幼馴染と一緒に異世界に召喚されたら全裸でした

krm

文字の大きさ
54 / 57
番外編2【レオン×ルシアン】

夫と一緒にダンジョンに挑戦したら最終的に全裸でした(1)

しおりを挟む
「よぉーっし、いざ、ダンジョンへ、レッツゴー!」
「なんでそんなノリノリなんだよ……」

僕、ルシアンは、夫のレオンとダンジョンに挑戦しようとしていた。


タイチとヨウヘイが元の世界に帰ってから2年が経った。
僕は、彼らの世界と僕らの世界を繋ぐ方法はないか、研究を進めている。
二つの世界を繋ぐ鍵となっているのが、「帰還の腕輪」だ。
その素材になるオリハルコンを手に入れるため、レオンとダンジョンにやって来たのだ。

このダンジョンといえば、タイチとヨウヘイがとんでもなくエロい目に合っていた場所である。
レオンはかなり渋っていたが、なんとか説得して連れて来たのだ。
「レオンが一緒に行ってくれないなら他の人と行くもん!」と言ったらブチ切れられただけとも言う。
別に試すつもりはなかったけれど、レオンはちゃんと僕のことを愛しているって分かって嬉しかった。
あの日の夜は久しぶりに激しかったなぁ……ぐふふ。

「おい、なんかまたろくでもないこと考えてるな……」
思い出し笑いをしていたら、レオンに気づかれてしまった。
「そんなことないよぉ~!さ、行こ行こ!」
レオンの背中を押して、2人でダンジョンへ突入する。

タイチたちから、まず最初のトラップは、媚薬液のシャワーだと聞いていた。
なので、あらかじめ防水魔法を身体の表面に施しておいたのだ。
広い空間へ出ると、すかさず上から大量の媚薬液が降ってくる。
完璧な魔法により、僕たちは一滴も身体にかかることなく進んで行った。

「あれ?これ以上進めない……」
明らかに道は続いているのに、先に進めなくなってしまう。
解析魔法を使ってみると、媚薬液で発情している状態でないと通れなくなっているようだった。
「はぁ!?なんだよそのトラップ……」
レオンが呆れたように言う。
「まぁ仕方ないよ。そういうダンジョンなんだねぇ、ここは」
防水魔法を解除し、2人でさっきの広間へ戻った。
すぐに上から大量の水が降ってきて、びしょ濡れになる。
「うわっ……気持ち悪いな……」
レオンが自分の身体を見下ろしながら言った。
「あー……、服脱いで来た方が良かったかもね」
「そうか……。そうだな」
レオンは躊躇なく上着を脱ぎ捨てた。上半身裸になり、こちらを見る。
「じゃ、先に進むぞ」
そのまま歩き出した。
えぇ……男らしい……。ちょっと惚れ直したかも……。
「あ、ねぇ待って!」
慌ててレオンを追いかけようとすると、ぬるぬるした床に足が滑る。
尻もちをつくようにして転んでしまった。
「いてて……」
「何やってんだお前……」
レオンが振り返り、手を差し伸べてくれる。
僕はその手を掴もうとしたが、床についている方の手が滑ってバランスを崩してしまった。
「ひゃあっ!」
媚薬液で全身ずぶ濡れになっていたせいで、床の石畳で滑りやすくなっているようだ。再び尻もちをついた瞬間、僕は足を閉じられなくなってしまった。
「おい、どうした……」
「ちょっ!待って、見ないでレオン!」
恥ずかしくて思わず叫んでしまう。僕は、まるでレオンに股間を見せつけるような体勢になってしまっているのだ。しかも、媚薬液のせいで股間はビンビンに興奮している。
「お、おう……」
目を逸らしてくれているものの、レオンの顔は真っ赤になっていた。
「ほら、掴まれよ」
レオンはこちらを見ないようにしながら、腕を差し出してくれる。たくましい腕にしがみついて、なんとか立ち上がることができた。
「よし、じゃあ進むぞ」
気を取り直すように言って、レオンが再び歩き出す。
「うん、行こう……わぁ!」
進もうと思ったところで、またバランスを崩して転びそうになってしまった。
「大丈夫か?」
レオンが腕を掴んでくれたおかげで、なんとか踏みとどまる。
「ごめん、ありがとう。なんかこの媚薬液のせいで上手く歩けないみたいなんだよね……」
「一緒に歩いてやるから、ゆっくり進もうぜ」
「ありがと~」
結局、レオンに寄り添って歩くことになった。
次挑戦する時には、滑りにくい靴にしないといけないな。

レオンと腕を組んで、ピッタリとくっついて歩いていく。
なんかこういうの久々だな……と思い、レオンの肩に頭を乗せた。
レオンの体温を感じながら歩いていると、段々と気分が高まってくる。
すると、急にレオンが僕の腰に腕を回してきた。
「ルシアン、あんまり動くなよ……」
「え?なに?」
「いや、なんでもない……」
レオンは僕から視線を外すと、また前を向いてしまった。
なんかおかしい……。レオンの様子が変な気がする。
さっきから僕の胸とか太もものあたりをちらちら見てるし。
なんか、緊張してる感じ?顔も赤いし……。
「レオン、どうかしたの?」
「いや……別に……」
そう言いつつも、目を合わせてくれない。なんか怪しい……。
まぁいいか。今はこのダンジョンの攻略が優先だ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思います

緑虫
BL
第三王子の十歳の生誕パーティーで、王子に気に入られないようお城の花園に避難した、貧乏男爵令息のルカ・グリューベル。 知り合った宮廷庭師から、『ネムリバナ』という水に浮かべるとよく寝られる香りを放つ花びらをもらう。 花園からの帰り道、噴水で泣いている少年に遭遇。目の下に酷いクマのある少年を慰めたルカは、もらったばかりの花びらを男の子に渡して立ち去った。 十二歳になり、ルカは寄宿学校に入学する。 寮の同室になった子は、まさかのその時の男の子、アルフレート(アリ)・ユーネル侯爵令息だった。 見目麗しく文武両道のアリ。だが二年前と変わらず睡眠障害を抱えていて、目の下のクマは健在。 宮廷庭師と親交を続けていたルカには、『ネムリバナ』を第三王子の為に学校の温室で育てる役割を与えられていた。アリは花びらを王子の元まで運ぶ役目を負っている。育てる見返りに少量の花びらを入手できるようになったルカは、早速アリに使ってみることに。 やがて問題なく眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、しがない男爵令息にすぎない平凡なルカには手の届かない存在になっていく。 次第にアリに対する恋心に気づくルカ。だが、男の自分はアリとは不釣り合いだと、卒業を機に離れることを決意する。 アリを見ない為に地方に移ったルカ。実はここは、アリの叔父が経営する領地。そこでたった半年の間に朗らかで輝いていたアリの変わり果てた姿を見てしまい――。 ハイスペ不眠攻めxお人好し平凡受けのファンタジーBLです。ハピエン。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

聖獣召喚に巻き込まれた俺、モフモフの通訳をしてたら冷徹騎士団長に外堀を埋められました

たら昆布
BL
完璧っぽいエリート騎士×無自覚な愛され系

姉の婚約者の心を読んだら俺への愛で溢れてました

天埜鳩愛
BL
魔法学校の卒業を控えたユーディアは、親友で姉の婚約者であるエドゥアルドとの関係がある日を境に疎遠になったことに悩んでいた。 そんな折、我儘な姉から、魔法を使ってそっけないエドゥアルドの心を読み、卒業の舞踏会に自分を誘うように仕向けろと命令される。 はじめは気が進まなかったユーディアだが、エドゥアルドの心を読めばなぜ距離をとられたのか理由がわかると思いなおして……。 優秀だけど不器用な、両片思いの二人と魔法が織りなすモダキュン物語。 「許されざる恋BLアンソロジー 」収録作品。

幼馴染が結婚すると聞いて祝いに行ったら、なぜか俺が抱かれていた。

夏八木アオ
BL
金髪碧眼の優男魔法使いx気が強くてお人好しな元騎士の幼馴染の二人です。

紳士オークの保護的な溺愛

flour7g
BL
■ 世界と舞台の概要 ここはオークの国「トールキン」。 魔法、冒険者、ギルド、ダンジョン、獣人やドラゴンが存在する、いわゆる“典型的な異世界”だが、この国の特徴はオークが長命で、理知的な文明社会を築いていることにある。 トールキンのオークたちは、 灰色がかった緑や青の肌 鋭く澄んだ眼差し 鍛え上げられた筋骨隆々の体躯 を持ち、外見こそ威圧的だが、礼節と合理性を重んじる国民性をしている。 異世界から来る存在は非常に珍しい。 しかしオークは千年を生きる種族ゆえ、**長い歴史の中で「時折起こる出来事」**として、記録にも記憶にも残されてきた。 ⸻ ■ ガスパールというオーク ガスパールは、この国でも名の知れた貴族家系の三男として生まれた。 薄く灰を帯びた緑の肌、 赤い虹彩に金色の瞳孔という、どこか神話的な目。 分厚い肩と胸板、鍛え抜かれた腹筋は鎧に覆われずとも堅牢で、 銀色に輝く胸当てと腰当てには、代々受け継がれてきた宝石が嵌め込まれている。 ざらついた低音の声だが、語調は穏やかで、 貴族らしい品と、年齢を重ねた余裕がにじむ話し方をする。 ● 彼の性格 • 極めて面倒見がよく、観察力が高い • 感情を声高に表に出さないが、内側は情に厚い • 責任を引き受けることを当然のように思っている • 自分が誰かに寄りかかることだけは、少し苦手 どこか「自分は脇役でいい」と思っている節があり、それが彼の誠実さと同時に、不器用さでもあった。 ⸻ ■ 過去と喪失 ――愛したオーク ガスパールはかつて、平民出身のオーク男性と結ばれていた。 家柄も立場も違う相手だったが、 彼はその伴侶の、 不器用な優しさ 朝食を焦がしてしまうところ 眠る前に必ず手を探してくる癖 を、何よりも大切にしていた。 しかし、その伴侶はすでにこの世を去っている。 現在ガスパールが暮らしているのは、 貴族街から少し離れた、二階建ての小さな屋敷。 華美ではないが、掃除が行き届き、静かな温もりのある家だ。 彼は今も毎日のように墓参りを欠かさない。 それは悲嘆というより、対話に近い行為だった。 ⸻ ■ 現在の生活 ガスパールは現在、 街の流通を取り仕切る代表的な役職に就いている。 多忙な職務の合間にも、 洗濯、掃除、料理 帳簿の整理 屋敷の修繕 をすべて自分でこなす。 仕事、家事、墓参り。 規則正しく、静かな日々。 ――あなたが現れるまでは。

悪役令嬢の兄、閨の講義をする。

猫宮乾
BL
 ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。

処理中です...