異世界で猫に拾われたので

REON

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chapter.5

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『あの中の何人が生きて街に着けるんだろう』

天虎が見つけた野営地に移動しながら言ったブランシュ。
あの家族も含め半数以上は残ったものの、一部の人はやはり夜の森で野営する方が怖いと判断して行ってしまった。

『半数も辿り着けないと思うよ』
【夜の魔物の危険性を軽視する者は生き残れない】

ブランシュにきっぱりと現実を教える天虎とライノ。
その知識はブランシュにも必要なことだから、曖昧に濁すことはせずに。

【夜の魔物の危険性をよく知る私たちや御者や冒険者たちはもちろん、同じ非戦闘員の他の乗客も説得はした。それでも行くと決めたのだから仕方がない】

最終的に判断したのは自分たち。
それで死んでも自己責任。

『木に縛り付けてでも引き留めてほしかった?』
『ううん。私たちがそこまで強要できない』
『出来たよ。少なくとも私は』
『え?』

苦笑したライノは首にかけたドッグタグを指さす。

『ユハナ公爵家の権力を使えば命令できた。貴族には命令に背いた庶民を拘束できる権利があるから。それが理不尽な命令で不当な拘束なら彼らにも貴族を訴える権利があるけど、大抵の訴えは退けられる。公爵家が相手となればなおさら』

それが身分階級のある国の常識。
ユハナ公爵家の嫡男という身分階級の高いライノなら、彼らの命を守るために致し方なくという理由で拘束できた。

【拘束したことで結果的に魔物に襲われることなく死なずに済んでも、少年への遺恨は残るだろうな。傲慢な貴族が権力を使い自分たちを拘束したと。だから貴族はと嫌われる】

天虎の話を聞いてブランシュはライノの手を握る。

『そんなのイヤ。みんなに死んでほしくないからしたことでライノお兄さんが嫌われるなんてイヤ』
【私も良しとは思わない。だからこれでいい。行くも残るもあの者たちが自分で決めたこと。生きるも死ぬも運次第。仮に死んでも自分が決めたことで死んだというだけだ】

最終的な判断は自分でして街へ向かったのだから、その結果が死であっても忠告を聞かなかったのが悪い。
わざわざ少年が悪役になってまで救う必要はない。

「ここだ」

襲撃を受けた道から森の中に十分ほど。
戦う術のある天虎たちと冒険者たちで魔物に警戒しながら非戦闘員の乗客を連れて辿り着いたのは開けた場所。

「近っ。あ、でも水場がありませんね」
「水なら私たちが出せる」
「あの!生活魔法程度の水なら私も協力できます!」
「私もアクアの加護です。同じく生活魔法程度なら」

女性冒険者が水場がないことを言うと非戦闘員の中からアクアの加護を持つ男性と女性が名乗り出て、他の乗客たちも自分は火の加護だ自分は土の加護だと話し始める。

「みんなで協力して野営をしよう」
「ああ。冒険者さんたちに頼ってばかりじゃ申し訳ない」

今まで鬱蒼とした森を恐々と歩いて来て開けた場所に出たことで少し安心したのか、非戦闘員の乗客たちにもみんなで助け合って野営をしようという団結力が芽生える。

「決まり。まずは魔物避けを撒こう。それから戦えない人はここで待機してもらって、俺たちで薪を集める」
「そうだね」

そう話したのは冒険者のパーティ。
焚き火は野営に必須。
明かりとしてはもちろん、火を避ける魔物も居るから。

「待て。木は風魔法を使える私が集める。冒険者たちと少年は魔物避けを撒いて戦えない者たちを守っておけ」
「分かりました」

冒険者たちやライノに言った天虎はまた一人で森の中に入って行った。

「……一人で行かせて大丈夫なのか?」

心配そうに聞いたパーティリーダーだろう男性にくすりと笑ったライノ。

「ブランさまはAランクの単独冒険者です」
「え!?」
「ぇぇぇえ!」

単独冒険者と聞いて驚く冒険者たち。
しかもAランク。

「今回は私の実戦訓練や試験を兼ねて通常依頼を受けたので一緒に行動していますが、普段はお一人で指名依頼を受けて魔物を狩っています。私たちが行くと逆に足手まといになりますから、お任せするのが一番かと」

天虎神にとってこの森の魔物など幼体と同じ。
この森の魔物とは比べものにならない天虎の森の魔物を狩ってブランシュや私を養ってくれている神なのだから。
私たちは逆にお荷物にしかならない。

「ほら、俺が言った通りだろ?少年も強いけど、あの人はもっと強いって。剣も魔法も倒せるだけの威力を見極めて必要最低限の力しか使わずに盗賊を倒してた」

冒険者の一人が仲間の冒険者にそう話す。
火力が高く範囲も広い氷魔法を使えるライノが強いのはもちろんだけれど、目立たないよう加減しつつ戦っていた天虎の強さをしっかり見ていた者が居た。

「その通りです。師匠と私では天と地の差があります」
「いや、少年も凄かったけどな?氷魔法を使える人は見たことがあるけど、あんな一帯を凍らせるほどの魔法は知らない。こういう人を天才って言うんだろうなって思った」
「ありがとうございます。ですが、まだまだ師匠の足元にも遠く及ばないひよっこの弟子です」
「どれだけ強い師匠なんだよ」

手元では魔物避けの瓶をホルスターから出しながら会話をして笑う冒険者たちとライノ。
戦闘員の冒険者たちが緊張感なく笑いながら話している姿を見た他の乗客たちも少しホッとして肩の力が抜ける。
もし冒険者たちがピリピリしていたら、それほど危険なんだと恐怖心が拭えなかっただろう。


焚き火用の土台になる石を組むのは非戦闘員の男性たちにお願いして、冒険者たちやライノは手分けして開けた場所の周囲に魔物避けを撒く。

『たったこれだけで魔物が来なくなるの?』

ライノと手を繋ぎ一緒に回っているブランシュは、ポタリポタリと数滴ずつ垂らしているのを見て首を傾げる。

『魔物避けも万能じゃないから効かない魔物も居るし強い魔物には効果が薄いけど、大抵はこれで寄り付かなくなる』
『不思議。私たちヒトには何ともないのに』
『魔物はヒトより嗅覚がいいから分かるらしい』

ヒトの鼻では少し薬品臭がするという程度。
それも瓶に入っている時に嗅いだらの話で、地面に吸い込まれた後はもう無臭と言っていいほど匂いがしない。

『絶対に魔物に襲われないって訳ではないんだね』
『だから交代で見張りをする必要がある。魔道具の結界とは違って魔物の嫌がる香りを撒いているだけだから』
『魔道具の結界?』
『地面に刺して使う結界の魔道具があるんだ。野営地の四方に刺すと結界がはられるから、その結界を壊せるほどの強い魔物じゃない限り中には入って来れない』

軍隊や貴族が野営で使うのはそちら。
魔物避けは魔物が香りを嫌がり近寄らなくなるアイテムで、結界の魔道具は魔物が入れない安全地帯を作るアイテム。

『そっちを使った方が安全ってこと?』
『そういうこと。よほどの強い魔物じゃないと入れないし、結界を壊されたら音も鳴るから、見張りも要らない』
『じゃあそれを持ち歩いた方がいいんじゃないの?』
『魔道具だから高価なんだよ。国の軍隊や貴族が使うような物で、冒険者が気軽に買うには金銭面で厳しい』
『あー……そうなんだ』

ライノとブランシュは互いに苦笑する。
稼ぎのいい上位冒険者パーティなら持っているだろうけれど、そうでない冒険者は買えないから魔物避けを使う。

『よし、終わり』
『ちょうど天虎さんも戻って来たみたい』
『私たちも行こう』
『うん』

ライノが空になった瓶をホルスターにしまったタイミングでブランシュが近くに気配を感じ取り、その言葉通り天虎が薪を肩に担いで野営地に戻ってきた。

『おかえりなさい』
「ただいま」

土台を組んでいる男性たちの傍に薪を下ろした天虎は抱き着いたブランシュを抱き上げて頭に口付ける。
ほんの数十分離れただけなのに数日ぶりに再会したように嬉しそうなブランシュの愛らしさにライノの表情も緩む。

「魔物避けは撒いたか?」
「はい。他の冒険者パーティと手分けして」

そう話している間にも冒険者パーティも戻って来て、薪の多さにギョッとする。

「よくこんなに集まりましたね」
「倒木を焚き木の大きさに加工した」
「短い時間ですご」

風の加護を授かっていても使いこなせるかは別の話。
属性魔法の中でも一番難しいと言われる風魔法を器用に使いこなしている天虎に尊敬すら覚える冒険者たち。
さすがAランクの単独冒険者。

「お前たちは食料を持ってるか?」
「それが携帯食料が少し残ってる程度で。次の街で数日滞在する予定だったから帝都では買わなかったんです」

天虎から聞かれて答えたのはパーティのリーダー。
今日の夕方には街に着いて宿泊する予定だったから、帝都で食材は買い足さなかった。

「帝都の外から来た冒険者だったのか」
「拠点はハイラ領にあります」
「ハイラ領」
『帝国の端の山沿いにある伯爵領です。ポータルを使わず幌馬車を乗り継いで来たなら数ヶ月は旅をしているかと』
【それほど遠いということか】

言われても分からない天虎に念話で教えるライノ。
ユハナ領やベランジェ領と同じく、帝都まで来るにはポータルを使うような距離。

「遠くから来て襲撃を受けたとは不運だったな」
「本当に。今回の旅では山賊にも襲われたんですよ」
「アイツらのことを思い出すとムカつく」
「あの時はポーションや食べ物も盗まれたもんな」

盗賊の他に山賊にも襲われたらしく、思い出してムキーッとする冒険者パーティに天虎は苦笑する。
ヒトの子が遠くまで旅をするのは一苦労だな。

「他に食料を持っている者は居るか?」
「果物と飲み水が少し」
「子供用のクッキーなら何枚か」

移動する前に馬車から持って来た自分のバッグを確認した乗客たちは、食料になりそうな物を出して答える。

「私たちは野営予定だったので食料も買いましたが、野営予定ではなかった方々は馬車の中で食べる朝食や昼食以外は持っていないかと。帝都から次の街まで近いですし」
「それもそうか」

帝都から次の街までは幌馬車でも半日かからない。
持っているとしたら冒険者のように帝都がだった人だけで、それも次の街まで行けば帝都よりも安く食材を買えるのだから買い足さないだろう。
幌馬車に乗る乗客は庶民だからなおさら。

「食材は私たちが出そう。料理が出来る者は居るか?」
「出来ます。私と妻は食堂をやっています」
「私もお料理なら手伝えます」

食材はないけれど料理が出来る人は多く、食堂を営む夫妻を筆頭に料理が出来る女性や男性が手を挙げる。

【ブランシュは駄目だ】
『え?どうして?』
【効果が付くからだ。それを知られる訳にはいかない】
『そっか』

小さく手を挙げていたブランシュは天虎から止められてしょぼんとしながら手をおろす。
料理を作るのが好きなのに作らせないのは可哀想だけれど、悪意なく話してしまう子供たちも含め口の固い者たちばかりではない今はブランシュの能力を知られる訳にはいかない。

「では、水魔法を使える者は料理や手洗いに使う水を、料理が出来る者は料理を、私たち冒険者は幼子が寝られるようテントを、他の者は火を炊くということでいいか?」
『はい』

みんなで助け合い協力して野営を。
そう提案した天虎にみんなは納得して答えた。

「アイテムボックス!?」
「ああ」

本当は時間停止型無限収納のインベントリだけれど。
中に入れてある死山の食材は避けて、ヒトの子の街で買える野菜や小麦粉や卵を出す天虎に驚く冒険者たち。

「肉や魚まで。使ってしまっていいんですか?」
「構わない。みんなで食べられる物を作ってくれ」
「お任せを」
「これだけあれば全員分が作れます」

肉や魚はもちろん、寸胴や鉄鍋やオタマや食器まで。
次から次へと出てきたそれを見て食堂を営む夫妻は張り切って腕をまくる。

「ふはぁ……さすが帝都。冒険者もレベルが高い」
「ほんとに。初めて見た」
「ハイラ領の冒険者には使える人が居ないからな」
「物が腐らないから買い貯めておけて便利だよね」
「何よりデカイ荷物を持って歩かずに済むのが羨ましい」

商人や冒険者なら欲しがるアイテムボックス。
女性冒険者が二名と男性冒険者が三名のこのパーティでもそれは例外ではなく、普段は男性冒険者の三人が大きなバッグを背負って旅をしている。

「アイテムバッグは使わないのか?」
「ポーション類を入れてるコレだけアイテムバッグですけど、容量が大きいアイテムバッグは高くて手が出ません」
「コレも遺跡で運良く見つけただけだもんね」

リーダーがチラリとマントをめくって見せたのはベルトに通して使うホルスター型の小さなアイテムバッグ。
その中に高価なポーションや魔物避けや聖水などの瓶類をしまってある。

「分かるよ。うちの食堂に冒険者も食べに来てくれるけど、上位冒険者以外はやっぱり普通のバッグを使ってる」
「遺跡で手に入れるか買うかだからなぁ」

そう話すのは食堂を営む夫妻。

「帝都の冒険者でもそうなんですね」
「私たちも帝都暮らしじゃない。次の街に暮らしてる」
「ああ、家に帰るところだったんですか」
「帝都の息子夫婦に子供が生まれて祝いに行ってた」
「うわぁ!おめでたいですね!」
「ありがとう。女の子だから息子に似ずお嫁さんに似て良かったよ。息子は主人に似て強面だからね」

冒険者たちと夫妻の会話で他の乗客たちも笑う。

【懐っこい冒険者たちだな】
『はい。怖い経験をして表情の暗い方も多かったですが、彼らの明るさに救われて大人たちにも笑顔が増えたことで子供たちも安心して落ち着いてますし、居てくれて良かった』

盗賊に襲撃されて暗い表情になっていた人も多かったけれど、明るい冒険者パーティの存在が安らぎになっているようで、漸く笑みを浮かべられるようになってきた。

『お孫さんが生まれたばかりの二人が無事で良かった。ここに居る人たちが無事で良かった』

忠告を聞かず行ってしまった人も居るけれど。
ブランシュは両手を組むとその人たちの無事を祈った。


三ヶ所で燃える焚き火で明るい野営地。
食堂を営む夫妻を中心に料理が出来る人たちが協力して作った料理が並び、見知らぬ人同士ということも忘れてみんなで飲食や会話を楽しむ。

「野営で美味しい料理が食べられて最高!」
「大抵は携帯食料だからね。よくて固いパンとスープ。野営してるとは思えないくらい豪華な料理が食べられるなんて」

女性冒険者の二人はスプーン片手に力説する。
普段の野営で食べるのは長期保存が出来る食料だから、固かったり冷たかったりでお世辞にも美味しいとは言えない。
時間停止型のアイテムボックスを使える人がパーティに居ない限り豪華な食事なんて夢の夢。

「やっぱ早くランク上げてアイテムバッグ買おう。毎回温かい料理を食べるのは無理でもせめて量は食べたい」
「いや、装備を買い替えるのが先」
「うん。武器や防具は命を護るためのものだからね」
「食事も食べないと死にます~」
「気持ちは分かるけど、ランクが上がったらなおさら装備が重要になるから、先に買うのは装備かな」
「容量の大きなアイテムバッグは武器防具より高いし」
「辛い」

冒険者らしい会話をする五人。
一人はアイテムバッグが欲しいようだけれど、四人はそれより装備を新調したいらしい。

『アイテムバッグってそんなに高いの?』
『高いね。彼らが遺跡でドロップしたらしい小さなアイテムバッグでも、庶民の半年の生活費くらいの値段』
『そ、そんなに?』

冒険者の会話を聞いて質問したブランシュは庶民の半年の生活費と聞いて自分のショルダーホルスターを見る。

『こ、これは?』
『値段を付けられない。神の天虎神が収納魔法を付与して魔道具に変えたアイテムバッグなんて、ブランシュのソレと私のコレの二つしかないから』

ライノからヒトの子のことを学び始めたばかりのブランシュでもということくらいは分かる。
ポシェットを汚したくないから仕舞うために買ったと言っただけで気軽に作ってくれるような代物ではないことを。

【私が付与したという価値を除けば普通のアイテムバッグだ。入る容量も加減してある】

さらりと言った天虎。
確かに容量で言えばもっと大容量のアイテムバッグも売られているけれど、盗難された時のため他人には開けられない機能や帰還機能が付いたアイテムバッグは存在しない。
それをブランシュとライノが買ったショルダーホルスターに付与して『普通の』というのだから感覚が違う。

神の天虎だから出来ること。
魔法をいくつも重ねがけして付与するのは難しくて、大魔道士のベランジェ公でも三つが最大。
天虎が作ったアイテムバッグも付与されているのは三つの魔法だけれど、その魔法の一つが帰還魔法というヒトの子には使えない魔法なのだから、国宝級の代物。

改めて『天虎さんの言う普通はなんだね』と思って苦笑するブランシュ。
天虎さんは色々なことを知っているけれど、少なくともはヒトの思う普通とは違う。

『ありがとう天虎さん。大切にするね』
【大きな容量が必要な時は言え。幾らでも作ってやる】

普通とは違っても天虎さんが作ってくれた物。
私にとってはお金の価値は関係ない大切な物。

『私も大切に使わせていただきます』
【貴族のお前には大した物ではないだろうに。既に容量の大きなアイテムバッグを持っているのに律儀な奴だ】
『天虎神から賜った物は特別です。ね、ブランシュ』
『うん!』

左右からブランシュの頭に口付ける天虎とライノ。
念話の聞こえないみんなから見れば無言の親子(?)と弟子だけれど、その仲睦まじい様子に和んだ。
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