血がつながっていなくてもGeoff様とMegお嬢様はまるで兄妹のようでしたよ。~Catalina Rercaro~

園田美栞

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Butlerの狂気

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 Margaretが降ろされたところは古い塔だった。罪人が来ると言われている場所で思わず彼女は身震いした。昼間の雲ない日なのにそこだけは暗く、カラスが飛んでいるようだった。早く歩けと言われ縄を撃たれた。中は冷たくひんやりとしていた。あまりの恐ろしさに泣くことも騒ぐことも、抵抗することもできずただ中へ入っていくMargaretは顔を青ざめ眉をひそめた。

 その頃Butlerは誰からにも支持されるほど強い力を持っていた。市民たちからも厚く、誰もが彼以外の有望な男はいないと喜んでいた。それは言葉巧みな話し方のせいだったのかもしれない。彼は人に共感を持たせる話し方を身に着けたのだった。たとえそれが間違っていたとしても、Butlerの話や演説を聞いてしまうと頷かずにはいられないようなマインドコントロールにかかってしまうのだった。それに彼は気に入らないものは徹底的に殺し、力ずくで政治を行ていた。人々は恐怖で楯突くこともできずButlerの思うがままにすべてことは進んでいった。誰も逆らえず逆らったものには死を与える。そうした精神的の圧力によりこの街は黒く邪悪なものへと染まっていった。

 そしていつの間にかMargaretに対する愛は憎いものへと変わっていた。可愛さ余って憎さ百倍というのだろうか、彼は自らの手で殺し、自分のものにしたいと考えるようになった。顔も体も傷つけることなくそれが彼にとっての彼女への愛だった。今までの罪人はその実験に使われたと考えてもいいだろう。恐ろしい男はいつまでも何をしていても恐ろしかった。
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