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第三話 対の魂
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これは、私と兄の魂の関係の話になるわ。
私は人間としてこの世に生を受けてから何百回と輪廻、たまと海老蔵さんには難しいでしょうね。つまりね、この世で何回も生まれ変わりを繰り返してきたの。そして魂の修行が最終段階に入った時、神様は私の魂を分けてもう一人の人間を創ったの。それが今ここに横たわっている私の兄なの。だから私と兄の魂は対になる存在。つまり光と影、陰と陽の関係のように切っても切り離せない関係なの。
それだってもう何百年も前の話になるんだけどね。
それからの私の魂の修行は、この世に生まれ変わりながら学ぶのではなくて、守護霊として私の魂から生まれた人間、今生でいうと兄の魂ね。その魂を導くことになったの。そしてこれからの転生の中で学び合いながら魂の向上を目指していくことになっているの。
兄の魂は初めてこの世に送られてきた時はとっても素直だったわ。私も彼の、彼女の時もあったけど、成長のお手伝いをするのがとても楽しかった。歓びが次の歓びを産み、私たちの修行は順風満帆だったわ。
ところが、十八世紀のヨーロッパに兄の魂が上流階級の家庭の娘としてこの世に帰ってきた時のこと。当時のヨーロッパはオカルトブームが盛んで、階級や年齢、職業の枠を超えて各地で交霊会が行なわれていた。当時は爵位とか身分に厳しい時代だったこともあって、彼女は六歳の時に四十歳も歳の離れた公爵のところに嫁ぐことになった。生家を守るためにね。
その公爵が自宅で交霊会を開いたの。その交霊会には当時社交界で有名な霊媒術師が特別に参加していた。彼は黒魔術を使うという噂があったけど、公爵は名声の方だけをみて選択したようね。それが私たちにとってはつまずきの原因だった。守護霊だった私は危険を察知して彼女に信号を送っていたけれど、妨害に遭って上手く伝わらない。彼女も嫌な予感は感じられるのだけれど、公爵夫人として振舞わなければならず、その場から逃れることができなかった。そして、交霊会が始まるとともに私は彼女から引き離されてしまった。
つまりね、彼女をその霊媒術師に乗っ取られてしまったの。彼はとても狡猾だった。その後も屋敷に住むようになって、彼女を取り戻す隙を私に与えなかった。乗っ取られてしまった彼女は、表面上は私が守護していた時と変わらないから周りの誰も気付かない。霊媒術師に操られているなんて夢にも思わなかったでしょうね。夫の公爵でさえ生涯彼女のことを不審に思うことはなかったわ。でも、公爵が六十歳でこの世を去った時から彼女の堕落が始まった。彼女はまだ二十六歳と若かったから、欲望のまま贅沢三昧の暮らしを送った。公爵の築いた地位も名誉も財産も全て失っても欲望が枯れることはなかった。私は何もすることができずに、ただそばで見守っていることしかできなかった。そして、十年後に彼女は斬首されてこの世を去ることになるの。その後も私の元へは戻ることはなく、黒魔術を使う霊媒師と共に地獄よりもさらに深い闇の中に存在する魔界へと堕ちて行った。
私は神様の元に戻り、対の魂の救済を求めた。でも、肉体を持って転生する魂と魂の形で修行する身とでは波動が違いすぎる。まして魔界の住人となった魂を救済することは、本人の意思が光へと向かわない限り神様であっても難しいことだった。
そこで、私は対の魂を救うために、一か八かの賭けに出たの。対の魂が転生するところへ肉体を持って転生することで救済することにしたの。でも、それはとても危険な賭けだった。守護をする力を封印するために、この世では言葉と知恵を持たずに生きることになったから。それでも私は対の魂の傍で暮らすことに喜びを感じて生活していた。そしてたまと巡り合ったのね。
あなたがいてくれたお陰で私はどんなに助かっていたかわからないわ。猫は魔界の生き物と言われているけれど、それは間違いね。確かに陰の気質を強く惹いてはいるけれど、人間にとっては月と同じように安らぎや癒しをもたらしてくれるから。それだけ霊的な存在、人間に強い影響を与える存在なのよ。だから魔を呼び覚ますのは、あなたたち猫のせいじゃない。周りの人間たちが月や猫の霊力を使って悪用した結果なのよね。そしていつも人間は猫たちに罪を擦り付けてきたんだわ。
喋ることも考えを相手に伝えることもできない私にあなたはいつも力をくれていた。だから、表面上は何も起こらずに今生を送ることができていたけれど、霊的な部分では常に対の魂を巡っての戦いが続いていた。でも、兄を操る魔界の力を抑え続けるには私の肉体が続かなかったの。そして、去年の三月に私はとうとう力尽きてしまい、私の魂も魔界に囚われてしまった。
私は魔界に引きずられる寸前に、最後の力を振り絞ってこの町で暮らす信心深い夫婦にあなたを託すようにしたの。そうしないとあなたも兄の力によって魔界に引きずり込まれてしまうかもしれないから。そうなると最後の頼みの綱も切れてしまって、私や対の魂は神の光が届かない場所に堕ちてしまう。自分勝手だと思われても仕方ないけれど、それだけはどうしても阻止したかった。
あなたがこの家の夫婦に引き取られてからまもなく、兄の魂は私という足枷がなくなったことで完全に乗っ取られてしまった。でも、人間の肉体は魔界のエネルギーに耐え切れなかった。三カ月後に彼は亡くなったわ。魔界にとっては肉体があってもなくてもどうでも良いこと。殻を破ることができて返って好都合だったかもしれない。それで兄の魂を乗っ取った魔王はいよいよ本性を現して、この世を動き回っていたというわけ。彼の活動がどんなに残酷なものだったかは、恨みや憎しみの波動が増長されて、地震や台風など常識の枠を超えた天変地異が現実に起こったことを見ればわかると思うわ。
その間、私は闇に囚われながらも必死で神に祈っていた。どんなに深い闇も私の心の中までは入り込むことができなかったから、私は心の中に灯っている神様の光に向かって祈りを捧げていたの。闇に気付かれないように注意しながら。初めは蝋燭の灯明のようにはかない光だったけど、やがてそれはしっかりとした光へと変わった。私は闇の世界に落とされても神様とつながっていることを確信した。そして時を待った。
私は人間としてこの世に生を受けてから何百回と輪廻、たまと海老蔵さんには難しいでしょうね。つまりね、この世で何回も生まれ変わりを繰り返してきたの。そして魂の修行が最終段階に入った時、神様は私の魂を分けてもう一人の人間を創ったの。それが今ここに横たわっている私の兄なの。だから私と兄の魂は対になる存在。つまり光と影、陰と陽の関係のように切っても切り離せない関係なの。
それだってもう何百年も前の話になるんだけどね。
それからの私の魂の修行は、この世に生まれ変わりながら学ぶのではなくて、守護霊として私の魂から生まれた人間、今生でいうと兄の魂ね。その魂を導くことになったの。そしてこれからの転生の中で学び合いながら魂の向上を目指していくことになっているの。
兄の魂は初めてこの世に送られてきた時はとっても素直だったわ。私も彼の、彼女の時もあったけど、成長のお手伝いをするのがとても楽しかった。歓びが次の歓びを産み、私たちの修行は順風満帆だったわ。
ところが、十八世紀のヨーロッパに兄の魂が上流階級の家庭の娘としてこの世に帰ってきた時のこと。当時のヨーロッパはオカルトブームが盛んで、階級や年齢、職業の枠を超えて各地で交霊会が行なわれていた。当時は爵位とか身分に厳しい時代だったこともあって、彼女は六歳の時に四十歳も歳の離れた公爵のところに嫁ぐことになった。生家を守るためにね。
その公爵が自宅で交霊会を開いたの。その交霊会には当時社交界で有名な霊媒術師が特別に参加していた。彼は黒魔術を使うという噂があったけど、公爵は名声の方だけをみて選択したようね。それが私たちにとってはつまずきの原因だった。守護霊だった私は危険を察知して彼女に信号を送っていたけれど、妨害に遭って上手く伝わらない。彼女も嫌な予感は感じられるのだけれど、公爵夫人として振舞わなければならず、その場から逃れることができなかった。そして、交霊会が始まるとともに私は彼女から引き離されてしまった。
つまりね、彼女をその霊媒術師に乗っ取られてしまったの。彼はとても狡猾だった。その後も屋敷に住むようになって、彼女を取り戻す隙を私に与えなかった。乗っ取られてしまった彼女は、表面上は私が守護していた時と変わらないから周りの誰も気付かない。霊媒術師に操られているなんて夢にも思わなかったでしょうね。夫の公爵でさえ生涯彼女のことを不審に思うことはなかったわ。でも、公爵が六十歳でこの世を去った時から彼女の堕落が始まった。彼女はまだ二十六歳と若かったから、欲望のまま贅沢三昧の暮らしを送った。公爵の築いた地位も名誉も財産も全て失っても欲望が枯れることはなかった。私は何もすることができずに、ただそばで見守っていることしかできなかった。そして、十年後に彼女は斬首されてこの世を去ることになるの。その後も私の元へは戻ることはなく、黒魔術を使う霊媒師と共に地獄よりもさらに深い闇の中に存在する魔界へと堕ちて行った。
私は神様の元に戻り、対の魂の救済を求めた。でも、肉体を持って転生する魂と魂の形で修行する身とでは波動が違いすぎる。まして魔界の住人となった魂を救済することは、本人の意思が光へと向かわない限り神様であっても難しいことだった。
そこで、私は対の魂を救うために、一か八かの賭けに出たの。対の魂が転生するところへ肉体を持って転生することで救済することにしたの。でも、それはとても危険な賭けだった。守護をする力を封印するために、この世では言葉と知恵を持たずに生きることになったから。それでも私は対の魂の傍で暮らすことに喜びを感じて生活していた。そしてたまと巡り合ったのね。
あなたがいてくれたお陰で私はどんなに助かっていたかわからないわ。猫は魔界の生き物と言われているけれど、それは間違いね。確かに陰の気質を強く惹いてはいるけれど、人間にとっては月と同じように安らぎや癒しをもたらしてくれるから。それだけ霊的な存在、人間に強い影響を与える存在なのよ。だから魔を呼び覚ますのは、あなたたち猫のせいじゃない。周りの人間たちが月や猫の霊力を使って悪用した結果なのよね。そしていつも人間は猫たちに罪を擦り付けてきたんだわ。
喋ることも考えを相手に伝えることもできない私にあなたはいつも力をくれていた。だから、表面上は何も起こらずに今生を送ることができていたけれど、霊的な部分では常に対の魂を巡っての戦いが続いていた。でも、兄を操る魔界の力を抑え続けるには私の肉体が続かなかったの。そして、去年の三月に私はとうとう力尽きてしまい、私の魂も魔界に囚われてしまった。
私は魔界に引きずられる寸前に、最後の力を振り絞ってこの町で暮らす信心深い夫婦にあなたを託すようにしたの。そうしないとあなたも兄の力によって魔界に引きずり込まれてしまうかもしれないから。そうなると最後の頼みの綱も切れてしまって、私や対の魂は神の光が届かない場所に堕ちてしまう。自分勝手だと思われても仕方ないけれど、それだけはどうしても阻止したかった。
あなたがこの家の夫婦に引き取られてからまもなく、兄の魂は私という足枷がなくなったことで完全に乗っ取られてしまった。でも、人間の肉体は魔界のエネルギーに耐え切れなかった。三カ月後に彼は亡くなったわ。魔界にとっては肉体があってもなくてもどうでも良いこと。殻を破ることができて返って好都合だったかもしれない。それで兄の魂を乗っ取った魔王はいよいよ本性を現して、この世を動き回っていたというわけ。彼の活動がどんなに残酷なものだったかは、恨みや憎しみの波動が増長されて、地震や台風など常識の枠を超えた天変地異が現実に起こったことを見ればわかると思うわ。
その間、私は闇に囚われながらも必死で神に祈っていた。どんなに深い闇も私の心の中までは入り込むことができなかったから、私は心の中に灯っている神様の光に向かって祈りを捧げていたの。闇に気付かれないように注意しながら。初めは蝋燭の灯明のようにはかない光だったけど、やがてそれはしっかりとした光へと変わった。私は闇の世界に落とされても神様とつながっていることを確信した。そして時を待った。
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