの隣に居る王宮師団の人に言われて座りなおす。
目くじらを立てるほど間違ってなかったのか、礼儀なんて求めてないってことなのか知らないけど、俺を目の敵にしてる魔導師たちから睨まれずに済んで良かった。
「話は聞いた。ギルドに登録したいとか」
「うん。異世界人でも登録して良いか?」
「後日勇者方にも登録していただく手筈になっている。その時一緒にと考えていたが先にしていただいて構わない」
ふーん。
意外にも勇者じゃない俺のことも考えてたのか。
手違いで来た異世界人だから煙たがられてると思ってたのに。
「王宮ギルドにこれを持って行くといい」
「ん?」
「貴殿は手間のかかる作業は嫌いだろう」
クスっと口元を動かしたおっさんは隣に居る王宮師団員に封筒を渡し、その王宮師団員が俺の所に来て封筒を渡される。
「身分を証明する書状だ。それを渡せばすぐ発行してくれる」
「ありがとう。色々詮索されずに済むなら助かる。この外見の所為で勇者と間違われるんだけど、どこまで話して良いか分からないから詮索されんのが嫌だったんだ」
本当はアイツらと一緒に登録させる予定だったみたいだから、長時間待たされたのは急遽この紹介状的な物を用意してくれてたからなんだろう。
「貴殿にもすまないことをした」
「国王陛下」
「今は国王でなくこの世界に住む一人として話している」
国王が俺に頭を下げたことで師団と魔導師はザワつく。
俺も国王が簡単に頭なんて下げて良いのかよって思うけど。
「召喚を行ったこの世界の者として謝罪をしておきたかった。そのために召喚祭のあとに謁見を予定していたのだが」
ああ。
昨日の謁見は謝罪のためだったのか。
なんのためにと思っていれば。
「勇者方とは召喚の儀の当日に話したが、貴殿には会えず日があいてしまったことをまずお詫びする。勇者召喚はこの国の王だけが継承する秘術ゆえに地上の民を守るためには決断するしかなかったとは言え、勇者方や貴殿には恨まれても仕方がないことをした。国王として謝ることは出来ないが、せめて地上に生きる一人として謝罪させて欲しい。申し訳なかった」
偉い人から頭を下げられるとムズムズする。
一国を治める王が簡単に頭を下げられる立場の人じゃないことくらいは異世界人の俺でもわかるから、これだけ真剣に頭を下げられるとムズムズしてしまう。
「勝手に召喚されたことは確かにムカつくけど別におっさんのことは嫌いじゃない。良くはないけどこの世界の人たちを守る責任があるおっさんにとっては必要悪だったんだろうし」
良くないし歓迎もできないけどおっさんの立場もわかる。
この世界にどれだけの人が居るのか知らないけど、この国の王だけが受け継いで来た秘術ってことはある意味おっさんの選択ひとつで沢山の命が失われるってことだから。
「俺だって日本では自分の仲間を守るために他を切り捨てるしかない場面もあった。その時は吐くほど悩んだし、切り捨てた相手には恨まれてると思う。でも仲間を守るためにはそれしか方法がなかったから後悔はしてない。おっさんもそうだろ?この世界の人を守るためにはそうするしかなかったんだろ?」
規模は違えど俺にも経験があるから強く責められない。
世の中には必要悪があることもわかってる。
おっさんの場合は多くの命を尊重した結果が勇者召喚だった。
「世の中の醜い部分に触れてないアイツらには許せないことかも知れない。だからアイツらの気持ちはこの先も大事にしてあげて欲しいけど、俺にはもう謝らなくて良い。そんなことよりこの異世界でも生きていけるよう時々少しのお手当てくれ。俺は勇者じゃなくておっさんのヒモで生きてく予定だから」
そう話すとおっさんはくすりと笑う。
「そう堂々と言われてはイヤとは言えんな」
「じゃあ決まり。そのぶん俺も手を貸せることがあれば貸す。勇者じゃないから役に立てることがあるか分からないけど、お手当てを貰う限り出来ることはするから」
勇者のアイツらは金に困らないだろうけど俺は別。
生きるためには金は必要だから、それを貰う変わりに自分に出来ることはしていく。
「王都の外に出たいって話も聞いた?」
「うむ。理由を聞かせて欲しい」
「ノーマルスライムに用があるから」
「スライム?飼うのかね?」
「違う。パラメータの件で確認したいことがあって。日本ではステータスなんて物がなかったから色々知っておきたいんだ」
まさか国王までスライムをペット扱いとは。
どれだけ流行ってるんだ。スライム。
「濁さず問うが亡命は考えているか?」
「それを訊いて素直に答える奴って居る?」
「貴殿ならば言うのではないか?」
ハッキリ言われてその通りだと笑う。
もし俺が亡命したら他所に勇者の情報が漏れることになりかねないから、それだけは避けたいと考える人たちも居るだろう。
「言ったようにおっさんのヒモで生きてく予定だから。それにこの国には一緒に召喚されたアイツらが居るし、第一騎士団の人たちにも親切にして貰ってる。親切にしてくれる人を自分の欲のために裏切ることは俺のポリシーに反する」
この国を出たらお手当てが貰えないじゃないか。
それじゃなくてもこの世界のことを知らないのに危険な橋は渡りたくないし、親切な騎士団の人たちを裏切るような真似はしたくない。
「信じよう。他領へ行く以外に王都を出る許可は必要ない」
「え?その都度許可を取りに来なくていいってこと?」
「うむ。民と同じく出入りの際のカード提示はして貰うが」
「それは勿論する。折角だしギルドの依頼とかも受けてみたかったから一々許可を貰わずに済むなら助かる」
思いの外いい話になった。
許可を貰うために毎回時間を喰うのは面倒だと思ってたから。
「あ、最後にもう一つ」
「獣人の主になった話だろうか」
「それ。俺の世話してくれてる二人なんだけど」
今まで静かだった室内がまたザワザワする。
なんか他のことよりこの話が一番驚いてるようだけど。
「貴殿が主になった獣人は国王軍特殊部隊に属する軍人だ」
「ん?……んん!?使用人じゃなくて!?」
「うむ。あの二人を貴殿の使用人にと推薦したのは王太女のルナだ。万が一貴殿の命を狙う輩が居れば守れるよう特殊部隊の中でも実力のあるあの二人を選んだ」
納得。
昨日の襲撃でエドもベルも強いことを知って不思議に思ってたけど、軍人だというなら強くて当たり前だった。
「もしかして普通は使用人って戦えない?」
「最低限は身につけているが、本来戦うのは護衛の役目だ」
「アイツら……そんな大事なことを秘密にしてたのか」
「許してやって欲しい。特殊部隊は国でも極秘の部隊なのだ」
「ああ。じゃあ言えなかったのか」
それなら仕方ない。
国の極秘情報を簡単には話せないだろう。
「その話を聞いて色々と納得した。ここに来る前にエドとベルが契約の解除も受け入れるって急に言い出したからおかしいと思ったけど、おっさんが話すって分かってたんだろうな」
あの時は意味が分からなかったから「何を言ってんだ」と答えたけど、自分たちの身分を秘密にしてたから契約を解除されると考えたんだろう。
「そういうことなら契約解除しないとマズいか?」
「構わない。本人たちが望むのであれば除隊も受けよう」
「国に仕える軍人なのにいいの?」
「うむ。二人にはその方がよいのかも知れない」
「どういう意味で?」
「特殊部隊も獣人には居心地の好い場所ではないという事だ」
なるほど。
特殊部隊にも獣人差別をする人は居るってことか。
「じゃあ除隊については二人に決めさせる」
「それがよいだろう」
「あと、今後は耳と尻尾を隠さなくてもいい?」
「国で決めている訳ではない。ただし二人は辛いぞ?」
「二人とは話し合った。尤も二人が心配してたのは獣人を連れてる俺も白い目で見られるってことだったけど」
昨日契約を済ませて宿舎に帰ってから三人で話し合った。
獣人は身を守るため耳や尻尾を隠すのが常識らしいけど、主ができて売買される危険は法的にはなくなったんだから、そんな悲しい常識なんて覆してもいいんじゃないかと話した。
「例えそうでも構わないと?」
「誰がどんな目で見ようと俺にとっては信頼できる二人だし。そもそも俺自身がこの世界では特殊みたいだから、あの二人が獣人じゃなくても好奇の目で見られることは避けられない。ちょっと面白いだろ?奇妙な異世界人と獣人の組み合わせも」
勇者じゃない異世界人と迫害される獣人。
白い目で見たいなら好きなだけ見るといい。
あんなに癒されるモフモフを迫害する人の気が知れない。
「異世界人とは面白いものだな。貴殿はと言うべきか」
「召喚される前の世界でも変わり者とは言われてた。だからこそ仕事で成功できたと思ってるけど」
ホストなんて普通じゃ成功しない。
代わりのいない人間にならないと目立たず消えるだけ。
だから俺は変わり者と言われる自分で良かったと思う。
「国王陛下。お時間が」
「あ、もう帰る。ギルドの件とか色々とありがとう」
「今度は異世界の話を聞かせて欲しい」
「うん。おっさんが時間ある時にでも」
隠すことでもないから幾らでも。
様々な配慮をしてくれたことにお礼を言って謁見の間を出た。
「「シンさま」」
「待たせてごめん。色々と話してたら時間食った」
「私たちのことは」
「ちゃんと契約を結んだことを報告して許可も貰った。二人が希望するなら除隊もさせてくれるって」
謁見の間の前で待っていたエドとベル。
心配だったのか早速訊いてきたそれに、おっさんが言っていたまま説明する。
「除隊と言うことは……お聞きになったのですよね」
「二人が何者かは聞いた。道理で強いはずだ」
「怒っていらっしゃらないのですか?」
「国の機密事項なら二人の口からは話せないだろ。だからこそおっさんが話してくれたんだろうし」
そもそもペラペラ話す奴なら極秘の部隊になんて就けない。
エドもベルもそれを守っただけだから怒る理由もない。
「それより王宮ギルドへ登録に行くから付き合ってくれ」
「これだけは」
「ん?」
「今後もシンさまのお傍に置いていただけるのですか?」
「当然。耳と尻尾も隠さず堂々としてろ。どうせ俺と居たら好奇の目で見られるんだ。耳と尻尾なんて可愛いものだろ」
誰が一番好奇の目で見られるかと言えば俺だ。
黒髪黒目の勇者でもなく、異世界には存在しない人間。
この異世界に存在する獣人より存在しない俺の方が遥かに奇妙な生き物だろう。
「俺と居ると変な目で見られて嫌って苦情は受け付けない」
それだけ言っておくとエドとベルは耳と尻尾を出して笑った。
「シン!」
王城を出たところで名前を呼ばれて振り返る。
「リサ、サクラ」
「国王さまに用?」
「うん。今まで謁見の間で話してた」
本を抱えて歩いて来た二人。
今日から訓練が始まると言っていたから教科書だろう。
「目立つね。どこにいても」
「この容姿だからな」
「カラコン外せば?髪だけならローブ着れば何とか」
「そうしたいのは山々だけど、外そうにも物がないんだ」
「どういうこと?」
「色だけ残ってカラコンはなくなった。今のこれが裸眼」
俺の銀の目は当然カラコン。
……だったんだけど。
「え……えぇ!?」
「その目の色になっちゃったってこと!?」
「どういう訳か。召喚の影響なのかも」
「なんで落ち着いてられるの」
「異世界に召喚された時点で普通じゃないだろ」
俺も最初に気付いた時はもちろん驚いたけど、漫画や小説の中の話だと思ってた異世界に召喚された時点で既に異常事態なんだからカラコンが行方不明になった程度は些細なこと。
「それを言われたらその通りだけど」
「なんか理由があるのかもな。この目で居ることに」
いや、深い意味は全くないのかも知れないけど。
どうやって色だけが残ったのか分からないけど、目が見えないとか違和感がある訳でもないからカラコン如き気にしない。
細かいことを気にしたら負け。
人間を異世界に召喚すること以上に不可解なものはない。
「話は変わるけど昨日の召喚祭でシンと居た二人だよね?」
「うん。俺の世話してくれてるエドとベル」
「尻尾と耳がある。可愛い」
「私も気になってた。尻尾フサフサだね」
「主以外が触るのは御法度だから駄目だぞ。俺だけ」
「そうなの?触れていいなー。うらやま」
俺と同じ日本人のリサとサクラはエドとベルに興味津々。
それが嫌味じゃなく本気で羨ましがっていることが分かるからか、エドもベルも黙っているものの尻尾が揺れている。
「二人はこれから勉強か?」
「うん。私とサクラさんは魔術使いだから」
「魔法と魔術ってどう違うんだ?」
「魔法陣みたいな術式ってものを書くか書かないか」
「書かない方が効率よさそうだけど」
「術式を書いた方が威力が強いんだって。魔法士が術式を覚えると魔術師になるらしいよ。その上が魔導師」
魔法使い→魔術師→魔導師ってことか。
魔法使い(魔法士)をかっ飛ばして最初から〝魔術師〟っていうのがさすが勇者。
「シンはこの後どうするの?」
「王宮ギルドに登録してくる。お前たちも後々するらしい」
「私たちも?」
「この世界の身分証になるんだと」
話をしてると黒いローブを着た二人が歩いて来る。
俺を睨むように見たあとエドとベルに視線を走らせ分かり易い見下した目をした。
これが二人の言ってた白い目か。
たしかにエドとベルを下に見ていることが分かる。
同じ興味でも好意的な目で見ていたリサやサクラと違って汚らわしいものを見るかのような目。
「勇者さま方。お時間の無駄遣いは出来ません」
「仲間と喋ってるのが時間の無駄なの?」
「お二方の同朋は勇者さまと騎士さまだけです」
「勝手に決めないで。シンも私たちの仲間だから」
「貴方がたの価値観を押し付けないでください」
「辞めとけ。それこそ時間の無駄だから」
王宮魔導師は特に俺を嫌っている。
初日に殴ろうとしたから当たり前だろうけど。
「お前らが仲間って思ってくれてるだけで充分。そんなことより利用できるものは利用して自分が生き残るために強くなれ」
言っても無駄なことに二人の貴重な時間を使うより、自分が生きるための訓練して少しでも強くなって欲しい。
その方が庇われるよりも嬉しい。
「また遊びに来いよ。エドとベルが出す紅茶と菓子も美味い」
「うん。エドさん、ベルさん、その時はお願いしますね」
「私も行きますね!」
「「お待ちしております」」
明るく言って手を振るサクラとリサにエドとベルは微笑んだ。
「さてと。俺たちもギルドに行こう」
「「はい」」
万人に好かれる人なんていない。
自分を好きでいてくれる人がいるだけで充分だ。
リサとサクラを見送って俺たちもまた歩きだした。
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