幼馴染と一緒に異世界に召喚されたら全裸でした

krm

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45.武器鍛冶職人でした

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「お疲れ様~♪」
2人並んでソファの上に座る俺達を見て、ルシアンはニコニコしている。
陽平の股間が元のサイズに戻っているのを見て察したのだろう……。ちょっと恥ずかしい……。
俺たちの正面には、レオンとルシアンが並んで座っていた。太陽はベビーベッドで寝ている。
「それで、ダンジョンで何があったのか聞かせてくれるかな?」
ルシアンはウキウキしながら聞いてきた。
「はい……えっと……」
俺たちは、2人に事の経緯を説明した。
「なるほどね……それは大変だったね。でも、無事に戻って来れて良かったよ」
ルシアンは安堵した様子だ。レオンもうなずく。
「まさかそんなエッチなダンジョンだったとは……僕たちもちょっと行ってみたくなっちゃうね♡」
ルシアンはレオンに冗談っぽく言って笑っている。
「お前なあ……」
そんなルシアンを見て、レオンは呆れ顔になっていた。
レオンはこんな感じで、いつもルシアンに振り回されているのかもしれない。
でも、なんだか憎めない性格なんだよな。

「それはさておき、無事にオリハルコンを手に入れたんだね!」
ルシアンはさらっと話題を変えた。
「はい、これです!」
「おお~!すごい輝きだ。それに、なめらかで美しいねぇ」
ルシアンは目を輝かせている。
「これが、伝説の金属か……」
レオンは感慨深そうに見入っていた。
「じゃあさっそく『帰還の腕輪』を作ろうか」
ルシアンは張り切った様子で立ち上がる。
「帰還の指輪……それが元の世界に戻るために必要なアイテムなんですね」
「ああ、そうだよ。これには少しだけ特殊な加工が必要でね……。まあ、やってみようじゃないか」
そう言うとルシアンは作業台に向かった。レオンが作業台の椅子に座る。
「君たちが着けて帰ってきた指輪も素材に使うね」
そう言って、ルシアンは2つの指輪を持ってきた。
「これは、強い魔法力が込められていてね。これを材料にすればより強い効果が期待できそうだよ」
そう言いながら、レオンとルシアンは作業を始める。
何かの液体をかけると、オリハルコンが柔らかくなっていった。それをレオンが金槌で叩いていく。
カンッ……カン……
一定のリズムを刻んで叩かれる音が響いた。まるで武器鍛冶職人のようだ。
「よし、こんなもんでいいだろう」
オリハルコンが2つの塊になったところで、レオンが満足そうに言う。
「次は、魔法力を込めていくよ」
そう言うと、ルシアンは呪文を唱え始めた。
『我が魔力を糧とし、異界への帰還の門の鍵となれ……』
すると、ルシアンの手から光が溢れ出す。それは徐々に広がっていき、部屋全体を包み込んだ。
しばらくして、光は徐々に収束していく。そこには、美しく輝く腕輪が2つあった。
「これで完成だよ」
ルシアンは笑顔を浮かべながら、腕輪を俺たちに渡した。俺の腕輪には赤い宝石が、陽平の腕輪には青い宝石が埋め込まれている。
「すごい……本当にできちゃった」
俺は思わず呟いていた。
「僕とレオンが作るんだからね。失敗するわけないんだよ」
ルシアンは自慢げに笑っている。
「ありがとうございます!これを異世界に繋がるゲートで使えば、元の世界に戻れるんですね?」
俺は確認するように聞いた。
「そうだよ。あとは、ゲートでそれを腕に嵌めて呪文を唱えるだけさ」
ルシアンの言葉を聞いて、俺は安堵のため息をつく。
「やっと帰れるんだな……」
俺はしみじみと言った。これでやっと家族や友人にも会える。
「うん……長かったようなあっという間だったような……」
陽平は遠い目をしながら言っている。
元の世界には戻りたいが、この世界の人々と別れるのは寂しい気がした。
「じゃあ、帰る日が決まったら教えてくれ」
レオンが優しい口調で言う。
「わかりました!どうもありがとうございました」
俺たちは頭を下げた。
「寂しくなるねぇ……」
ルシアンは悲しげな表情をしている。元の世界に帰ったらもう二度と会えなくなってしまうのだ。
「そんな顔しないでくださいよ……僕たちも寂しいです」
陽平はしょぼんとしながら言う。俺も同じ気持ちだ。でも、いつまでもここにいることはできない。
「それでは、家に帰ります」
「ああ、気をつけてね」

太陽を抱っこして外に出ると、もうすっかり夜だった。
夜風が少し肌寒くて、なんだか切なくなる。陽平はずっと黙っていた。きっと同じ気持ちなのだろう。俺たちは手を繋いで歩いて帰った。
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