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║15║猶予は、五分だけ
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朝の台所には、いつもと変わらない穏やかな空気が漂っていた。パンを焼く香ばしい匂い、スープの湯気、グレンの静かな足音。
昨日と同じ朝――そう思ったのも束の間だった。
かすかな車輪の音が、遠くから砂利道を踏みしめるように響いてくる。窓の外に目を向けると、木々の間を抜けて、一台の馬車がこちらへと近づいていた。洗練された紋章が描かれた黒い車体。その時点で、胸の奥に不安が広がる。
やがて馬車がぴたりと家の前で止まり、外で誰かが地面を踏みしめる音がした。
「……王都からの使者です。グレン・ヴァルト殿、およびアストル殿下に、国王陛下より勅命がございます」
扉の向こうから低く響いた声に、僕は手にしていたパンを置く。グレンが静かに立ち上がり、扉の前に立った。
「勅命……?」
僕の呟きに、グレンは一度だけ振り返り、わずかに眉をひそめる。
そして無言のまま扉に手をかけ、ゆっくりと開いた。
現れたのは、黒の制服に金の縁取りをまとった王都の近衛騎士だった。まっすぐな視線が、僕を射抜く。
「アストル殿下に、王より召還命令です。異端の魔力に関する正式な調査と解析のため、ただちに王都へお戻りいただきたい、とのこと」
「……正式な調査、ですか」
グレンの声は冷静だった。でも、よく知っている。あの声の裏に、硬く張り詰めた危機感があるのを。
「ご同行を拒否される場合は、国家命令への反逆とみなすと、陛下より言伝を預かっております」
言葉の終わりに、一瞬の沈黙。僕の心臓が、音を立てて跳ねた。
──反逆。
それは、もう「戻って来てほしい」という願いではなかった。「従え」と、命じるだけの言葉。
グレンがすぐに答えなかったことに気づいて、近衛が一歩、踏み出そうとした瞬間。
「恐れ入ります。ちょうど朝食の途中でして。少しだけ、身支度の時間をいただけますか」
グレンが間に入るようにして僕を庇いながら言った。
落ち着いた低音。礼を欠かさぬ穏やかな物言いだったが——僕にはわかった。グレンは今、静かに時間を稼ごうとしている。
使者は一瞬、迷うように視線を滑らせたのち、軽く頷いた。
「……五分です」
扉が閉じられると、グレンはすぐさま僕の腕をとって、部屋の奥へと導いた。
「殿下、逃げます。……今から、すぐに」
「えっ──でも、それって……」
「王命に背くことになります。私も、殿下も。けれど、あのまま王都へ行けば……殿下の魔力は解析と称して、利用され、拘束される可能性が極めて高い」
「そんな……」
足元が揺れた気がした。夢のように甘い日々は、一瞬で消えてしまった。
でも、そんな僕の手を、グレンが強く握ってくれる。
「殿下を守ると、私は決めました。あの命令がどれほど重くとも、関係ありません。あなたが『戻りたくない』と思うなら、私は共に逃げます」
「……グレン……」
頭が真っ白になる中で、たった一つだけ確かなものがあった。
彼の手のぬくもり。
それを離したくないと、心から思った。
「……行こう。グレンとなら、どこへでも行く」
「……かしこまりました」
静かに、けれど確かな決意をもってグレンはうなずく。静かに目を合わせ、僕たちはすぐさま準備に取りかかった。
グレンが準備を整えるあいだ、僕はできるだけ静かに、自分の部屋で少しの着替えと魔力抑制用の薬草を袋に詰めた。震える指先を無理やり動かして、荷物をまとめる。
──本当に、行くんだ。王都から、王宮から、すべてから。
一階に戻ると、グレンがすでに食料や水を詰めた袋を背負って、僕を待っていた。
「準備は……」
「万全ではありませんが、あとは逃げながら考えましょう」
ふっと口元を緩めたグレンの顔は、いつもと変わらない落ち着きに満ちていた。その姿に、不安でぐらついていた心が、すっと落ち着いていく。
彼のそばにいれば、大丈夫だ。
僕たちは静かに裏口へと向かった。正面には使者が立っているが、裏口に見張りの気配はない。
「まさか、殿下が勅命に背くとは思っていないのでしょう」
低くつぶやいたグレンが扉をそっと開ける。外の様子を一瞬だけ確認し、無言でうなずいた。
僕もうなずき返し、そのまま彼の後に続く。
裏口から家を出て、足音を殺すように森の中へ。人目を避けるように、小道を辿って奥深くへと進んだ。
空は灰色に染まり、山の風が肌を打つ。
歩きながら、グレンが簡易的な隠蔽魔法をかけてくれた。僕の魔力が漏れないよう、特別に調整された編み方で。彼が僕のために何度も練習してくれていた魔法だ。
「これで、追手の魔術師でもすぐには見つけられません。ただ……持って二、三日が限界です」
「それでも、ありがとう。……助かる」
「感謝の言葉は必要ありませんよ。私はあなたの騎士ですから」
そう言って微笑むその顔が、やけにやさしくて──胸が締めつけられた。
森を抜け、丘を越え、ようやく人気のない小さな川辺に辿り着いたころには、すっかり日が暮れていた。
今夜はここで野宿にすることに決め、小さな焚き火を起こす。
草むらの中、薄い毛布を広げると、グレンが僕のそばに腰を下ろした。
「寒くありませんか?」
「……少しだけ。でも、平気」
「よろしければ、私の隣に」
彼が軽く肩を広げてくれて、僕は遠慮がちにその胸元へ身を寄せた。グレンの身体は思った以上にあたたかくて、じんわりと僕の体温を包んでくれる。
火のはぜる音と、夜の虫の声。そんな中で、不意に彼がぽつりと呟いた。
「本当は、もっと穏やかな形で、あなたを連れて行きたかった。こんなふうに追われながらじゃなく、旅をして、外の世界を楽しんでもらえるような──そんな時間を」
「……それは、また今度だね」
「……え?」
「今度、一緒に逃げてなくて、ゆっくりできる時が来たら、その時にお願いする。……グレンとの旅、楽しみにしてるから」
グレンの肩が、ほんの少しだけ震えた。笑ったんだと、すぐにわかった。
「……はい。必ず、実現しましょう」
目を閉じた僕の額に、グレンの唇がふわりと触れる。
静かで、やさしいキス。でも、それだけでは終わらなかった。
グレンの手が僕の頬に添えられ、唇がもう一度、ゆっくりと重なる。
いつもよりも、少しだけ長く。ぬくもりが深く、甘く染みてくる。
「……ん……」
喉の奥から、微かな声が漏れてしまった。グレンが驚いたように少しだけ離れたけれど、すぐに真剣な目で僕を見つめる。
「すみません……少し、力が入ってしまって」
「……いいよ。僕も、グレンに触れてもらえると……落ち着くから」
「……ありがとう、ございます」
再び近づいた唇が、今度はそっと頬に触れて、静かに夜の空気に溶けていった。
恐怖や不安は、まだすぐそこにある。それでも、彼の腕の中でなら、僕はきっと進んでいける。
──明日が、どんな運命でも。
昨日と同じ朝――そう思ったのも束の間だった。
かすかな車輪の音が、遠くから砂利道を踏みしめるように響いてくる。窓の外に目を向けると、木々の間を抜けて、一台の馬車がこちらへと近づいていた。洗練された紋章が描かれた黒い車体。その時点で、胸の奥に不安が広がる。
やがて馬車がぴたりと家の前で止まり、外で誰かが地面を踏みしめる音がした。
「……王都からの使者です。グレン・ヴァルト殿、およびアストル殿下に、国王陛下より勅命がございます」
扉の向こうから低く響いた声に、僕は手にしていたパンを置く。グレンが静かに立ち上がり、扉の前に立った。
「勅命……?」
僕の呟きに、グレンは一度だけ振り返り、わずかに眉をひそめる。
そして無言のまま扉に手をかけ、ゆっくりと開いた。
現れたのは、黒の制服に金の縁取りをまとった王都の近衛騎士だった。まっすぐな視線が、僕を射抜く。
「アストル殿下に、王より召還命令です。異端の魔力に関する正式な調査と解析のため、ただちに王都へお戻りいただきたい、とのこと」
「……正式な調査、ですか」
グレンの声は冷静だった。でも、よく知っている。あの声の裏に、硬く張り詰めた危機感があるのを。
「ご同行を拒否される場合は、国家命令への反逆とみなすと、陛下より言伝を預かっております」
言葉の終わりに、一瞬の沈黙。僕の心臓が、音を立てて跳ねた。
──反逆。
それは、もう「戻って来てほしい」という願いではなかった。「従え」と、命じるだけの言葉。
グレンがすぐに答えなかったことに気づいて、近衛が一歩、踏み出そうとした瞬間。
「恐れ入ります。ちょうど朝食の途中でして。少しだけ、身支度の時間をいただけますか」
グレンが間に入るようにして僕を庇いながら言った。
落ち着いた低音。礼を欠かさぬ穏やかな物言いだったが——僕にはわかった。グレンは今、静かに時間を稼ごうとしている。
使者は一瞬、迷うように視線を滑らせたのち、軽く頷いた。
「……五分です」
扉が閉じられると、グレンはすぐさま僕の腕をとって、部屋の奥へと導いた。
「殿下、逃げます。……今から、すぐに」
「えっ──でも、それって……」
「王命に背くことになります。私も、殿下も。けれど、あのまま王都へ行けば……殿下の魔力は解析と称して、利用され、拘束される可能性が極めて高い」
「そんな……」
足元が揺れた気がした。夢のように甘い日々は、一瞬で消えてしまった。
でも、そんな僕の手を、グレンが強く握ってくれる。
「殿下を守ると、私は決めました。あの命令がどれほど重くとも、関係ありません。あなたが『戻りたくない』と思うなら、私は共に逃げます」
「……グレン……」
頭が真っ白になる中で、たった一つだけ確かなものがあった。
彼の手のぬくもり。
それを離したくないと、心から思った。
「……行こう。グレンとなら、どこへでも行く」
「……かしこまりました」
静かに、けれど確かな決意をもってグレンはうなずく。静かに目を合わせ、僕たちはすぐさま準備に取りかかった。
グレンが準備を整えるあいだ、僕はできるだけ静かに、自分の部屋で少しの着替えと魔力抑制用の薬草を袋に詰めた。震える指先を無理やり動かして、荷物をまとめる。
──本当に、行くんだ。王都から、王宮から、すべてから。
一階に戻ると、グレンがすでに食料や水を詰めた袋を背負って、僕を待っていた。
「準備は……」
「万全ではありませんが、あとは逃げながら考えましょう」
ふっと口元を緩めたグレンの顔は、いつもと変わらない落ち着きに満ちていた。その姿に、不安でぐらついていた心が、すっと落ち着いていく。
彼のそばにいれば、大丈夫だ。
僕たちは静かに裏口へと向かった。正面には使者が立っているが、裏口に見張りの気配はない。
「まさか、殿下が勅命に背くとは思っていないのでしょう」
低くつぶやいたグレンが扉をそっと開ける。外の様子を一瞬だけ確認し、無言でうなずいた。
僕もうなずき返し、そのまま彼の後に続く。
裏口から家を出て、足音を殺すように森の中へ。人目を避けるように、小道を辿って奥深くへと進んだ。
空は灰色に染まり、山の風が肌を打つ。
歩きながら、グレンが簡易的な隠蔽魔法をかけてくれた。僕の魔力が漏れないよう、特別に調整された編み方で。彼が僕のために何度も練習してくれていた魔法だ。
「これで、追手の魔術師でもすぐには見つけられません。ただ……持って二、三日が限界です」
「それでも、ありがとう。……助かる」
「感謝の言葉は必要ありませんよ。私はあなたの騎士ですから」
そう言って微笑むその顔が、やけにやさしくて──胸が締めつけられた。
森を抜け、丘を越え、ようやく人気のない小さな川辺に辿り着いたころには、すっかり日が暮れていた。
今夜はここで野宿にすることに決め、小さな焚き火を起こす。
草むらの中、薄い毛布を広げると、グレンが僕のそばに腰を下ろした。
「寒くありませんか?」
「……少しだけ。でも、平気」
「よろしければ、私の隣に」
彼が軽く肩を広げてくれて、僕は遠慮がちにその胸元へ身を寄せた。グレンの身体は思った以上にあたたかくて、じんわりと僕の体温を包んでくれる。
火のはぜる音と、夜の虫の声。そんな中で、不意に彼がぽつりと呟いた。
「本当は、もっと穏やかな形で、あなたを連れて行きたかった。こんなふうに追われながらじゃなく、旅をして、外の世界を楽しんでもらえるような──そんな時間を」
「……それは、また今度だね」
「……え?」
「今度、一緒に逃げてなくて、ゆっくりできる時が来たら、その時にお願いする。……グレンとの旅、楽しみにしてるから」
グレンの肩が、ほんの少しだけ震えた。笑ったんだと、すぐにわかった。
「……はい。必ず、実現しましょう」
目を閉じた僕の額に、グレンの唇がふわりと触れる。
静かで、やさしいキス。でも、それだけでは終わらなかった。
グレンの手が僕の頬に添えられ、唇がもう一度、ゆっくりと重なる。
いつもよりも、少しだけ長く。ぬくもりが深く、甘く染みてくる。
「……ん……」
喉の奥から、微かな声が漏れてしまった。グレンが驚いたように少しだけ離れたけれど、すぐに真剣な目で僕を見つめる。
「すみません……少し、力が入ってしまって」
「……いいよ。僕も、グレンに触れてもらえると……落ち着くから」
「……ありがとう、ございます」
再び近づいた唇が、今度はそっと頬に触れて、静かに夜の空気に溶けていった。
恐怖や不安は、まだすぐそこにある。それでも、彼の腕の中でなら、僕はきっと進んでいける。
──明日が、どんな運命でも。
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