帰ってこい?私が聖女の娘だからですか?残念ですが、私はもう平民ですので   本編完結致しました

おいどんべい

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8.ギルドメンバー

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「おいマリー!困らせたらいけないだろう!あっお嬢さんこんにちは。「平民集い」所属 ガイラです!」

「どっどうも…」

想像していた感じと全然違いますね…
もっとこう…ヤンチャな感じを予想していましたが結構しっかりものなのでしょうか?

「ちょっ!何よガイラ!いきなりやってきて怒るのはないでしょう!」

「何を言っているんだ君は!私は、君があのお嬢さんに迷惑をかけていたから注意していただけだ」

「う~ん分かったわよ…ごめんねマルリちゃん困らせちゃって…」

「いえ、気にしてないので大丈夫ですよ」

「ウッヒョー!マルリちゃん優しい!」

「おい、マリー!すぐそうやって人に抱きつく癖をやめろ!お行儀が悪いだろう!」

「何よガイラ!あんたもその貴族癖やめたら良いじゃない!もう私たちは平民なのよ!」

「幼い頃から染み付いてしまった癖は治しにくいんだ!それに過度なスキンシップは貴族であろうと平民だろうと迷惑こうむるのは変わらないだろう!」

ガイラさんがお父さんでマリーさんが娘みたいですね。
見ててほっこりはしませんが良いものですね。

そのあともガイラさんとマリーさんの口論は続き…
気づけばもう日が暮れていました。

「あの~マリーさん、ガイラさん。もう日が暮れてきていますが大丈夫ですか?」

「「え?あれ?」」

「「うわ~ぁぁぁ!」」

「ガイラがいちいち文句言うから~」

「はっ?私が悪いと言うのかい?」

「えぇ!そうよ!」

あら、また喧嘩が始まってしまいました。
一度始まってしまうとなかなか終わらないようですね。
もう止める気がなくなってきたので2人の喧嘩を眺めていると

ピタッ

2人に喧嘩がすぐに止みそそくさと座り始めました。
そしてしばらくして…またギルドのドアが開きました。
そしたら…

「マリーとガイラ、今日も喧嘩しないで待ってたか?」

ムッキムキの方が優しい声で入ってきました。

2人はというと無言でコクコクと頷いていました。
どうしたのでしょうか?

「あ、君が換金ばぁの言ってたマルリさんかい?ようこそ我がギルド【平民集い】へ。私、ギルド長をやっています。ギガルディです。」

「どっどうも、マルリです。」

「ところで質問なのだがあの2人、今まで喧嘩とかしてなかったかい?」

優しい笑みの裏に隠れている威圧感…。
チラッとマリーさんたちの方を見ると涙目で何か訴えています。

「いえ、全く」

「そうか、良かったよ。もしそうだったらまたお仕置きしなきゃいけなくなっていたからねぇ」

「「ヒィッ」」

どんどんマリーさんたちが涙目になっていきます。
どれほど恐ろしいことをされたのでしょうか?
ですが…私マルリ、決心しました!
ギガルディさんだけは怒らせないと!



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

どうも作者のおいどんべいです。
遅れを取り戻したいと言っていましたが…
全く話が浮かばないと言う危機的状況になっています。
ですが、自分の持っているちっちゃい脳をしっかり使って頑張っていきたいと思います!

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